ロレッタ・ナポリオーニのレビュー一覧

  • 人質の経済学

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    解説の池上さんが書いているとおり恐ろしい本だ。人間が商品として扱われている。海賊ビジネスから、人質ビジネス、さらに難民輸送ビジネスへと進化している。後藤氏が殺害されたのは、安倍政権がISに対して対抗心をむき出しにしたためだ。なるほど。

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    2017年02月07日
  • 人質の経済学

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    欧米人が誘拐された、解放された、というニュースの裏にある「人間が商品として取引されている」という事実。今まで知らなかったことばかりでした。人質を身代金目的と外交戦略目的とに使い分けるイスラム国、人質に優先順位をつける政府。

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    2017年02月04日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    内容は硬いけど興味あることだし平和的な社会活動として賛同できる。でも若干日本語がわかりにくいというか、翻訳が言語に忠実すぎるのか、ちょっと読み進めにくかった

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    2025年08月31日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    編み物の歴史なんて考えたことがなかったから、知らないことがたくさんあった。トリコテウスや、諜報活動のために暗号を編み込んだことなども。
    編み物が素晴らしいヒーリング効果を持っていること、よくわかる気がする。網目を数える自信がないのだけれど、やっぱりやってみようかな。

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    2025年05月18日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    編み物という中毒性のある作業にはまった事のある人は多いと思う。パリオリンピックで、プールサイドで編み物をする男性スイマーが話題になった。彼は、編み物をする事で無心になり、オリンピックという大舞台に備えていた。
    長らく編み物は女性の作業と捉えられてきた。編むことを力に変え、世界をも変えていった事を、イタリア人の著者が自身の体験とともに書く。
    面白い視点だった。訳者あとがきも、面白かった。そして、最後に本文中に出てきた編み物作品のパターンもあるのだが、それが編み図ではなく文章だけで書かれていることが衝撃的だった。

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    2025年04月06日
  • 編むことは力 ひび割れた世界のなかで、私たちの生をつなぎあわせる

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    期待した。思っていたのと違いエッセーなので思いの記述に近い。
    ただ考えてもみなかった編み物が脳の発達につながったという人類史上の見方も紹介されていて新鮮だった。

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    2025年03月09日
  • 人質の経済学

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    インパクトの強いタイトルだが、原題は「人身の商人」。難民たちの移動が「テロ組織」等の収入源になっていることなどにも頁を割いており、震撼させられる。一過性の議論ではなく、鳥の目で状況を見たい際にオススメ。厚いが読み易い。

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    2018年11月05日
  • 人質の経済学

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     この手の、社会問題を取り上げる著書は久しぶりに読んだが、脳天をガチコンとハンマーで殴られたような衝撃を受けた。直近では、後藤健二氏の事件の時に注目を集めたが、誘拐事件がこんなに凄惨なものとなり、急増していることは知らなかった。
     そして、各国の対応もこれまた衝撃である。
    「人道支援組織の中には人間の命に値段を付けることを拒否するところもあるが、実際には誰もがそうしている。家族も、企業も、政府も、そしてもちろん誘拐組織も、である。身代金を払う国の中で、自分で交渉して自分で払うと言い張ることで悪名高いのは、イタリア、ドイツ、フランス、スペインなどだ。これらの国は、2003年以来、頻発する誘拐に自

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    2021年08月08日