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Posted by ブクログ 2016年11月10日
前作の事件が終わって数か月後、ジャズの元にニューヨーク市警が事件協力を請いに来るところから始まります。
帽子と犬のマークをつける連続殺人事件。
最初は渋るものの関わるうちに泥沼にずぶずぶハマっていくのがすごく怖い。けど面白い・・・!!
親友と恋人も彼を助けたいがためにやっぱり仄暗い泥沼に入ってい...続きを読むくのが無鉄砲な10代の青春っぽいです。
でも前作より青春要素薄めかも。
終わり方も絶妙でそこで終わっちゃうのー!?って感じです。
3人がどうなってるのか気になる!
早く続きを読みます。
Posted by ブクログ 2023年10月03日
えええ、そんなぁぁ。。
最後まで読んで思わず声が出た。
確かに海外ドラマのように映像が浮かび
楽しく読んでいたけれど
海外ドラマのようにクリフハンガーな
幕切れになるとは。
前作「さよなら、シリアルキラー」は
続きがありそうな終わり方ではあったものの
事件としては解決していたし、
読み終わって、一...続きを読む息つけた。
でも今回は
主人公ジャスパー“ジャズ”、
ジャズの恋人コニー、
ジャズの親友ハウイーも
それぞれ危機的状況だし、
真相に近づいてはいるものの、
事件もまだ解決していないし、
ジャズの出生や、
彼に関わる人物についても
気になるところだらけで。
3部作の2番目が今作で、
前作を読んだ時点で
続編を買っておいてよかった。
とにかく早く続きを読まなければ。
(グロい描写が多いので
少し辛いけれど。。)
Posted by ブクログ 2023年05月19日
待って待って!これ前編じゃないか!3作目セットで買っておいて良かった(発刊当時、3作目を待ったファンの方、やきもきしただろうな)
前作と違ってジャズ、コニー、ハウイーが別々に行動しているので心配でたまりません。歯止め役だと思ってたコニーが実は結構無茶をする子で心配だし(無茶は全部ジャズのためなのだ...続きを読むけど)、ハウイーはただでさえ心配だし、何よりも2人がそばにいないジャズが今にも向こう側へ行ってしまいそうで、いちばん心配です。
無茶しないでと思いながら、無茶をする3人を存分に楽しんでいて。私は酷いやつだ。
Posted by ブクログ 2019年05月28日
殺人青春ミステリの第2弾。相変わらずリーダビリティが非常に高くページを繰る手が止まらない。前作から成長の見える主人公ジャスパーは魅力的だが、今作は掘り下げられたサブキャラのほうが魅力的である。彼女のコニーや血友病のハウイーなどが独自に動き、一般人としての視点で事件を見ているのが大きい。またジャスパー...続きを読むの助けとなる警察側の人間であるヒューズや美貌のFBI捜査官モラレスも前作にいなかったタイプのキャラであり、事件のスケール感を増すのに一役買っている。総じて褒める点の多い今作だが、ただストーリー面はやや難があって、犯人が明らかになるもののクライマックスの渦中で唐突に次巻に続く形で終わってしまい消化不良である。2、というよりは前後編の前編だけ読まされたような感じで、地続きなのは構わないが、せめてこの一冊は独立した事件として扱って欲しかった。ただ期待感は高いままなので次作も楽しみである。
Posted by ブクログ 2019年04月17日
ジャスパー・デントシリーズ第二弾。
今回はジャズがニューヨーク市警に協力を要請されて現地に飛ぶ。
相変わらず面白い!……田舎町ロボズ・ノットで猟奇的な生い立ちのジャズの恋や友情、将来や学校生活、地元の人間関係に主軸を据え、悩み多き青春を描く路線でいくと思ってたら、突然ニューヨークに舞台が飛んでのっ...続きを読むけからサスペンス色が強くなったのでびっくり。
やっぱり犯罪捜査のメッカはNYなのか。
個人的にはYA青春路線のほうが好きだったので残念。
今回から完全にジャスパーVSビルの親子関係メインというか、親子対決にテーマがシフトしちゃった感じ。
一巻の雰囲気が好きだったので、ジャスパーの日常と並行して事件が展開していく話運びのほうが好みだった。
ガールフレンドのコニ―や親友のハウイーも大活躍。一巻よりさらに出番が増えて、積極的に動いてる。
とくにコニ―はジャスパーに付き添ってNYに行ったりアクティブすぎる。
大人しくしていてほしいジャスパーの気持ちも彼氏の力になりたいコニ―の気持ちもわかるからむずかしい……。
ビリーの存在感の不気味さは健在。
けれどジャスにだけ聞こえるビリーの囁きがうるさすぎて「シャラップ!」と叫びたくなる(笑)
終盤判明するある事実には、ぶっちゃけそこまで意外性はない。
冒頭もとい、前巻からずっと引っ張っていた伏線なので、スレた読者には予想が付きやすい。
事件の鍵となるあるゲームだが、日本人には馴染みがないので、ちょっと想像しにくいかも?
