バリー・ライガのレビュー一覧

  • ラスト・ウィンター・マーダー
    シリーズをこんなにも一気読みしたのは久しぶりで、最後まで映画を観ているような感覚で楽しめました。みんな無茶をするのでハラハラしてばかり。でもそこが良い(エンタメ大好き)
    首謀者に関してはやっぱりお前か!になってしまったものの、今回もそこへ辿り着くまでにたっぷりワクワクしました。特にビリーの教育を存分...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    タイトル買いした本書。本屋さんって、こういう出会いがあるから大好きです。

    私は中身が少年なので、とても面白く読みました。読みました というより、まるで映画を観ているようでした。ものすごく読みやすい。
    親友がとびきり楽しいやつで、一緒に悪さをしたり軽口をたたいたり、かわいい恋人がいて、癒されたり不安...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    自分が何者なのかどうなってしまうのか自分でわからないのが思春期。しかも連続殺人鬼の息子なら尚更。
    父から殺人の知識と技術を教えられたジャズ。町で起こる殺人事件。自分が殺人鬼にならないために犯人を捕らえようとする。
    自分の中に父と同じ殺人者の心があるのではと怯えるジャズ。これは怖い。自分の感情や思考が...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    だんだん全貌が見えてきたところでおぉと唸ってしまった。ジャズが強い。
    ...ビリーってもしや優しいんじゃないの。
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    「さよなら、シリアルキラー」シリーズ三部作の完結編。ぶつ切りで終わった前作と違い、今作は最後まで手抜かりなくきっちりと描き切っている。果たして主人公のジャズは殺人を犯すのか?という命題の熱を冷まさずに最後まで引っ張りつつ、誰もが認める大団円にまで持って行ったのには驚嘆に値する。主人公以外に止められな...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    ぶっちゃけ黒幕の正体は読めなかった。
    中盤以降(看護師が登場するとこ)で漸く「ん??もしかして……」となるけど、ジャズを襲う試練は想像以上に過酷で残酷。なのでビリーとの直接対決からの怒涛の展開は、作中の言葉を借りるとアドレナリンでっぱなしで大興奮。

    裏切られ続けたジャズの心情を思うと痛々しいですが...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    以前続編が平積みになってるのを見かけて惹かれたのだが、一巻目が見当たらなかったので買うのを断念したシリーズ。
    書店は最新刊だけ並べるのでなく、既刊もそろえていてほしい……(何十冊とでてるなら別だが、当時はまだ二冊目だったし)

    今回は漫画家が帯と表紙を描くフェアに便乗して購入。リボーンの天野明さんの...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    『青春ミステリー』なんて言う生易しいもんじゃないなぁ。連続殺人犯の息子として生きるジャズ。それも、シリアルキラーとして洗脳されて。僕は殺さない……葛藤と苦悩のジャズを支える恋人と、親友。殺人鬼にならないように何度も何度も自分に問いかけるジャズ。父親ビリーとの対面の時は、ジャズがビリーに飲まれてしまう...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    壮絶な生い立ちと真実に読んでる私が苦しかったです。ただ、ジャズにはジャズを見守る友人や恋人、恋人の父親……が居ることが救いでした。一作目、二作目は仲間と事件を追いかける『青春ミステリー』なのかも?知れないけど、シリーズ三作目は辛いだけでした。人は大事……ジャズの未来が平和で静かな日常であるように願い...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    いやー面白かった!全三部作、途中でダレることもなく(主人公のガールフレンドと親友が自分勝手に動いてアレコレしちゃってたときはバカ!!と思ってたけど) きちんと、ほぼ全てに落とし前をつけてくれたところも良かった。
    YA向けとは思えない濃密でかなり凄惨な描写もある作品だけど、その陰にはいつでも他者への思...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    近年稀に見る素晴らしい作品でした。
    主人公の自分を保ち続ける強い精神力には驚きを隠せない。ユーモアに隠された男の子の友情。いいね!ジャズお前はほんとに強い子だぜ!最高でした。
  • 殺人者たちの王
    前作の事件が終わって数か月後、ジャズの元にニューヨーク市警が事件協力を請いに来るところから始まります。
    帽子と犬のマークをつける連続殺人事件。

    最初は渋るものの関わるうちに泥沼にずぶずぶハマっていくのがすごく怖い。けど面白い・・・!!

    親友と恋人も彼を助けたいがためにやっぱり仄暗い泥沼に入ってい...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    すごい展開です。ジャズにはとてもつらいことだけど、その気持ちはわかるけど、いよいよ真打ち登場、という流れにはしびれました。しかし、たいへんな境遇ですね。殺人者にならないでいられることに、むしろ驚嘆します。やはり、周りにいる人の暖かさですね。育ちとその環境が、人に大きな影響を与えるのだ、ということに改...続きを読む
  • ラスト・ウィンター・マーダー
    前作「殺人者たちの王」のラストで、三者三様の危機に陥ったジャズ、コニー、ハウイーの3人。
    当然ながら、その危機が続いたままの状況から幕を開け、どうなるのか固唾を飲みつつページをめくる手が最後まで止まることはありませんでした。

    本作では、ビリーを倒すために、ジャズが吹っ切れたかのように自分の持てるあ...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    海外ミステリーを読んだのはほぼ初めて(シャーロックホームズくらい)なので緊張しましたが案外入り込めました。
    私には犯人が意外でびっくりしました。

    そして主人公のジャズに心情も物語の主軸になっていて胸を締め付けられました。
    父が連続殺人犯で幼少期から教え込まれたためにその呪縛から逃げられない。
    父と...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    この作品の読みどころは3つ。
    ①史上最悪の連続殺人犯の父に「殺人犯」としての英才教育を受けた17歳の高校生ジャズが主人公
    ②街で起こった殺人事件の犯人追及
    ③ジャズとハウイーの友情
    この3つだろう。
    もしかしてぼくは殺人犯の血を潜伏させているだけかも…と言う自分の土台を疑いながら生きているジャズにと...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    シリアルキラーの父を持つ少年の話、海外の作品にしては読みやすかったと思う。スピード感があり、面白かった。
  • 殺人者たちの王
    えええ、そんなぁぁ。。
    最後まで読んで思わず声が出た。
    確かに海外ドラマのように映像が浮かび
    楽しく読んでいたけれど
    海外ドラマのようにクリフハンガーな
    幕切れになるとは。

    前作「さよなら、シリアルキラー」は
    続きがありそうな終わり方ではあったものの
    事件としては解決していたし、
    読み終わって、一...続きを読む
  • 殺人者たちの王
    待って待って!これ前編じゃないか!3作目セットで買っておいて良かった(発刊当時、3作目を待ったファンの方、やきもきしただろうな)

    前作と違ってジャズ、コニー、ハウイーが別々に行動しているので心配でたまりません。歯止め役だと思ってたコニーが実は結構無茶をする子で心配だし(無茶は全部ジャズのためなのだ...続きを読む
  • さよなら、シリアルキラー
    アメリカの田舎町で起きた連続殺人事件を独自の立場で追う17才のジャズ。獄中の父親は全米を震撼とさせたシリアルキラー。
    殺人の手ほどきを受けながら育ったジャズは父の血が流れている自分を常に恐れている。悩みを抱えながらも事件解明に突っ走る彼に寄り添う友人と恋人。3人の会話が生き生きしていてホッとする。父...続きを読む