渡辺淳子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とっても素敵な物語だった。
毎日を一生懸命生きること、生きるは食べること
日々の食事を大事に前向きに過ごしたいなって
改めてほっこりとした気持ちになれた!
そして最後はまさかの泣いてしまったよ〜
まさかだったよ〜。笑
10年前に蒸発した夫を探しに上京した妙子は
トラブルに巻き込まれた先で、東京近江寮に出会う。
そしてひょんなことから近江寮で食事を作る事に。
妙子の食事を通じて、食べる大切さに出会って
変わってく人々。初めての友達。
10年の間に夫に何があったのかはもちろん、
妙子が自分の気持ちに素直になってくところ、
10年経っても夫を愛してるってところに
グッときた。結婚って難しくて、素 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3年前に読んだ東京近江寮食堂の続きを発見!前は、主人公が失踪した夫を探して滋賀から上京し、食堂を経営することになった、ところまでだったかな。
夫が東京にいることが分かったが、アルコール依存症の治癒のため、近づいていいものか考えあぐねている妙子。そんな中、現在営業中の東京近江寮食堂の建物が建て替えのため移転を余儀なくされる。なかなか値段と場所といいものが見つからない中、すごくいい話が!ご縁とばかりに話を進めるも、新天地にて営業開始。早々に大家の家族の問題が浮上。大家の娘の香津葉と同居。これまた今時の子どもで親から見放されたと思っていた。しかし付き合っていくうちに自分も人に喜ばれる料理を作りたい -
Posted by ブクログ
定年間近の妙子が、10年前に家を出た夫を探しに上京し、そこで新たな友人と出会い、食堂の料理人としての新たな生き甲斐を見つけるストーリー。
東京に到着した日に財布をなくした妙子は、滋賀県公認宿泊施設の近江寮に泊まったのをきっかけに、そこで賄いを作るようになる。
料理を通じて、宿の管理人、安江や常連客たちと親しくなっていく一方で、安江に協力してもらいながら夫探しを続ける妙子。
安江の義母、ヨシ子が、認知症ながら、その何気ないコメントでその場をなごませたり、人に生きる力を与えたりしていたのがスゴい。特に、常連客の池花さんが、同姓のパートナー、忍さんを食堂に連れてきたときのヨシ子さんの反応がステキす