木村誠のレビュー一覧

  • 「地方国立大学」の時代 2020年に何が起こるのか

    Posted by ブクログ

    平成30年間に大学に起こった変化を概観し、国立大学をめぐる最新動向を探る。旧帝大系に次ぐ地方有力大学の置かれた現状をデータから読み取り、さらに地方の大学の意欲的な取り組みを探る。先進的な広島大学の動向を追う。

    都会に行くしかない理由、地元では充実して学べない、専門を活かし、収入にもなる就職先がない、が払拭されれば、むしろ地元の大学の方が選ばれるということだと思います。

    0
    2019年12月18日
  • 「地方国立大学」の時代 2020年に何が起こるのか

    Posted by ブクログ

    現在の国立大学の抱える課題、その課題解決に向けた地方国立大学の改革について、よく理解できた。
    高校生やその保護者であれば、志望大学選択の際に、大学に関する知識として知っておくと良い情報だと思う。
    後半の「広島大学の挑戦」では斬新な取り組みが詳しく紹介され、「広島大学への問い」では広大入学希望者の質問に各学部の教授が答えており、広大志望の方は一読の価値ありです。

    0
    2019年11月18日
  • 大学大崩壊 リストラされる国立大、見捨てられる私立大

    Posted by ブクログ

    タイトルは新書にありがちな派手なものになっていて大学の「大崩壊」の様子が示されているとは言えないと思いますが、日本の大学を取り巻く現状を把握するのには便利な一冊です。著者は研究者と言うわけではなさそうなのでしっかりと分析しているわけではないし、なされる主張も主観的なものが多いような感じもしますが、現場にいる人間にとっても、今何が起きているのか理解し、どう対応するべきか対策を考えるための情報源として役立つかな、と思います。文科省、その背後にある財務省、産業界の意向に振り回され、どのようにじわりじわりと国立大学の崩壊が進んでいるのかは良く分かります。ではそうすれば良いか、小手先の対応で何とかなるの

    0
    2019年03月03日
  • 危ない私立大学 残る私立大学

    Posted by ブクログ

    "明治→三年連続志願者トップ。同日に共通試験問題で複数学部受験可能(全学部統一試験)・地方会場設置。リバティータワーによる都心イメージ。各種広告多く広報力には定評。

    GP(Good Practice)などの外部資金獲得にも強化。国が大学間にも競争が必要として、大学が申請した取り組みを審査して採択されれば資金を拠出するといった仕掛け。GPはその一つ。
    競争的資金を使って教育研究活動を充実できるだけでなく、GP獲得は公的に認めれた大学の教育力として広報の大きなポイントとなる。

    立教→職員から全学共通カリキュラムについて新科目を提案・コーディネートし、教員に依頼する。国公私立共に例はあ

    0
    2019年01月04日
  • 大学大崩壊 リストラされる国立大、見捨てられる私立大

    Posted by ブクログ

    息子が、来年大学受験の年。
    地方国立、有名私学、地方私学の今後の
    行く末に対していろいろと考えるところが
    あるないようでした。

    0
    2018年12月15日
  • 大学大崩壊 リストラされる国立大、見捨てられる私立大

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    はじめに
    第1章  「質か量か?」を迫られる有名私大、あがく地方私大
    第2章  研究費確保に疲弊する国立大学
    第3章  使い捨てのポスドク、非常勤講師
    第4章  奨学金返済問題という時限爆弾
    第5章  「グローバル化」の実態は留学生頼み
    第6章  1校しか認可されなかった専門職大学
    第7章  情報公開で明らかになる不都合な真実

    <内容>
    相変わらずタイトルは大袈裟。まあ、今回は大学を取り巻く様々な真実がちりばめられている。しっかりと読み解けばいい。特に第7章の「情報公開」は、実質倍率、入学率、就職率、国家試験合格率などを載せてくるだろうから要チェックだ。第6章の「専門職大学」も認可

    0
    2018年11月25日
  • 大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本書の印象は、大学をテーマにしたジャーナリスティックな手法・内容だということだ。時勢に乗りつつ、各大学の現状や様々な取組みを広く浅く紹介した内容だ。都道府県別の大学進学率、主要大学を対象にした定員超過・定員拡大申請の状況、センター試験利用率、科研費採択件数と採択額、志願者数の変化等多岐にわたるデータが紹介されているが、表面的に紹介するだけで、深く切り込んだ分析はない。政治的、教育的あるいは学校運営的観点から、どのような問題点が孕んでおり、どのように現状を改善すべきなのかといった、建設的で未来志向的な提言もない。そんな本書が取り上げる話題の中で、印象に残った点について私見を述べたい。

    ●防衛省

    0
    2018年03月18日
  • 大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学

    Posted by ブクログ

    報道発表をまとめた感じ。これからの時代,大学がどんな価値を提供できるか。大学教員は個人の力が試される時代,むしろ,チャレンジしやすい環境かもしれない。事務職員もジェネリックスキルを高めて活躍の場を大学以外に求めることが必要か。

