田口智子のレビュー一覧
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ネタバレ"いいか、ダレン・シャン、好奇心はほどほどにしておけ。好奇心は、九つの命を持つネコもころす威力があるんだぞ"
"この世に不変のものなど、なにもない。人間の見てくれだって、そうだ"
作品全体を通すこのテーマが好きだ。第二巻から登場するミスター・タイニーの言葉が好きかもしれない。
ファンタジーは現実の秩序と倫理観から離れたところにある。だから現実の秩序と倫理観を大切に生きている者の心を抉りかねない。
そのことを前提に置いて書かれているこのファンタジーシリーズはとても詠みやすくて好きだ。
子どもの好奇心は、時にその子ども自身も後悔させてしまう。
1巻から変 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ"自分の命を投げ出してまで、あいつを救わなければならないほど、ぼくは悪いことをしたのか?
答えはイエス。やはり、イエスだ。"
このくだりを読んで、このファンタジーを読み進めることを決めた。
ハッピーエンドではないということだけ知っているダレン・シャンを読むこととした。その1巻目である。
ファンタジーは作者の倫理観や政治観が色濃くでるジャンルだと思う。ダレン・シャンは一応ローファンタジーだが、私はこの第1巻で作者の強い信念のようなものを受け取った。
たとえ子どもだとしても、その好奇心が全て良いものだというわけではない。冒険は楽しいものかもしれないが取り返しのつかない後悔を -
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Posted by ブクログ
ネタバレ一応作品にその手の描写(ぼかしてる)のが入るので
進める年代としては中・高校生向けだろうね。
ただしいえることは提示された運命は
確かに回避はできないものかもしれないけど
そこに新たな枝を伸ばせる可能性はあるということ。
かなり酷な行動であったけれども
ダレンは当初なるはずだった運命を
予期しない形で突破したのよ。
だからこそ運命を見られるエバンナを
奮起させることができて
その不備をしっかりついたうえで
あの時代へと戻したの。
これだけは覚えておいてほしい。
昨今のSNSのふるまい。
あるものに参加しているやつら
スティーブのようになりたければ続けなさいな。
必ずどこかの形で
反動 -
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Posted by ブクログ
小学生の時に出始めたシリーズで、途中の巻から読めていなかったのがずっと気になっていたので、今なら一気に読めると手に取りました。
当時の印象も暗めのイメージだったけど、蜘蛛やサーカスなど、楽しいシーンでも、やっぱりどこかおどろおどろしく、意地悪い感じ(?)もあり、そのあたりが、この本を大好きになりきれないところかなあ..きっと好きな人には好きな世界観なのだと思いますが。
自分が招いた結果なので、ダレンも悪いけれど、本人にはどうすることもできずに進んでいく展開に、切ない気持ちに。
ちょっと悪いことをしたい、親の言いつけどおりじゃないことをしたい、自分の力でなんでもできる!みたいな子供の気持ちに -
Posted by ブクログ
ネタバレバンパイア元帥であるダレンとバンパニーズ大王のスティーブが戦い、ダレンが勝ってハッピーエンド。
前巻を読むまではそう予想していたのだけど、どちらが勝っても勝者が闇の帝王となって世界が滅ぶというのなら、物語の落としどころはどこにあるのか。
ふんふん、なるほど、そう来たか。
という決着をつけたあとも、まだ本の半分をちょっと過ぎたくらい。
ダレンの行動がエバンナの心を動かし、エバンナの決意が人類の未来に希望を灯す。
善意だけではない、人の心のダークな部分や弱いところもしっかり書かれ、判断ミスには大いなるツケを払わされ、辛い部分の多かった物語だったけど、最後は明るい気持ちで本を閉じることができる -
Posted by ブクログ
ネタバレ前巻でハーキャットの正体を探すために訪れた荒れ果てた世界。
それは、闇の帝王が君臨した未来の世界だったことがわかる。
しかも、その闇の帝王は、スティーブかダレンの勝者どちらかだと。
スティーブが闇の帝王になる未来は想像がつきやすい。
けれど、ダレンが闇の帝王?
そんな時、ダレンたちが身を置いているシルク・ド・フリークがダレンの故郷へ行くことになった。
一緒に行くか、それともやめるか。
一緒に行くと言ったダレンを哀しげに見るミスター・トール。
嫌な予感しかしない。
そこで昔の親友トミー・ジョーンズと再会。
プロサッカー選手となったトミーと、試合後にスティーブのことで話をする約束をしていたの