渡辺淳子のレビュー一覧

  • 星空病院 キッチン花

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    「星空病院」の、今は使われていない別館の4階にサンルームにつながる「キッチン花」がある。
    シェフは、手術と料理が得意の元消化器外科医にして、名誉院長・半下石安喜良(はんげいしあきら)
    お供も連れずに勝手に回診して歩き、看護師たちに嫌がられているが、もしかしたら料理で治す患者を捜しまわっているのかもしれない。
    治すのは体の病気ではなく…

    家族の入院、という非常事態に浮上するさまざまな“非日常”に翻弄される家族たちを、経験豊かな老先生がオペ以外の方法で助ける。
    サンルームに置かれた花々に降り注ぐ光と、星空、あるいは雨。
    美味しい匂いが漂ってくる。


    第一話 A8病棟のバカ貝
    もうすぐ一年になる

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    2020年02月04日
  • 東京近江寮食堂 宮崎編~家族のレシピ~

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    滋賀から東京に出てきて始めた東京近江寮食堂も軌道に乗った。そんな矢先に近江食堂が取り壊されることになる。なんとか古い日本家屋を格安で貸してもらえる事になった。しかしその家の持ち主のヤンチャ娘を預かる事に。
    今回は宮崎料理が多数出てきてどれも美味しそうだった。常連カップルの仲違いを妙子らしく料理を使って解決したり、ヤンチャ娘を料理の世界に誘ったりと料理によって周りの人たちを幸せにしていく。
    とは言え当の本人は夫との関係が付かず離れずのままでまだまだ時間がかかりそう。
    他の土地の料理もどんどん続いて欲しい。

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    2019年09月09日
  • 東京近江寮食堂

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    定年間近の妙子の元に10年音信不通だった夫から1通の葉書が届く。意を決して葉書の消印をたよりになれない東京で夫を探すことに。だがそんなやさきにおきたトラブルにより近江寮に辿り着き寮に集まる人に料理を振る舞うことに。
    面白かった。失踪した夫が料理人だったから妙子も料理に精通していて奥が深い。読んでいて勉強にもなるしたまらなく美味しそう。滋賀ものは初めて読んだ気がする。郷土料理が他の地域の人や海外の人達にも受け入れられていく様子がなんだか嬉しい。お腹がふんわりあたたかくなる感じ。とっても好き。
    昆布で丁寧に出汁をとってみたくなる。
    脇を固める人達もキャラが立っていて可笑しいし愛おしい。
    笑って泣い

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    2019年09月03日
  • 東京近江寮食堂 宮崎編~家族のレシピ~

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    ネタバレ

    失踪した夫を追いかけて滋賀から東京に出てきた寺島妙子は、「東京近江寮食堂」の調理担当として腰を落ち着けたが、店そのものが取り壊されることに。
    知り合いのツテで、大学教授の実家である大きな日本家屋を貸してもらって、食堂を再開できることになったが…
    なんだか出るみたい。
    そのうえ、素行が悪くて親も持て余している、大学教授の娘まで預かることになった。

    キーワードは、郷土料理、我が家の味。
    郷土料理は東京で紹介されれば東京の味に変わり、我が家の味と我が家の味が結婚すれば、新しい我が家の味が生まれる。
    月下氷人はお醤油?
    固く守りたい思い出の味や、理想があるかもしれない。
    でも、"固い&qu

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    2019年08月15日
  • 東京近江寮食堂

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    滋賀県人は必読!

    表紙のおにぎりから美味しそうですが、出てくる料理も本当に美味しそうです。関東にいる自分としては本当に近江寮があればいいのに…とつい思ってしまいます。

    滋賀県出身の方ならクスッと笑えるような小ネタがたくさんです。財布の中身にもつい笑ってしまいました。

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    2019年06月02日
  • 結婚家族

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    テーマがある短編は、何人かの作家さんの作品を集めたものが多くいろんな作風に触れられるというパターンだと思っていたら、この作品は『結婚』テーマを1人の作家さんだということを忘れるバラエティなもので楽しめた。7作品、どれも面白く著者の他の作品も読みたくなった。

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    2018年10月03日
  • おでん屋ふみ おいしい占いはじめました

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    ネタバレ

    サラサラっと読みやすい本でした。
    思いがけず心理学?っぽい
    知識がたくさんついて
    占いの裏側を知れた気がします。(笑)