    0
    2018年01月16日
  • 大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学

    Posted by ブクログ

    大学の「今」がわかるかと思って購入。もちろん、業界の人間にとっては反論したくなるところもあるが、まぁ、こんな感じかって感じ。

    0
    2017年11月13日
  • 大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学

    Posted by ブクログ

    いろんな大学があるのね!という感じ。
    自分が受験するときは、7帝大と少しの国公立大しか
    イメージがなかったのですが。
    また、日本が地方と首都圏(とかろうじて関西圏)
    では国が違うような感じで大学の考え方もちがうようです。
    それは、自分の仕事の関係で付き合う人たちも
    そのあたりは透けて見えます。

    0
    2017年10月09日
  • 大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学

    Posted by ブクログ

    <目次>
    序章   なぜ「大学大倒産時代」なのか
    第1章  データで読み解く大学教育の現状
    第2章  志願者を囲い込む有名私大~早慶上智とMARCH,    そして関関同立の分かれ道
    第3章  明暗を分ける都会派中堅私大~成成明国武、日
        東駒専、大東亜帝国、産近甲龍の「崖っぷち」
    第4章  活路を切り開くローカル中規模大学
    第5章  有力国立大学も格差が拡大
    第6章  冬の時代の地方国立大学のチャレンジ
    第7章  不要論まででた女子大はそう生き残るか

    <内容>
    前作『消える大学、生き残る大学』もそうだったが、倒産する大学の具体名が出てこない(前作は消える大学名がなかった)。この本で紹

    0
    2017年09月14日
  • 大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学

    Posted by ブクログ

    取り上げているテーマの割には、国立関係の話が多い。
    私学もちょっと取り上げ方が偏っている(多くは著名なところ、一部水面下も)様な気もする。
    まあ、良いにしろ悪いにしろここで話題として取り上げられていない時点で終わっているというメッセージなのかも知れないが。

    0
    2017年09月02日
  • 大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2017/8/11 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2017/8/17〜8/21

    コンパクトに纏められてはいるが、非常に表層的な分析のように思える。まあ、さらっと現状を把握するにはいいかもしれないが。

    0
    2017年08月21日
  • 就職力で見抜く! 沈む大学 伸びる大学

    Posted by ブクログ

    就職がいま大学には最大の課題なんだな。教育成果って就職より大事そうなんだが、たぶん、そこまでいかないんだろうな。

    0
    2015年02月01日
  • 就職力で見抜く! 沈む大学 伸びる大学

    Posted by ブクログ

    期待したのに微妙に残念な感じ。
    もうこの手の「大学叩き」も限界なのかも知れない。
    視点は悪くないと思うのだけれど、何となく足下を見ていると言うか。
    受験生および親は大学選びに良い就職を期待するものね、本当はそれだけではないのに。
    私の勤務先が上位に出ているのも・・・・

    0
    2014年11月14日
  • 消える大学 生き残る大学

    Posted by ブクログ

    独自の切り口で取材している面もあるのだが、最近このテーマの類書が多いため、それらと比較すると少し突っ込みが弱いところが残念。
    二番煎じの感を拭えない。
    キャリア(大学と企業の断絶)の章は大変面白かった。

    0
    2014年11月09日
  • 消える大学 生き残る大学

    Posted by ブクログ

    あらためて学校数が多いと思う。国公立私立、設置都道府県、開設学部等の条件が異なるが、入口の入試から出口の就職支援まで、どの大学も同じ経路を持っている。だから、同じ経営状況にならない。だからといって、成功するパターンだけを踏襲していたら同じような学校が増えるだけかと思う。学校の魅力は施設設備もさることながら、先生、在学生、卒業生の活躍が生み出す部分が大きいと思いました。

    0
    2012年07月01日
  • 危ない私立大学 残る私立大学

    Posted by ブクログ

    偏差値だけでない大学を選ぶときの指標を示している本でした。在籍者数の多い総合大学の紹介にとどまらず、地方大学が学びの一環として地域活動を取り入れ、地元での就職率を上げていることなど、興味深く読みました。

    0
    2012年06月17日
  • 危ない私立大学 残る私立大学

    Posted by ブクログ

    高1の息子に参考用に購入。確かに危ない大学も多いのだろう。地方の大学などにはなかなか涙ぐましい努力のあるようだが、やはり気になるのは、(良い悪いは別にしても)学問的充実度よりも、キャリアデザインが描けるかどうかなのだろう。確かに企業としても即戦力があるに越したことはないのかもしれないが、もっと長い目で見れば、広い視野と教養の高さのほうが大事なように感じるのだか。

    0
    2012年06月09日
  • 危ない私立大学 残る私立大学

    Posted by ブクログ

    6月5日、文部科学省から「大学改革実行プラン」が出された。これまでのように将来の大学のあるべき姿を示すぼんやりしたものではなく、いついつまでにどうこうするという改革行程が示されたものとして画期的なものであろう。しかし、中身を読むとかなり問題を含む内容でもある。

    たとえば、私学助成の改善充実を図るとうたわれた部分では、教学上の問題があるとされた私学に対して組織廃止命令を出したり、経営改善の見込みがないと判断された私学に大して解散命令を出したりするとしている点がある。つまり、国が教学上問題あると判断すれば、私学を解散させることができるということになるわけだから、国の意に染まない私学を恣意的につぶ

    0
    2012年06月07日