古草秀子のレビュー一覧

  • ぼくを忘れないで
    統合失調症という病気がどういったものか知らなかったが、彼に限らず、人はたった一言で救われたり傷ついたりしながら生きていることを改めて感じた。人は辛い時、自分のことしか見れなくなってしまうことが分かっていてそれが嫌だと書いている彼は、とても心の優しい人なんだと思う。少しボタンを掛け違えただけで。この世...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    面白かった!幼少期の教育プログラムに財源を割くことは、幼い頃の貧困を後から矯正しようとするプログラムに投資するよりも効果が得られるとする主張。反論にもきっちりページが割かれていて、勉強になった。ヘックマンは母親による子育ての質ばかり注目しているのは奇妙という反論は面白かった。
  • 幼児教育の経済学
    邦題はややズルい。このタイトルから読者の多くが期待するであろう「いつ、なにをするのが、教育において効率的・効果的なのか」については、中室牧子「学力の経済学」のほうが良書。
    ただ、学力の経済学も本書は参照・引用しており、本書の内容も興味深い。
    本書はどちらかというと論文である。いや、アメリカ世界におけ...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    就学前(6歳まで)までに、貧困層に対して、忍耐力や協調性といった、非認知能力を高める教育を実施することで、将来の所得向上、生活保護費低減、犯罪率低下など、経済的かつ社会的にメリットありますよ、というのを、実験を踏まえて証明したヘックマン教授の成果を、わかりやすくまとめた本。ちと読みにくかったが、内容...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    朝日新聞の天声人語に掲載されていたので読んだ。短くわかりやすく書かれていた内容に、反論もいれて構成された本である。
     読んで損はない本。
  • 幼児教育の経済学
    ・高学歴の女性を母親として、安定した結婚生活を営む過程に生まれ育つ子供は有利
     -読み聞かせに時間をかけ、一緒にテレビ見るのは少ない

    ・アベセダリアンプロジェクト&ペリー就学前プロジェクト

    ・認識的スキルは10歳までにある程度決まってしまう。しかし非認知すきるは20代の初めまで発展可能だが、学習...続きを読む
  • 内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える
    「内向型」「外向型」は性格心理学の研究の蓄積があるのものの、定義が学問的には難しいものらしい。
    低刺激を好む内向型と、高刺激を好む外向型。
    両者は補完しあう関係という、至極穏当な主張をしているのだが、やはり極端に外向型を尊ぶ価値観のアメリカでは、かくまで内向型を称揚しないと、バランスが取れないんだ....続きを読む
  • 誘拐された犬
    名犬チェットと探偵バーニー第二弾。ドッグショー優勝候補犬の警護を依頼されたものの、あっという間にクビになったチェットとバーニー。ところがその飼い主と犬があっという間に誘拐され、二人は捜査に乗り出す。今回もチェット絶好調。重要な場面でも猫が現れたらそっちに気を取られ、捜査中も動物や食べ物の匂いに釣られ...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    子供の非認知的スキルを育てることが大事という根拠となったヘックマン教授の話と、それへの反論を多く掲載し、かつヘックマン教授の再反論をまとめた本。
    確かにこうしてみると、ヘックマン教授の調査も結果から導かれたようにも思う。とはいえ非認知的スキルのある程度の重要性、また子供の貧困を改善することは多くの学...続きを読む
  • 誘拐された犬
    名犬チェットと探偵バーニーシリーズの第二弾。
    彼らのデビュー作である、「助手席のチェット」が最高に面白かったので、否が応でも期待が高まります。

    一人の男をチェットとバーニーが追い詰め、首尾よく事件を解決したところから、物語は幕を開けます。
    相変わらず、探偵事務所の家計は火の車であるものの、少しまと...続きを読む
  • 助手席のチェット
    動物好きなら絶対読むべし、ということで、本屋さんの棚から手に取ったのが始まり。語り手は、探偵バーニーの飼い犬チェット。つまり、犬の視点で読者も事件を追いかけていくことになるんです。読書に没頭しているあいだは、すっかり「犬族」の仲間入りをしていましたよ。警察犬の試験にあと少しで合格していたほどの勇気と...続きを読む
  • 夫婦ゲンカで男はなぜ黙るのか
    永い年月、夫婦が円満に生活していくには、まず、男と女の脳の違いを把握することから始めなければならない。
    喧嘩の原因の統計を見てもわかる通り、生活を共にする中で、お互い何に不満を持っているのか、とても興味深い結果が出ている。
    両親が離婚している人同士の結婚が破綻しやすいとか、家事分担に妻が満足している...続きを読む
  • Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる
    四年ぶりのこんまりさんの本!!!

    仕事もときめきで!っていう本でした。
    こんまりさんの成り立ち?というか、これまでの仕事、わたしずーっとただ片付け仕事だけしてたのかと思ってたら、そんなことはなく、人材派遣の営業をしてたのだとか!!!!!

    何回見ても少女のようなコンマリさん。

    歳取ってもあのまま...続きを読む
  • Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる
    あまり目新しいことはなく、『人生がときめく片づけの魔法』に書かれていた内容とかなり重複する。
    今回のポイントは共著者のスコット教授の話かと思うのだけど、正直イマイチ。これまで色々な本で取り上げられきたような似たような話ばかり…。

    でも、こんまりさん担当の最終章は良かった。
    何の仕事をしているかより...続きを読む
  • 夫婦ゲンカで男はなぜ黙るのか
    結婚というテーマを科学的に分析したノンフィクション。できたらずっと幸福な人生を歩みたい。
    ふむふむとメモするところも多し。
  • イングランド・イングランド
    イギリスのSF(?)小説。
    大富豪がイングランド南部のワイト島(この島は実在し、ちょっとしたリゾートである)を買い取り、そこにバッキンガム宮殿やらハロッズやらイングランドをモチーフにしたテーマパークかつ国家の、「イングランド・イングランド」を作る。イギリス本土はオールド・イングランドと区別される。
    ...続きを読む
  • 幼児教育の経済学
    就学前の教育が、忍耐力や協調性、頑張る力などの非認知能力を高める。ゆえに社会課題である子どもや社会的貧困を解決する一助となると主張する。

    著者の主張への反論、またそれに対する反論も書かれている。著者の主張だけに偏らず、多様な意見を見ることができるのも好感が持てる。
  • 幼児教育の経済学
    まず経済学なので個人レベルで何をするべきか、に関してはヒントにはなっても明確に何かを得られるわけではないので注意。

    ユニークなポイント
    著者の主張と反するような別の研究者のコメントが多数掲載されており、様々な観点から主張を見ることが出来る。
    その代わり主張自体はボリュームが非常に少なく、あっさり読...続きを読む
  • 内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法
    まず自分の知ることが大事だと感じました。
    完全な外向型もいなければ完全な内向型もいないので、特性としてどういう時に不安感を感じやすいかを知ること、そしてそれを負い目に感じないこと。
    無理に自分を変えようとするよりも、自分が実力を発揮できる環境を作った方が無理なく高いパフォーマンスを出すことが出来る。...続きを読む
  • Joy at Work 片づけでときめく働き方を手に入れる
    この本を読んで仕事で実践したくなり、早速デジタルデータを片づけた。その後、毎朝パソコン立ち上げてデスクトップがきれいだとやる気が起こる。効果はあると思う。