小倉多加志のレビュー一覧

  • 死人の鏡

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    ポワロの短篇集。
    本のタイトルにもなっている「死人の鏡」が1番印象的だった。映像版とは少し違っているものの、どちらもおもしろい。

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    2021年12月31日
  • 死人の鏡

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    ネタバレ

    アガサは書き直しの際に割と犯人を変えるんだなと言うことを学習し、さすがこれだけ売れる作家はサービス精神が違うと思ってその辺も楽しみながら読んだ。
    どれも悪くないけどさほど気にいったということもない四篇。そのうち3作はそこそこの長さと登場人物の多さで、空き時間にちょこちょこ読み進めていたのでやはり登場人物リストが欲しかった。最初の2作は事件ではなく、犯人というか首謀者に理があり頭も良くて感心した。3作目も同情できる犯人で、その辺と、見た目と違う真相、あたりがこの本のテーマになっているのかもしれない。
    ミス・プレンダーリースは「ホロー荘の殺人」のヘンリエッタタイプ。
    「謎の盗難事件」が意外と1番好みで、メイフィールド卿のような人いいなと思う。間取りがどことなくロジャーアクロイドの家と似ている?
    「砂に描かれた三角形」というタイトルの訳し方が素敵だなと思った。ロードス島は当時イタリアだったんですね。

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    2021年12月12日
  • 死の猟犬

    A

    購入済み

    まぁまぁかな

    ホラー小説の短編集です。
    発表された当時は怖がられたのだろうけど
    今読むと正直物足りない。
    面白いことは面白いけど、
    クリスティを読破しようというのでなければ
    それほどオススメというわけではありません。

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    2021年11月06日
  • 死人の鏡

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    ポアロ
    短篇集
    読み始めたところでオリンピックが始まったのでほっぽらかしになり、また読み直してと時間がかかってしまった。長篇と違って登場人物の一覧がないことも時間がかかってしまった理由。
    「厩舎街の殺人」事件の構造の意外性と女性の友情に強い印象を受けた。
    「砂にかかれた三角形」さらさらと気楽に読めたが
    あーあのパターンかあ、という感じであった。

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    2021年09月13日
  • 死の猟犬

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    ネタバレ

    そこには理屈なんてない?

    超自然現象と死。いわゆる推理小説とは違って、明らかな謎解きは行われない。これだから怪奇小説は。幻想的な雰囲気とホラーを楽しむ短編集。「検察側の証人」だけは怪奇小説でない。それ以外は、うまく理屈で説明できないものが事件を引き起こしている。それはつまり、名探偵の不在。いつもの推理小説も、名探偵がいなければ怪奇事件なのかな、と思いつつ。

    「検察側の証人」は、映画やドラマをみたことがあるが、こんなにシンプルな短編だと思っていなかった。

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    2021年06月27日
  • 死の猟犬

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    アガサ・クリスティの幻想怪奇短編集。
    表題作を始めとする不可思議な物語の詰め合わせで、読後も結局あれは何だったんだろう…と呆けてしまう。
    真相が分かるようで分からないといった宙ぶらりんの状態。
    このもやっとした感覚、悪くない。
    それと「検察側の証人」の結末には見事にやられた。

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    2021年05月23日
  • 死の猟犬

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    12話が収録された、短編集です。
    戯曲にもなった法廷ミステリの「検察側の証人」以外は、いわゆる"怪奇譚”で、オカルトやサイコサスペンスばかりなので、ミステリ目当てで読むと、あてが外れるかもです。
    私は、このちょいと不気味な雰囲気を堪能しつつ読みました。
    心霊的な描写が多く、日本語訳が難しかっただろうと、お察ししますが、時々読んでて「?」となる部分がありました。
    特に「死の猟犬」は、正直内容がよくわかりませんでしたね(苦笑)。
    この話が表題作で、しかもトップバッターなのは、短編集の構成としてどうなんだろう、と余計な事を思った次第です。
    本書唯一のミステリ「検察側の証人」は普通に面白くて、ラストの一文に「!!」となりました。

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    2021年01月29日
  • 死人の鏡

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    ネタバレ

    ポアロ、縦横無尽の活躍。

    「死人の鏡」「謎の盗難事件」「厩舎街の殺人」の中編が3つ、4つめの「砂にかかれた三角形」はやや短い。

    「死人の鏡」依頼人から呼び出されて屋敷に向かったポアロ。時間に厳しい依頼人が夕食に姿を見せない。依頼人は部屋で死んでいた。夫人、養女、甥、弁護士や自伝の手伝いをしていた秘書的存在など、様々な登場人物の話を聞きながら、ポアロが暴いた真相。そんなにうまくいくのかな、と思いつつ、密室よりも重要な真実は隠された人間関係。

    「砂にかかれた三角形」リゾート地でポアロが出会った人々。夫婦、有名な美女とその新しい夫、若い女性。トリックはあっさりしていて、それだけか、とも思う。しかし、ポアロの警告の真の意味など、すっきりまとまって面白い作品。

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    2019年05月02日
  • 死人の鏡

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    ネタバレ

    やや長めの短編3作と短めの短編1作から成る短編集。
    「死人の鏡」が、物語としては一番よくできていると思うが、真相に疑問箇所がある。個人的に一番面白いと感じたのは、最も短いが、見事なミスディレクションの「砂にかかれた三角形」。

    「厩舎街の殺人」
    プレンダーリース嬢が田舎から戻ってくると、同居人のアレン夫人が死んでおり、当初は自殺と思われたが、他殺を裏付けるような事実が次々と見つかる事件。ポアロが現場を見て気づいたことが真相に活かされている点は見事で、動機にも捻りがあり、アタッシュケースの謎も面白いが、真相はイマイチ切れ味に欠ける。

