志坂圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ディスカヴァー・トゥエンティワン社による書店員が選ぶ新人賞「本のサナギ賞」第一回受賞作。
エンターテイメント小説という枠で歴史モノとはどうだろうかという不安は程なくして無くなりました。
吉原の女性たちの生き様という内容だけ聞くと暗く感じますが、主人公の駒乃やその周りの人物たちのキャラクターが明るく一つのエンターテイメント小説となっていました。特に駒乃と他の女性とのやり取りは時にコミカルで歴史モノであることを一瞬忘れる程でした。
話の流れや駒乃の口調が途中で気になるところがあったので★4にさせて頂きましたが、個人的には駒乃の「ありんす言葉」がツボだったので★5あげたかったです笑 -
Posted by ブクログ
ネタバレ天保八年、飢饉の村から 9歳の少女、駒乃(こまの)が人買いによって江戸吉原の大遊郭、扇屋へと口入れされる。
駒乃→禿時代は しのほ →引込禿 駒乃 →引込新造 明春 →附廻(花魁) 艶粧(たおやぎ)へ。
抱えるのは振袖新造の「風巻(しまき)」と禿の「なつめ」。
振った相手になつめが殺され、キリシタンとなるべく足抜けし、
足抜けした相手、林太郎と供に長崎へ向かう。
子供「光太郎」を生み育てる。
そして、実の母と弟の生死を知る。
労咳になり、光太郎を残してこの世を去る。
もう一人の子供「なつめ」に会いに行く。32歳。
とても読みやすい。
花魁という世界を解りやすく書いてある。 -
Posted by ブクログ
本のサナギ賞という文学賞の第一回大賞作。「書店員が世に出したい新作」と言うことで。趣向が面白そうだし、どのくらいのレベルだと大賞になれるのかというのが気になって。
同じ舞台の小説として宮木あや子さんの「花宵道中」を読んでしまっていたので、どうしても比べてしまうなぁ。あの文章のリズム感や単語選びのセンス、心理表現に比べると、どうしても薄味に感じてしまう。イベントも、新造出しとか初夜火事足抜け等々と申し訳ないけど一度読んでしまったテーマで、淡々と流れてしまった感。カクレのあたりは目新しかったな!
花魁の階級とか、吉原の状況とか、キャラクター以外の部分をしっかり説明することで、想像の基礎のところを共