古草秀子のレビュー一覧
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働き方もそうだし、働く環境も良くしたい。
時短を目指しているんだけれど、逆に仕事に追われて疲れる日々。こんな日々に終止符を打つべく、本書を読んでみた。
「なぜ片付けをするのか?」という目的意識を持つことが非常に重要。理想の働き方をイメージする。
私の場合、以下のことがやりたいから。
○取り出したい書類、確認したいプリントがさっと出てくる(原則5秒)
○先々を見通して早め早めに提案をする
○午後5時半になったら、10分間、明日するタスクを6個スケジュール帳に書き、優先順位を決める。
○ 15 分間、今日1日を振り返りPCに書き留める。
○ 18時にはきっぱりと職場を後にする。
同僚のありがた -
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サイ・モンゴメリーはテンプル・グランディンの本しか読んでいなかったが、それがとても良かったし、この本のタイトルも気に入ったので読んでみた。
動物と暮らすと、愛情の幅が広がるのを感じ、彼らの心の曇りのなさに驚かされることが度々あるが、著者が書いているのもまさにそういうことだった。
動物と暮らすとお金がかかる。自由に旅行にも行けないし、一日も世話を休むことができない。
それがイヤだから、飼わないと言う人の言い分はもっともだし、無責任に飼う人は最低だ、そんなんなら最初から飼うなと思ってはいるのだが、動物と暮らすことで得られる素晴らしさは何にもかえ難く、それをどうしたら分かってもらえるだろうと常々考え -
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ネタバレ仕事でのグループワーク後にいつも違和感を感じていたため、ある意味それを「正当化」するために読んでみた。
以下、気になった点。
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・優れた音楽家たちは・・・たとえ集団で演奏するものであっても・・・個人練習が本当の練習であり、集団でのセッションは「楽しみ」だと表現する。
・”エンジニアは人々の生活を変えることができる「世界にとって重要な人物だ」と教えた。”
・ブレインストーミングが失敗する理由:社会的手抜き(集団で作業すると、他人任せで自分は努力しない)、生産妨害(発言したりアイデアを提示したりするのは一度に一人なので、その他の人たちは黙って座っているだけ)、評価懸念(他社の前では自分が -
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有名なペリー就学前プロジェクトやアブシディ?実験などによると、就学前に非認知スキル(成績を上げるための勉強ではなく、生活力的な忍耐力、対人スキルなどの能力)を上げるような教育を施すことにより、成人後の逮捕率、各種依存症率、離婚率、就業率、持ち家率などに有意な差が生まれるとされている。これをベースに、最も社会的なリターンの大きい教育投資は、就学前に非認知スキルなどを上げることであると説く。
二章ではこれに対して他の識者が見落としている点などを指摘。特に非認知スキル教育はややもするとその時点で優位な集団の(≒白人の)規範を押し付け再生産しかねないという指摘が興味深かった。また、こうした実験と結果の -
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邦題はややズルい。このタイトルから読者の多くが期待するであろう「いつ、なにをするのが、教育において効率的・効果的なのか」については、中室牧子「学力の経済学」のほうが良書。
ただ、学力の経済学も本書は参照・引用しており、本書の内容も興味深い。
本書はどちらかというと論文である。いや、アメリカ世界における諸問題・格差が幼少期の教育の充実(より正確には教育への政府の介入)により縮小・改善できるとする政策提言である。ちなみに原題(そして第1章のタイトルでもある)は「子供達に公平なチャンスを与える」。まさにこういうことが書かれている政策提言なのである。
著者は幼少期の教育的介入に関する実際に行われた二 -
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就学前(6歳まで)までに、貧困層に対して、忍耐力や協調性といった、非認知能力を高める教育を実施することで、将来の所得向上、生活保護費低減、犯罪率低下など、経済的かつ社会的にメリットありますよ、というのを、実験を踏まえて証明したヘックマン教授の成果を、わかりやすくまとめた本。ちと読みにくかったが、内容は理解できた。
公的資金への投入にフォーカスしているが、数十年単位の長期投資のため、なかなか資金投資しにくい問題がありますよねー。
民間で小さなビジネスモデルを作り、公を交えて普及、高所得から利益を得て、低所得を実質無料、的なモデルが作れないかー、webの広告モデルみたいに、リアルな広告モデルが -
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「内向型」「外向型」は性格心理学の研究の蓄積があるのものの、定義が学問的には難しいものらしい。
低刺激を好む内向型と、高刺激を好む外向型。
両者は補完しあう関係という、至極穏当な主張をしているのだが、やはり極端に外向型を尊ぶ価値観のアメリカでは、かくまで内向型を称揚しないと、バランスが取れないんだ...と思わされる。
この本は、ある種のアメリカ社会論として読んだ方が面白いかもしれない。
ヨーロッパ的な権威を否定しながら文化を創り出した歴史的な経緯から、活動的な外向性を尊重するようになったそうだ。
内向型の人たちが、外向型を装いながら生きざるを得ないことや、内向性を尊ぶアジアからの移民や留学生 -
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ネタバレ名犬チェットと探偵バーニー第二弾。ドッグショー優勝候補犬の警護を依頼されたものの、あっという間にクビになったチェットとバーニー。ところがその飼い主と犬があっという間に誘拐され、二人は捜査に乗り出す。今回もチェット絶好調。重要な場面でも猫が現れたらそっちに気を取られ、捜査中も動物や食べ物の匂いに釣られ何をしていたのか忘れちゃう。こいつは怪しい悪者だって思っても、美味しいものもらったり褒められたりすると、あれ?なんだかこいつが好きになってきたとすぐ考え直す。なぜなら犬だから!バーニーは探偵としても相棒としても最高なんだけど、酔っ払った勢いで先物取引に手を出して痛い目にあったりしてる。タフでクールで
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名犬チェットと探偵バーニーシリーズの第二弾。
彼らのデビュー作である、「助手席のチェット」が最高に面白かったので、否が応でも期待が高まります。
一人の男をチェットとバーニーが追い詰め、首尾よく事件を解決したところから、物語は幕を開けます。
相変わらず、探偵事務所の家計は火の車であるものの、少しまとまったお金が入ったことで、彼らはささやかな祝杯をあげます。祝杯の席では、旧知の間柄のスタイン警部補から、かなり割のいい仕事も紹介してもらい、ここまでは順調だったのですが。
"あれっ、ひょっとしてなにか失敗をしでかしたか?"(本文63ページ)
という失態をチェットがやらかして、 -
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動物好きなら絶対読むべし、ということで、本屋さんの棚から手に取ったのが始まり。語り手は、探偵バーニーの飼い犬チェット。つまり、犬の視点で読者も事件を追いかけていくことになるんです。読書に没頭しているあいだは、すっかり「犬族」の仲間入りをしていましたよ。警察犬の試験にあと少しで合格していたほどの勇気と才能あるチェットが、バーニーの事件を手伝うはずが・・・そこは、やっぱり犬なので、つい食べ物に目がくらんで、証言を聞きそこなったり、すぐに大事な手掛かりを忘れてしまったり。でも、そういうところが逆に面白くて。犬になったつもりで、ハンバーガーのかけらを、拾い食いしちゃったり、犯人にがぶりと噛み付いてみた
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