古草秀子のレビュー一覧
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公共政策としての就学前教育の重要性と特に社会階層の低い家庭の子供達が就学前プログラムを受ける事で将来の年収等、長期に渡ってその効果が及ぶということを研究したジェームズ・へックマン氏の論文を一般向けにした内容とのこと。再分配ではなく事前分配こそ効果があり、その重要性を説いている。プログラムの具体的な内...続きを読むPosted by ブクログ
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幼い頃に自分のせいでダウン症の兄が亡くなったと思い込み、統合失調症を患った19歳の青年・マシュー。治療の一環として彼が綴った文章をまとめたという設定の本書は、時系列も真偽も不明ではなはだわかりにくい。だが読みにくさを我慢して読んでいくと、精神に病気を抱えた青年の内面が生き生きと描かれている(って変?...続きを読むPosted by ブクログ
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備忘録
就学前教育、非認知スキルの重要性をエビデンスに基づいて解説
科学的根拠に基づくプロジェクトの、公共政策への汎用性の難しさ
(ペリー就学前プロジェクトやアベセダリアンプロジェクトと、ヘッドスタート)
科学者による反論やヘックマンによる再反論など、
一度で完璧な介入プログラムができるわけが...続きを読むPosted by ブクログ -
海外の話だから、階級のこととか日本とは違うのでは?と思うけど、年齢が低いからこそ教育が大事で、それが認知的な学習というより、情緒的なもの、忍耐力、リーダーシップなどに関連するとなると、この研究はとても重要。職業生活とか、家庭生活に活きる力って非認知的なものだと思うから。しかし教育の効果を測る難しさも...続きを読むPosted by ブクログ
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就学前教育の必要性
ペリー就学前教育は有名なので、目新しい感じはしなかったかなあ。
幼児期の教育は本当に大事であることがエビデンスを伴って証明されているのに、どうしてそこに投資をしないのだろう。
幼児教育の教師は、短大卒の若い先生が多い、
というかむしろ4大卒のベテランは採用したくない園が多すぎ...続きを読むPosted by ブクログ -
学問としては重要な論文が収められているが、その後、非認知スキル・性格スキルを分かりやすく説明した書籍もでており、研究者以外は読む意義は少ない。Posted by ブクログ
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思ってたより、薄い内容だった。様々なレビューで、すでに知っている内容が殆ど。へックマン氏の主張に対する反論、それに対する再反論が載せられているのは評価。
非認知スキルすなわち、肉体的精神的健康や、根気強さ、注意深さ、意欲、自信といった社会的、情動的性質。これは学力テストや社会的成功にも貢献している...続きを読むPosted by ブクログ -
幼児から介入した方が、成長してから職業訓練等を行うより、リターンが大きいとの主張である。本書が他の本と異なるのは、著者の主張への反論等も載せている事である。ただし、反論への再反論が行われている。
著者の主張は基本的には正しいものと考えるが、やはり大規模な試験が必要であろう。また、もっとコストの少ない...続きを読むPosted by ブクログ -
ヘックマンの論文と、それに対する専門家のコメント、その反論。さいごに解説と日本版。
家族の関わりの重要性。
裏付けはこれから。
C3033Posted by ブクログ -
高校生の課題図書になっているけど、大人が読んでも読み応えあります。文章は分かりやすく、当時10歳であったレイゾンの視点で書かれています。
「シンドラーのリスト」に載った最年少のユダヤ人の一人。
ホロコーストを生き延びた過酷な体験を物語っている。
レイソンは5人兄弟、ポーランドの東部で生活していたが...続きを読むPosted by ブクログ -
帯は詐欺
教育に関するエビデンス本。
主に幼児教育の効果について書かれている。
本書の特徴として反対意見も掲載しててそれに対する反論といった形式をとっている。
まだまだ研究途上分野、データも不足してると言わざるをえないので相当興味を持った人でないと読む意味は少ないかも。Posted by ブクログ -
就学前の教育を受けた子と受けてない子では就学時点から学力に差があり、その差は忍耐力や協調性や自発性といった、学力やIQ以外の非認知能力の差によるもの。
非認知能力は生後すぐから就学前の時期(特に3〜4才)に適切な教育(刺激)を受けて発達するが、適切な教育を与えられない貧困家庭の子どもに公費で教育を行...続きを読むPosted by ブクログ -
賛成、反対の論文をまとめるという形式はほかにあまりなく、面白い試み。
内容は概要説明に感じ、入り口としてはよい書だと思う。Posted by ブクログ -
結婚を科学する。外国ではこの分野の研究が進んでいる、言い換えれば日本と比べ、よりオープンに話されている。それは同性同士の結婚についても言及されていることからも窺い知れる。
外国と日本では結婚観等の文化が違うので、本書を読んでもピンとこない部分は多々ある。だが結局は男と女であり、その脳みその構造の違い...続きを読むPosted by ブクログ -
夫婦ゲンカでなぜ男は黙るのか、という理由よりも、夫婦間の問題への取り組み方への提言。科学的統計的なデータをもとに、どう行動すれば破局する確率が低くなるか、は役に立ちそうPosted by ブクログ
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こういう本はもっと安く提供されるべきだと思います。内容については文句は特にありませんが、夫婦関係に困っている人が2000円以上出して本書を購入するとは思えません。学者向けだというのならばよいかもしれませんが。Posted by ブクログ
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NYタイムズ紙の健康ジャーナリストの著者が、様々な「結婚に関する科学的な研究」を紹介している。全体的にどこかで読んだような話か感覚的に理解していたことを改めて根拠づけたという話が中心ではあったが、面白かった。表題に関連しては、4000人の男女を対象にした研究で「男性では、けんかの際に沈黙を保つことは...続きを読むPosted by ブクログ
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上司が、「誰か読んで感想を聞かせて!」と言っていましたが、誰も手を挙げず…(^-^;)
買ってくれたら、超特急で読んで感想文を提出しても良いんだが…買ってくれないだろうか…もう忘れてしまったかな?
読む前から、他ユーザのレビューや、目次で何となく内容の想像はつくような気もしますが。
一頃流行ったス...続きを読むPosted by ブクログ -
~1024
PART1 よりよい結婚生活のために
1章 結婚の現実を知ろう
(離婚少なくなっている)
・結婚と離婚をめぐるデータ
・離婚を繰り返す常習者の存在
・期待の高まりがハードルを上げる
2章 結び付きの科学
(浮気するのは遺伝子のせい)
・ロブスターは理想の夫婦...続きを読むPosted by ブクログ