小倉多加志のレビュー一覧
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ベルギーの小さな村に侵入したドイツ兵士を、謎の爆発現象で吹き飛ばしたのは聖女と評判の修道女であった。まもなく、彼女は「死の猟犬」について謎めいた話を始めるが…。超自然現象とそれに絡む犯罪を描いた表題作をはじめ、幻想怪奇をテーマにした異色短篇11篇と映画化された名作短篇「検察側の証人」を収録。
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謀略の犠牲になりかねないからと調査を頼まれたポアロは、依頼人の准男爵の邸へ向かった。が、待っていたのは密室の中での依頼人の死。自殺に見えるが動機は不明。また謀略とは何なのか?事件解決の手がかりは意外にも書斎の割れた鏡にあった!密室の謎に挑む表題作をはじめ、ポアロ活躍の四篇を収録する傑作集。
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気持ち悪いです。
かたつむり恐怖症になることうけあいです。
ありえない展開にどきどきします。
短編集なので、読みやすくておすすめです。Posted by ブクログ -
短編なのに読み応えがあり、世界観が出ているのが凄い。作者自身がカタツムリ好きなのが分かる。カタツムリが出てくる作品って珍しいのに、11の物語の中で2回も出てくるなんて。「クレイヴァリング教授の新発見」は衝撃でした。あっさり見つかるところから始まるのが意外。
個人的には「すっぽん」と「ヒロイン」が好...続きを読むPosted by ブクログ -
クリスティの短編集。
幻想、怪奇小説が集まった作品。クリスティはミステリ、恋愛のイメージが強かったが、今作では新しいクリスティ像が見られる様な気がする。今作は過去に読んだ事が無く初めて読む事になる。
死の猟犬
表題作。友人の話からイギリスの田舎に住む姉を訪れ、戦争時代に謎の爆発現象にてドイツ兵を吹...続きを読むPosted by ブクログ -
怪奇小説はさほど興味なく読んだこともほとんどないので評価する能力もないなか、本作品のアガサのは、なんか下手じゃない?と思えてしまう。回収が無すぎてご都合主義の少女漫画みたい。レイモンドチャンドラーの短編に2 作ぐらい入っていた怪奇幻想系が意外と趣あるなと思ったのと対照的。ただし短編集としては怪奇系で...続きを読むPosted by ブクログ
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ポアロもの短(中)編集。
長編よりお手軽で、短編よりは読みごたえがある長さのポアロもの4話がお楽しみ頂けます(お得かもw)。
因みに、第一話「厩舎街の殺人(Murder in the Mews )」は英国版での表題作となっており、日本版表題作の第三話「死人の鏡(Dead Man’s Mirror)...続きを読むPosted by ブクログ -
「アガサ・クリスティ」の短篇(中篇?)ミステリー集『死人の鏡(原題:Murder in the Mews 米題:Dead Man's Mirror)』を読みました。
『鳩のなかの猫』、『象は忘れない』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。
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謀略の犠...続きを読むPosted by ブクログ -
クリスティ中編*4編。
クリスティの短編は読みにくいなぁといつも思っていたが、中編ぐらいになると結構読みやすかった。
メインの作品はタイトルにもなっている死人の鏡だと思うけど、個人的には、謎の盗難事件も結構良かったかな。殺人事件じゃなく、かつ、結構単純なおはなしといわれればそうなのだけれども、そこに...続きを読むPosted by ブクログ -
アガサ・クリスティにしては珍しく、超自然的な事柄を扱う短編集。特に1つ目を読んでいるときは、解決編が出てこなかったためちょっとびっくりであった。
どちらかというと純文学的なテイストを感じる作品で、クリスティ女史としてこんなのもかけるんだよ、と主張している作品にも感じられた。Posted by ブクログ -
ポワロの短篇集。
本のタイトルにもなっている「死人の鏡」が1番印象的だった。映像版とは少し違っているものの、どちらもおもしろい。Posted by ブクログ -
アガサは書き直しの際に割と犯人を変えるんだなと言うことを学習し、さすがこれだけ売れる作家はサービス精神が違うと思ってその辺も楽しみながら読んだ。
どれも悪くないけどさほど気にいったということもない四篇。そのうち3作はそこそこの長さと登場人物の多さで、空き時間にちょこちょこ読み進めていたのでやはり登場...続きを読むPosted by ブクログ -
ホラー小説の短編集です。
発表された当時は怖がられたのだろうけど
今読むと正直物足りない。
面白いことは面白いけど、
クリスティを読破しようというのでなければ
それほどオススメというわけではありません。 -
ポアロ
短篇集
読み始めたところでオリンピックが始まったのでほっぽらかしになり、また読み直してと時間がかかってしまった。長篇と違って登場人物の一覧がないことも時間がかかってしまった理由。
「厩舎街の殺人」事件の構造の意外性と女性の友情に強い印象を受けた。
「砂にかかれた三角形」さらさらと気楽に読めた...続きを読むPosted by ブクログ -
そこには理屈なんてない?
超自然現象と死。いわゆる推理小説とは違って、明らかな謎解きは行われない。これだから怪奇小説は。幻想的な雰囲気とホラーを楽しむ短編集。「検察側の証人」だけは怪奇小説でない。それ以外は、うまく理屈で説明できないものが事件を引き起こしている。それはつまり、名探偵の不在。いつもの...続きを読むPosted by ブクログ -
アガサ・クリスティの幻想怪奇短編集。
表題作を始めとする不可思議な物語の詰め合わせで、読後も結局あれは何だったんだろう…と呆けてしまう。
真相が分かるようで分からないといった宙ぶらりんの状態。
このもやっとした感覚、悪くない。
それと「検察側の証人」の結末には見事にやられた。Posted by ブクログ -
12話が収録された、短編集です。
戯曲にもなった法廷ミステリの「検察側の証人」以外は、いわゆる"怪奇譚”で、オカルトやサイコサスペンスばかりなので、ミステリ目当てで読むと、あてが外れるかもです。
私は、このちょいと不気味な雰囲気を堪能しつつ読みました。
心霊的な描写が多く、日本語訳が難しかっただろう...続きを読むPosted by ブクログ -
ポアロ、縦横無尽の活躍。
「死人の鏡」「謎の盗難事件」「厩舎街の殺人」の中編が3つ、4つめの「砂にかかれた三角形」はやや短い。
「死人の鏡」依頼人から呼び出されて屋敷に向かったポアロ。時間に厳しい依頼人が夕食に姿を見せない。依頼人は部屋で死んでいた。夫人、養女、甥、弁護士や自伝の手伝いをしていた...続きを読むPosted by ブクログ -
やや長めの短編3作と短めの短編1作から成る短編集。
「死人の鏡」が、物語としては一番よくできていると思うが、真相に疑問箇所がある。個人的に一番面白いと感じたのは、最も短いが、見事なミスディレクションの「砂にかかれた三角形」。
「厩舎街の殺人」
プレンダーリース嬢が田舎から戻ってくると、同居人のアレ...続きを読むPosted by ブクログ -
オカルトに特化した短編集。交霊会、霊媒師、精神科医といった単語が飛び交う時代。怪奇現象を調べていった結果、科学的に説明がつく話もあれば、説明がつかないままの話もある。似たような題材を使いながらも、悲劇的なものもあれば、少し哀しかったり優しい雰囲気の作品もあり、オチにま工夫があって興味深く読めた。
「...続きを読むPosted by ブクログ