バリー・ライガのレビュー一覧

  • 殺人者たちの王

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    三部作の2作目。これは三冊一気に読んだほうがよいかも。少なくとも三作目早く読みたい。青春ミステリとあるが決して軽いわけじゃないです。

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    2016年07月17日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    ネタバレ

    待ち遠しかった。寸暇を惜しんで、まさに貪るようにと言えるくらいな勢いで読んだ。
    予想をはるかに上回る展開……。ジャズの境遇の悲惨さに絶句。
    でも最後まで踏みとどまった彼の強さに心を打たれた。どんな終わり方か心配したけど読後感悪くなかったので読み終わったあと気持ちよく眠りにつけた。
    そして……あぁ、面白かった本を読み終えた後の独特の寂しさを今は感じている。

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    2016年07月12日
  • さよなら、シリアルキラー

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    こういうジャンルでは初めて接するYAテイスト。面白かったです。主人公が少年なので、陰惨な事件がこれでもか、と続いても、軽いタッチで読めてしまいます。ビリーとの監獄での対面シーンは「羊たちの沈黙」を思い出しました。展開は濃かったのに、ラストは割とあっけなかったです。続編も、もちろん読みます!

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    2016年07月07日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    ジャスパーは撃たれて閉じ込められ、コニーはビリーに捕まり、ハウイーは入院してしまう。三者三様でピンチに陥る状況からどのように脱出するのか、ビリーとの決着はどうなるのか、ジャスパーの母親は助けられるのか。
    色々と冒険要素が強くサスペンスのように展開が早く面白かった。オチも少し意表を突かれた。なんとなくグーニーズを思い出した。

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    2016年06月11日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    「えっ、ここで終わるの?」と思った前作から半年。
    「お待ちしてましたよ、さぁ、続き!」とばかりに頁を捲るも意外に覚えてなかったので少し前作の終わりを読んでから読んだ。
    前作2作のビリーはジャズの頭の中で語ったり、過去のセリフだったり面接室のプレートを1枚隔てた所で時間制限で話すという「直に」がなかった。しかし今回ジャズばかりでなくコニーも「直に」ビリーと話す。
    ビリーとの会話はまるでホラー(爆)捲る頁は止まらないけど終始ドキドキしていた。読んでる時にもし背中を叩かれようものなら声を挙げてたと思う。
    ジャズの周りには人がいる。友人・恋人だけでなく見てくれてる人がいる。
    ジャズの姿を見ていると人の

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    2016年06月06日
  • さよなら、シリアルキラー

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    面白かった。
    猟奇大量殺人だけど、王道の青春小説。
    自分は何者で、何を為し、何になれるのか。
    アメリカでも日本でも青春の描き方に大きな違いはないらしい(…と言えるほどこの手の本は読まないけど)。
    ユーモア溢れるちょっとヘタレな親友と、真っ直ぐでしっかり者の恋人が主人公を支える様子は、眩しくて暖かい。
    でも、文庫で1200円って高い…。

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    2016年04月25日
  • 殺人者たちの王

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    ネタバレ

    なんて終わり方なの全く!続きはいつでるの?こんなことなら三冊目が出てから2、3と一気に読めばよかった。ものすごい焦らし方!。あ〜待ち遠しいことです。
    1冊目よりジャズが追い詰められてきた感が強くなって心配。
    そして原題は「GAME」なのに邦題が「殺人者たちの王」なんだ……。

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    2016年03月12日
  • さよなら、シリアルキラー

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    ネタバレ

    お父さんの呪縛から逃れようと苦悩する主人公が新鮮だった。友達や恋人の存在が心の拠り所になっていて、それが凄く真摯に伝わってきた。続きが楽しみ!頑張れ٩(ˊᗜˋ*)وジャズ!!

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    2016年03月05日
  • 殺人者たちの王

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    三部作の第二弾。
    シリアルキラーを父に持つジャスパーはニューヨークで起こってる連続殺人事件に巻き込まれる。そこに父の影を感じるジャスパーは警察と協力し捜査する。一方、ジャスパーの彼女もジャスパーの手助けをするが…。
    シリアスな展開だがキャラクターが良いので楽しく読める。ただ次の最終巻に向けた上巻という感じ。

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    2016年02月10日
  • さよなら、シリアルキラー

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    ネタバレ

    あらすじ見てぱっと思い浮かんだのはドラマのデクスター。デクスターではシリアルキラーなのは主人公で父親がそれをいい方向へもっていこうと教育する立場だったのに対して、これは父親がシリアルキラーで息子は幼い頃にその英才教育を受けたという設定。
    三部作だし最初に風呂敷を広げすぎると登場人物が多くなってしまって読み手の視線がぶれがちになるけど、人物も絞られているし、読者が題材を目にした時に当然興味惹かれる方向にうまく話を収束させてる。ストーリー構成もうまくて、早く続編読みたくてたまらなくさせる。

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    2016年01月20日
  • 殺人者たちの王

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    ものまね師事件が解決して数カ月、ジャズのもとをニューヨーク市警の刑事が訪れた。


    この小説は設定が変わっている。主人公ジャズの父親は、21世紀最悪の連続殺人犯であるビリー。彼に施されたのは殺人者としての英才教育であり、ビリーはジャズを溺愛していた。そして、何より自分を超える殺人者、シリアルキラーになってくれることを望んだ。そんな家庭環境のもと、成長したジャズ。シリアルキラーの片鱗を見せていてもおかしくないのに、ジャズは正しく成長する。この設定の時点で、かなり特質だと思います。