残虐なシリアルキラーが多く登場するが、その生い立ちは深く掘り下げられずドライに描写されるので、「殺人鬼の不幸な生い立ちは耳タコだよ!同情なんていらねーよ!」って人にはおすすめ。
Posted by ブクログ 2016年11月26日
ラノベのような設定が日本受けするのかなわと思い、読んでみたシリーズだったけどこらは買い!
脇を固める登場人物がいずれも魅力的。とくに主人公の親友は白血病という病を抱えていても少しも悲観的な感じがなくて、頼もしさMAX。主人公の彼女やそのお父さん、主人公の父親を逮捕した警察官などなど…。みんなそれぞれ...続きを読むの正義や信実をもって生きてるんだなと実感させられるシーンがグッときます。
Posted by ブクログ 2016年11月18日
さよならシリアルキラーの続編。
前作は1冊でひとまずの解決になっていますが、今作は明確な続き物のラストになっています。
ビリーが脱出してから起こった連続殺人事件に、またもジャズが巻き込まれていく。
陰鬱になりすぎず、青春小説の名の通りぐいぐいと読ませてくれます。
続刊を用意してから読み始めるのが...続きを読むオススメかも。
続きが気になる終わりです。
Posted by ブクログ 2016年03月12日
なんて終わり方なの全く!続きはいつでるの?こんなことなら三冊目が出てから2、3と一気に読めばよかった。ものすごい焦らし方!。あ〜待ち遠しいことです。
1冊目よりジャズが追い詰められてきた感が強くなって心配。
そして原題は「GAME」なのに邦題が「殺人者たちの王」なんだ……。
Posted by ブクログ 2016年02月10日
三部作の第二弾。
シリアルキラーを父に持つジャスパーはニューヨークで起こってる連続殺人事件に巻き込まれる。そこに父の影を感じるジャスパーは警察と協力し捜査する。一方、ジャスパーの彼女もジャスパーの手助けをするが…。
シリアスな展開だがキャラクターが良いので楽しく読める。ただ次の最終巻に向けた上巻とい...続きを読むう感じ。
Posted by ブクログ 2016年02月01日
ジャズ、コニー、ハウィーそれぞれに与えられる試練。
年相応の悩みなどもあり、3人が3人とも一生懸命な様がいかにもYAでよいなぁ。
この背中がくすぐったくなるような感じは大事にしてほしい。
それにしてもバリー・ライガ引っ張るな。早く次が読みたい。
Posted by ブクログ 2016年01月03日
ものまね師事件が解決して数カ月、ジャズのもとをニューヨーク市警の刑事が訪れた。
この小説は設定が変わっている。主人公ジャズの父親は、21世紀最悪の連続殺人犯であるビリー。彼に施されたのは殺人者としての英才教育であり、ビリーはジャズを溺愛していた。そして、何より自分を超える殺人者、シリアルキラーに...続きを読むなってくれることを望んだ。そんな家庭環境のもと、成長したジャズ。シリアルキラーの片鱗を見せていてもおかしくないのに、ジャズは正しく成長する。この設定の時点で、かなり特質だと思います。
ジャズは正しく成長するといっても、本来人間が備えている恐怖への怯えをしっかりと覚えているという点が、葛藤や苦悩を強調して、ジャズに興味を覚えます。ビリーが息子を溺愛するが、ジャズは父を殺したい程に憎んでいる。しかし、憎んでいるからと言って父を殺してしまうと、彼の望みをかなえてしまう。彼を殺してしまう(殺せる)ということは、ジャズは父の英才教育の素晴らしさを証明してしまうこと、自分にシリアルキラーとしての才能があることを自らで証明してしまうからです。その上、自分は、もう元の生活に戻れなくなってしまう。だから、ジャズは苦悩を続けるのです。例えば、彼女との交際にも常に怯えを感じているほどに。
さらに、ジャズが殺人者ではなく、殺人者を捕まえる側で生きていくというのですから、応援のし甲斐があるというもの。羊たちの沈黙のレスター博士のように殺人者の心理を分析し、犯人を追い詰めるジャズ。「自分もいつか連続殺人者になってしまうのではないか」という恐怖を心に忍ばせながらも、その恐怖を追い出すために、捜査に繰り出すジャズ。
