西村則康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中学受験の指導に身を置く立場として、非常に多くの示唆を受けた一冊だった。
ドルシー・ロー・ノルトの子育て論とも通じるが、結局のところ子育てで最も大切なのは、家庭の中で大人がどれだけ笑顔で過ごしているか、という点に尽きるのだと思う。子供は親の姿を映す鏡であり、親自身が楽しんでいなければ、子供が学ぶことを楽しめるはずがない。実際、家庭教師として多くの家庭を見てきた著者も、難関校に合格する子供の家庭ほど、親が朗らかであるケースが多いと述べている。
本来は「生まれてきてくれてありがとう。健康でいてくれればそれでいい」と思っていたはずなのに、成長とともに期待は膨らみ、「良い学校に通ってほしい」という願望が、いつしか子供を苦しめてしまう。
中学受験は合格そのものが目的ではない。思考力やスケジュール管理能力、学習に対する自己肯定感を育て、その後の人生に活きる力を身につける経験であるはずだ。公式を覚えれば解ける問題は増えるが、それだけでは応用力や考える力は育たない。
「9歳の壁」「三行の壁」といったキャッチーな言葉も、指導者として非常に実践的だと感じた。同じ計算でも、問いの立て方一つで難易度の印象は大きく変わる。
そして何より印象に残ったのは、「苦手教科はピーマンと同じ」という比喩だ。無理に食べさせるのか、刻んで気づけば食べられるようにするのか。指導の本質を、これほど分かりやすく表した例えはないと思う。 -
Posted by ブクログ
夫婦共に中受経験あるけど子どもは高受を考えていて、
自走に興味があって読んだ。
受験テクニック的なものではなくて、自分から進んで勉強を楽しいと感じられるために
親はどんなスタンスで、どんなことを提供すべきかが書いてあった。
人と比べてしまうと、
何でもかんでもある程度はできて
感情のコントロールができて、
決めたことはルーチンにできて...って
自分の幼少期を棚に上げて高いレベルを求めてしまいがちだけど、
「どこかゆったりとしていて、子どもと自分が別の人間であるという感覚を大事にしている親御さんの子どもは賢い」
というのを読んで、なるほどなと。
自分で考えて試行錯誤できる環境って、
アレコレ言われない、詰め込まれない、管理させすぎず自由であるってことだもんね。
親としては
子どもの学力(習熟スピード)や興味と能力の偏りには
ちょっともやもやしてる部分もある
習い事をさせてない負い目もある
(好きにやりたいから練習に向かない)
少なくとも今ハマっていることだけは
思い切りできるように環境を整えてて
本人がのめり込んでいるのもわかってるし
親が放っておいても伸びてる力がいくつかある
この方向性で良いって思いたいな