    千田さんに纏わる話では
    誰も悪くないのに悲しい、辛いことってあるよなぁとしみじみ感じたけど、最終的には明るい兆しが見えて良かった。

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    2025年10月09日
  • 東京近江寮食堂

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    タイトルから勝手に想像していたストーリー展開とは違っていたが、面白かった。
    生きることは食べること。
    食べることは生きること。

    人間、食事で生を繋いでいるのに、それをおろそかにしているよな。。と。

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    2025年09月19日
  • おでん屋ふみ おいしい占いはじめました

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    彼に振られ、「おもしろい女」になって見返すためにおでん屋を始めた千絵。
    お店を繁盛させるため、おでん占いも始めるがー。

    メイン2人のお客さん(+1)の人情話で進んでいきます。
    おでんの美味しそうな描写はほぼないかな。ごはんもの小説ではないみたい。
    同じビルのテナントの人達もキャラが強いので、いろいろ話が展開していきそうだけど続編は出てない模様。今後出るのかな?

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    2025年06月18日
  • 東京近江寮食堂

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    楽しい滋賀のおばちゃんたちのお話。
    マイペースなおばちゃん達、読み進めるのもマイペース。先が気になって止まらないと言うよりは、時間のあるお昼にゆっくり読める本。

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    2025年03月11日
  • 星空病院 キッチン花

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    こんな病院あるわけないよーとツッコミながら読んだけれど料理はどれも美味しそう。病院に訪れるいろんな事情を抱えた人と絡めてサクッと読めた。

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    2024年12月13日
  • 東京近江寮食堂

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    食べることは生きることだと感じた。近江料理のことを知らなかったので勉強になった。焼き鯖そうめんをぜひ食べてみたい。また、味覚障害を治した昆布だしも気になる。近くに東京近江寮があれば毎日でも通いたいものだ。私もヨシ子さんに人生相談したい。

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    2024年06月15日
  • 東京近江寮食堂

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    初めて読む作家さんだった。
    感動することもなく、可もなく不可もなくテンポよく読めたけど、何か物足りなく終わった感じ。旦那さんとの会話が欲しかったなぁ。

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    2023年11月25日
  • 東京近江寮食堂

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    表紙の絵に惹かれて読んでみました。

    消息不明の夫を探しに東京へ来た妙子。ひょんなトラブルから出会った安江が経営する滋賀県民専用の寮の食堂を手伝いながら夫を探すことになる。夫が働いていた飲食店を探し出すも夫は... というお話。

    妙子も成長することで夫と向き合うことができました。夫婦といえども他人。相手のことはよくわかっているつもりでも心の中はわからんよね。意図せず妙子も夫を追い詰めていたんだろうな。

    安江の話し方が鼻についてあまり楽しめずでした。なんでぶりっこ口調なんだ。

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    2023年10月24日
  • 東京近江寮食堂

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    最初の方、主人公が東京に来た目的や細かい設定とかがよく分からないまま話が進むので、少し読みづらかった。
    ヨシ子さん、実際にいたら大変そうだけど、良いことたくさん言ってて素敵でした。

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    2022年05月28日
  • 星空病院 キッチン花

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    連作短編集4編
    患者とナース、患者と家族それぞれの関係を修復するキッチン花の丁寧な料理の数々。美味しそうでした。

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    2021年10月07日
  • 東京近江寮食堂

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    10年前に失踪した夫を探しに、定年退職を前に東京に出てきた主人公。東京での思わぬ出会いがほっこりした。10年って長いよなぁ。待てるもんなんだなぁ。

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    2021年09月22日
  • 遠足はたまごサンド 星空病院 キッチン花

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    連作短編4編
    悩み、問題を抱えた患者、看護師たちが名誉院長ハゲ石先生の料理で癒される。
    とりあえず丁寧な料理で美味しそう。
    人生はオッソブーコの漫画家とその借金だらけの甥っ子の話が良かった。

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    2021年07月13日
  • 遠足はたまごサンド 星空病院 キッチン花

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    2作目だと分かったのは読み終わってからでしたが、特に違和感なく読めました。
    人間の弱さや強さを考えさせられつつも気持ちが落ち着くような展開になっていくので安心して読めました。一作目も機会があれば読みたいです。

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    2021年05月05日
  • 東京近江寮食堂

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    ネタバレ

    ヨシ子と忍を偲ぶ会で泣きが入った。
    登場人物みんなが人情に溢れていていい話だったーって感じ。
    妙子と秀一がその後どうなったか。
    上手くいけば良いなぁ。

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    2020年08月02日