あらすじ
【ハヤカワ時代ミステリ文庫】人情に厚く酒好きの元花魁、七尾姉さんは、なにかと吉原の騒動に巻き込まれがち。ある日、妓楼で男客が首を捥ぎ取られて怪死した! 胴体がこっちで、首玉があっち、人間業とは思えないが、客と寝ていた女郎がしょっ引かれそうになる。細腕でそんなことができるはずがない、このからくりを暴いてみせましょう。
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Posted by ブクログ
シリーズ2
七尾姉さんは、吉原、河岸見世「千歳楼」の主。
数々の伝説、武勇伝、失敗談で語り継がれている元花魁。
何かと、吉原の騒動に巻き込まれ、その騒動の解決と引き換えに、幾許かの金子を貰っている。
今回は、
妓楼の二階が焼け、焼死体となった、女郎が、成仏出来ず、幽霊となって、下手人探しを頼む。
ある妓楼で、客が首を捥ぎ取られ死んでいた。
日本堤で、七尾姉さんの昔の馴染み客で、綿問屋の大旦那が、道中刺しで胸を刺され、殺されていた。
小火事件の後、居続けの客が殺されていた。
見事解決した七尾姉さん。
しかし、成仏出来ず、七尾姉さんの周りをウロウロする、元禿・たまき。そして、くノ一のハルとの複雑な関係は、続きそう。
今回も、語りは、妹の里。
とにかく、馬鹿馬鹿しく、面白い。