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Posted by ブクログ 2023年12月10日
現代の思想家の中で頭一つも二つも抜けていると思っている先崎彰容氏のナショナリズム論。
江戸時代〜現代に至る日本の思想史論でもあり、氏がとにかく頭脳明晰の天才だと言うことがよく分かる著書。
その知識と熱量が、新書と言うフォーマットに収まりきっていない。
江藤淳も丸山眞男も未読なので、日本思想史もより深...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月08日
最初の方は理解しやすかったけれど、途中から難しくてついていけなくなった。
とはいえ、ナショナリズムに対する誤解があること自体は理解できた。
ナショナリズムは、全体主義や擬似宗教、民主主義のいずれともイコールではないこと。
著者の言うとおりにまさに「誤解」していた私にとっては、勉強になった。資本主義は...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月12日
この本から感じるのは、何よりも「思考の熱量の高さ」。新書という紙幅の制限の中に、葦津珍彦、ハンナ・アーレント、江藤淳、オルテガ・イ・ガゼットなどの思想を援用、敷衍しつつ、健全なナショナリズムの復権を説く。
個人的には、海外の左翼と日本の左翼との大きな差は、夫々の属する国への思慕の軽重にあるように思...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年07月25日
著者は、ナショナリズムをめぐる三つの誤解があるといいます。まず、ナショナリズムを全体主義とみなす誤解、次に、ナショナリズムを宗教とみなす誤解、そして最後に、ナショナリズムをデモクラシーの帰結とみなす誤解です。
まず著者は、アレントが問題にした「モッブ」や、ゲルナーが問題にした「大衆」は、伝統から切...続きを読む
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