    「謎の盗難事件」
    機密事項である爆撃機設計図が盗まれ、ポアロが調査を依頼される話。ポアロは、犯行可能性と必然性から、犯人を推理する。女中の悲鳴、メイフィールド卿の目撃証言など、色々と話を膨らませているが、やや肩透かし気味の真相。

    「砂にかかれた三角形」
    周囲の男性を虜にする魔性の女を巡る三角関係。それが原因と見られる毒殺事件。そう思って読んでいると、最後に見事にうっちゃられる。
    最後まで読むと、「手遅れにならないうちに島を離れろ」というゴールド夫人へのアドバイスや、「犯罪者には、自惚れという共通の悪い癖がある」というポアロの言葉には、深い意味が隠されていることがわかる。

    「死人の鏡」
    ゴア夫妻のエキセントリックな性格設定をはじめとする絶妙な人間関係の構築や、関係者の聞き込み調査を通じて次々と意外な事実が明らかになっていく過程、最後に明らかとなる意外な犯行動機など、クリスティーらしい技巧を感じさせる作品ではある。しかし、真相を複雑にしすぎたために、ややわかりにくく、また、犯人が仕掛けたトリックが手が込み過ぎていて、そんなにうまくいくのかなと逆に思ってしまった。

    (ネタバレ)
    銃声の偽装の方を多くの人間が聴いているのに、実際の銃声を誰も聴いていないというのは、不自然ではないだろうか。

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    2017年05月06日
  • 死の猟犬

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    「検察側の証人」、「ラジオ」、「青い壺の謎」以外は、超常現象を扱った話。
    超常現象を扱った話は、ストーリー自体に面白みがなく、すぐに忘れてしまいそうな作品ばかり(実際、既にほとんどの作品が思い出せない)。
    唯一、「翼の呼ぶ声」は、お金持ちが持つ悲哀をうまく描けていると感じた。
    「死の猟犬」は、意味不明な作品。"第六のみしるしの秘密"とは何だろうか。"円を閉ざさないように気をつけて"とは、どういう意味なのだろうか。なぜ、こんな意味不明の作品が表題作なのだろうか。
    「ジプシー」と「S.O.S」は、ややこしい話で、一読では理解できずに読み返したが、たいした話ではなかった。
    「検察側の証人」は、結末で読者をあっと言わせる短編小説の傑作。以前に戯曲版を読んだことがあるが、戯曲版では続きがあって、さらに驚くべき内容になっている。
    「ラジオ」は、皮肉な結末が面白い。
    「青い壺の謎」は、意外な真相ではあるが、こんな、確率が低くて、面倒くさいことをわざわざするとは思えない。

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    2016年05月15日
  • 死の猟犬

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    ネタバレ

    ミステリというよりは、少し不思議な話の短編集。
    事件は起こるが、トリックでもなく不思議な感じで終わる。

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    2015年10月14日
  • 死人の鏡

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    【厩舎街の殺人】【謎の盗難事件】【死人の鏡】【砂にかかれた三角形】の4編を収録。全てエルキュール・ポアロが活躍します。
    格別優れている作品はありませんが、適度に凝った謎解きが楽しめます。
    お気に入りは【厩舎街の殺人】。密室が無効になってしまう真相はやや残念ですが、珍しいパターンの反転で裏をかかれてしまいました。数々の不可解な点がキッチリと説明された佳作だと思います。
    【死人の鏡】も密室トリックはお粗末ですが、人間関係が面白くなかなか読み応えのある作品だと思います。

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    2015年06月26日
  • 11の物語

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    シュールかつ不条理。で、不気味。でも大きなどんでん返しがあるわけでもない。味わう読書が苦手な私には合わないか。余生に読む本?

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    2011年06月15日
  • 11の物語

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    「読者を選ぶ本」だと解説にある。確かに狂ってる。大小のカタツムリによる襲撃のおぞましさ。シャリシャリと噛み砕く音が聴こえてくる。

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    2010年08月16日
  • 死の猟犬

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    アガサ・クリスティーのハヤカワミステリで新訳だったので読んでみた。
    ミステリーじゃなく
    ホラーというかオカルト短編集。
    さすがにクリスティーで安定感はあるけど、とくに怖くない。

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    2010年01月26日
  • 死の猟犬

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    短編集。

    ホラー……というか、不思議な怪談とミステリーが、一緒くたに入っています。
    そして、ホラーとミステリーは、途中まで雰囲気が一緒なので、読んでいると、最後まで、

    「これは、ホラーとして読んでいくべきなのか?ミステリーとして読んでいくべきなのか?」

    が、混乱してしまいます。

    その混乱をふくめて楽しめるかというと、そこまではいってないような気が。

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    2009年11月30日
  • 死の猟犬

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    少し不思議で怖い話の短編集です。1つのお話が40P前後なので毎晩寝る前に1話ずつ読んだら意外と楽しめました。個人的には「第四の男」「ランプ」「ラジオ」「検察側の証人」「アーサー・カーマイクル卿の奇妙な事件」が好きです。

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    2009年10月04日
  • 11の物語

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    初ハイスミス。何故か謎解きミステリを期待して読んだが全然違った。ホラーだった。蝸牛的読書速度でどうにか読み終わった。短編集でよかった。絶叫系の恐怖ではないが、背後から冷風を当てられるような怖さがある(特に「かたつむり観察者」)。人の思いが思い込み、狂気に変わる様を扱った作品が印象的だった(「ヒロイン」「すっぽん」「モビールに艦隊が入港したとき」)。登場人物が近所の隣人かもしれないし、身の回りにいそうな感じがした(「愛の叫び」)

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    2011年07月22日