先崎彰容のレビュー一覧

  • 国家の尊厳(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    「違和感の正体」「バッシング論」に続き、手にした先崎先生の著書。
    自由と民主主義の揺らぎ、令和の日本のあり方、ポストコロナの国家論などに明快に切り込む。

    ポピュリズムvs民主主義、自由主義vs民主主義、効率性と個人主義を追求した結果もたらされたもの、そして人の尊厳とは?

    先崎さんの言葉はいつもすんなりと入ってきて、ストンと胸に落ちる。目先の政策も大事だけど、政治家には対局的な国家像を語って欲しいと思う私に、今の日本の課題を言葉にして示してくれた著作でした。

    0
    2021年10月08日
  • 違和感の正体

    Posted by ブクログ

    最近夜はBSフジのprimenewsにハマっているのだが、先日登場されていた日大の先崎教授の著作。

    日頃ビジネス界隈の本ばっか読む中、ひっさびさに思想、社会学系の本に触れたのもあり、初っ端から『ああ文系の論考ってこうだよなぁ〜』感を痛烈に感じた!

    物事を、ファクトベースではあるんだけど、そこに個人の知識や知見、過去の思想家などの思考をふんだんに絡めて、独自の視点で喝破する。それはとてもブレもなくなるほどなぁと思わされるのも多いが、極めて分かりづらい...。論点や論拠があっち行ったりこっち行ったり、着いてくのがしんどい。

    primenews登場

    0
    2020年11月17日
  • ナショナリズムの復権

    Posted by ブクログ

    著者は、ナショナリズムをめぐる三つの誤解があるといいます。まず、ナショナリズムを全体主義とみなす誤解、次に、ナショナリズムを宗教とみなす誤解、そして最後に、ナショナリズムをデモクラシーの帰結とみなす誤解です。

    まず著者は、アレントが問題にした「モッブ」や、ゲルナーが問題にした「大衆」は、伝統から切り離されており、全体主義を招き擬似宗教的なポピュリズムに陥ることを明らかにしたうえで、ナショナリズムがそれらの立場とはっきり異なっていると論じます。

    つづいて、吉本隆明の『共同幻想論』が、なにを問題にしたのかということに議論は進みます。吉本は、習俗に基づく「黙契」と、そのような背景をもたない「禁制

    0
    2022年02月09日
  • ナショナリズムの復権

    Posted by ブクログ

    さまざまな思想家の著書をたどりながら、全体主義、宗教、民主主義とナショナリズムは区別されるべきであることを示し、筆者にとってのナショナリズムという言葉の定義を明確にしていく。

    0
    2014年03月01日