特筆すべきは、ジャズは殺人者を捕まえる側に立っていながらも、殺人者から一目置かれてしまうという威光の強さにも焦点を当てているところ。「殺人者の王の後継」として、殺人者達から特別な扱いを受けてしまったらと思うと、、、。
ジャズのキャラクターとしての魅力と設定が際立つ本作ですが、ミステリとしても「殺人者たちの王」の題名にふさわしいほどの残忍さ。ジャズに協力要請があった時点で、すでに15人の男女が殺されています。被害者達には、シリアルキラーの仕業と思われる常人では理解しがたい犯行声明が残されています。
シリアルキラーの父に育てられ、シリアルキラーの残した犯行声明から犯人を推理する。しかし、その犯人からは王としてあがめられる。がんじがらめの運命の中でももがくジャズ。と、結局、ジャズに私は引っ張られていく。
結論としては、ジャズを応援するために本書を読んだようなものです。
Posted by ブクログ 2015年12月20日
主人公ジャスパー(ジャズ)・デントの父であり、稀代の凶悪連続殺人犯であるビリー・デントの脱獄で幕を閉じた前作から二ヶ月後。
「殺人者を狩る」存在になろうと決意したジャズのもとを、ニューヨーク市警の刑事が訪れ、同市で暗躍する連続殺人鬼「ハット・ドッグ・キラー」の捜査への協力を求めます。
馴染み深い田...続きを読む舎町ロボズ・ノッドから遠く離れた大都会で、ジャズは捜査に加わるのですが…
残虐さと狡猾さを増す連続殺人鬼との対決に加え、ビリーがこの事件にも関係しているようなエピソードが随所に挿入され、緊迫感を煽ります。
また、ロボズ・ノッドに残ったガールフレンドのコニーや親友ハウイーも別の謎を解き明かそうと、時には二人揃って、時には単独で行動を起こします。
この辺り、散り散りバラバラになった彼らに悪いことが起こるのではとドキドキしながら、ページを繰る手が止まりません。
サスペンスミステリーである本作の、もう一つの魅力である青春小説という側面も、今回はまた新たなネタが仕込まれています。
自らの血筋を恐れるあまり、彼女とのセックスを望みつつも踏み切れないジャズが、夜な夜な見る夢の妖しさ。
ジャズの気持ちを察しつつも、彼を思うあまり、本作では時折「暴走」もしてしまうコニー。
切ないような狂おしいような、でも微笑ましいような二人の言葉のやりとりや関係は、血なまぐさい事件をほんの少し忘れさせてくれます。
そんな魅力いっぱいの本作なのですが、ラストは、「えー、どうなってしまうのー!」と、むちゃくちゃ気になるところだらけのままで、放り出されてしまいます。
これから、この本を読もうという方への忠告は二つ。
必ず前作の「さよなら、シリアルキラー」から読むことと、本作のラストはこんな状態ということを覚悟しておくこと。
原題にもあるとおり、作者ライガの "GAME" につきあって振り回されている気分ですが、今さら何を言っても運の尽き。
来年の5月に刊行されるという続巻をひたすら待ちます。
Posted by ブクログ 2018年04月19日
シリアルキラーの父親が脱獄してから二ヶ月。
ニューヨークでは通称『ハット・ドッグ・キラー』による連続殺人事件が起きていた。そして新たに発見された被害者の遺体には「ゲームへようこそ、ジャスパー」というメッセージが刻まれていた。市警に請われニューヨークへ向かうジャズ。
一方故郷でも『コニー』の元へ差出人...続きを読む不明のメールが送られていた。「アー・ユー・ゲーム?」
三部作の第二弾。
ようやく平穏(?)な日常に戻ったジャズ。が、新たなシリアルキラーと対決します。捜査をしていくうちに、父親の『ビリー』や前作の『ものまね師』も事件へのかかわりを見せ、犯人を追い詰めたと思ったところでピンチに。さらには故郷の二人も怪しげなことに・・・。
と言うところで今回はend。そんな!これでは次も読まねばならないじゃないですか。