    ジャズは正しく成長するといっても、本来人間が備えている恐怖への怯えをしっかりと覚えているという点が、葛藤や苦悩を

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    2016年01月03日
  • 殺人者たちの王

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    主人公ジャスパー(ジャズ)・デントの父であり、稀代の凶悪連続殺人犯であるビリー・デントの脱獄で幕を閉じた前作から二ヶ月後。
    「殺人者を狩る」存在になろうと決意したジャズのもとを、ニューヨーク市警の刑事が訪れ、同市で暗躍する連続殺人鬼「ハット・ドッグ・キラー」の捜査への協力を求めます。

    馴染み深い田舎町ロボズ・ノッドから遠く離れた大都会で、ジャズは捜査に加わるのですが…

    残虐さと狡猾さを増す連続殺人鬼との対決に加え、ビリーがこの事件にも関係しているようなエピソードが随所に挿入され、緊迫感を煽ります。
    また、ロボズ・ノッドに残ったガールフレンドのコニーや親友ハウイーも別の謎を解き明かそうと、時

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    2015年12月20日
  • 殺人者たちの王

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    非現実的な設定だが主人公視点で語られる葛藤にリアリティを感じる。サスペンス的な要素も大きくなってきており次作が楽しみ。買い。

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    2015年11月14日
  • さよなら、シリアルキラー

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    レクターが父ちゃん設定の主人公が巻き込まれるミステリーぞ。

    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)まずまず楽しめる。父ちゃんの巻末脱獄のクダリをちゃんと書けよ

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    2025年01月08日
  • さよなら、シリアルキラー

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    全米最悪のシリアルキラーを父親に持ち、その父親から殺人の英才教育をうけた少年が主人公のサスペンス、ミステリー。

    ・感想
    特異な環境で育った主人公だから仕方無いけど、思春期の少年特有の青臭さと万能感が読んでて少し恥ずかしくなってしまったw
    俺ツエー感ある主人公であんまり好きになれなかったけど話的には面白かった。
    育ってきた環境とうけてきた教育が悲惨。
    父親から呪いを刷り込まれてるからそれを修正し拒否しようと必死な主人公の心の葛藤がメインなのかな。

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    2024年03月03日
  • さよなら、シリアルキラー

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    全米を震撼させた連続殺人犯の息子が主人公。

    彼はジャズという名前の田舎町の高校に通う高校生。血友病を患う親友とガールフレンドと楽しく暮らす普通の高校生だが、父親が四年前連続殺人の罪で逮捕されたことが、普通と少し違う点だ。

    しかも父親は二十年間で百人以上を殺したという。さすがアメリカ様、桁が違うとしか言いようがない。

    そしてその父親は自分の息子に殺人方法の教育を施し、実際に殺しを手伝わせたと思わせる節もある。この辺りはジャズが子供で記憶が曖昧、というふうにぼかしてはあるが、ジャズ自身は自分も「やったこと」があると信じている。

    物語はその田舎町の公園で一人の女性の死体が発見されたことから始

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    2022年07月18日
  • さよなら、シリアルキラー

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    カテゴリは〝ヤングアダルト小説〟という私自身は食指が動かない分野に属しているが、散々使い古された題材「サイコキラーもの」に挑んだ本作は、停滞したミステリ界に幾ばくかの新風を吹き込んで話題となったようだ。

    主人公ジャズ・デントは17歳の高校生で、実の父親ビリーは123人を殺害した「21世紀最悪の連続殺人犯」という設定。少年は己に流れる汚れた血を憎みつつ恐れている。いつか狂気に陥り、大量殺人者である父親と同じ轍を踏むのではないか。行方不明となった母親は父親が殺したと信じ、包丁を見る度に自分自身もそれに加担していたのではないかという悪夢に襲われる。実質124人を殺し終身刑となった男と、その息子の関

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    2018年08月08日
  • 殺人者たちの王

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    シリアルキラーの父親が脱獄してから二ヶ月。
    ニューヨークでは通称『ハット・ドッグ・キラー』による連続殺人事件が起きていた。そして新たに発見された被害者の遺体には「ゲームへようこそ、ジャスパー」というメッセージが刻まれていた。市警に請われニューヨークへ向かうジャズ。
    一方故郷でも『コニー』の元へ差出人不明のメールが送られていた。「アー・ユー・ゲーム?」
    三部作の第二弾。

    ようやく平穏(?)な日常に戻ったジャズ。が、新たなシリアルキラーと対決します。捜査をしていくうちに、父親の『ビリー』や前作の『ものまね師』も事件へのかかわりを見せ、犯人を追い詰めたと思ったところでピンチに。さらには故郷の二人も

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    2018年04月19日
  • ラスト・ウィンター・マーダー

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    さよならシリアルキラー三部作、完結。
    犯罪が関わる話なのに、何故か爽やか。青春小説という触れ込みがしっくりきます。

    三冊一気に読みきりました。
    最後の最後まで飽きさせない決着が面白かったです。

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    2017年06月05日
  • さよなら、シリアルキラー

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    今世紀最悪と言われたシリアルキラーの息子。彼は小さい頃から、父親に殺人者としての「教育」をうけていた…。
    そんなとき、同じ小さな町で再び殺人事件が起こる。

    望まずに犯人としての思考が見えてしまい、それと戦いながら犯人を捜す、というのが斬新だった。
    3部作なんだなー。続きが気になってしまう。
    久しぶりに翻訳ものを読んだ。この翻訳特有の「原文の言い回しを日本語に訳しました」感がつっかかる。

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    2016年12月25日