渡辺淳子のレビュー一覧
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ネタバレ3年前に読んだ東京近江寮食堂の続きを発見!前は、主人公が失踪した夫を探して滋賀から上京し、食堂を経営することになった、ところまでだったかな。
夫が東京にいることが分かったが、アルコール依存症の治癒のため、近づいていいものか考えあぐねている妙子。そんな中、現在営業中の東京近江寮食堂の建物が建て替えのため移転を余儀なくされる。なかなか値段と場所といいものが見つからない中、すごくいい話が!ご縁とばかりに話を進めるも、新天地にて営業開始。早々に大家の家族の問題が浮上。大家の娘の香津葉と同居。これまた今時の子どもで親から見放されたと思っていた。しかし付き合っていくうちに自分も人に喜ばれる料理を作りたい -
Posted by ブクログ
定年間近の妙子が、10年前に家を出た夫を探しに上京し、そこで新たな友人と出会い、食堂の料理人としての新たな生き甲斐を見つけるストーリー。
東京に到着した日に財布をなくした妙子は、滋賀県公認宿泊施設の近江寮に泊まったのをきっかけに、そこで賄いを作るようになる。
料理を通じて、宿の管理人、安江や常連客たちと親しくなっていく一方で、安江に協力してもらいながら夫探しを続ける妙子。
安江の義母、ヨシ子が、認知症ながら、その何気ないコメントでその場をなごませたり、人に生きる力を与えたりしていたのがスゴい。特に、常連客の池花さんが、同姓のパートナー、忍さんを食堂に連れてきたときのヨシ子さんの反応がステキす -
Posted by ブクログ
彼氏に「面白くない女」と言われ別れを告げられた主人公の千絵は、北大塚駅近くのビルの一階店舗でおでん屋を始めます。開店は真夜中から早朝まで(開店前はおネエのマスターが経営するバー)。呑兵衛のビルのオーナー、2階では母娘が経営している美容室。個性ある面々に囲まれ始めたものの、おでん種を持ち帰るほど、お客様は来ない状態。そこで千絵は、お客様で来た元占い師のアドバイスを受けて「おでん占い」を始めます。お客様が選んだおでん種で占いをすると言うもの。果たして商売は繁盛するのか?占いはあたるのか。おでん屋の女将とOLの二足のわらじをはいた千絵は「面白い女」になれるのか。ストーリーは最初はもたつき感を持ちまし