五味洋治のレビュー一覧

  • 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン

    Posted by ブクログ

    女性史は全般に好きなので面白かった。
    韓流に興味がなかったもともあり、韓国朝鮮についても知らないことばかり。
    最近、ようやく
    韓国朝鮮史に興味がでてきたので、その一環で読む。
    著者の願い、「北朝鮮指導者が『自分の母親について素直に語ってほしい。
    国民の彼に対する見方も変わるはず』の実現を見守りたい。

    近現代史は好きだが、
    まだまだ知らないことばかり、もっと知らなくてては!

    0
    2025年08月02日
  • 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン

    Posted by ブクログ

    高容姫について知りたくて読書。

    グーグル日本語入力で「こよんひ」で変換すると、高英姫と高容姫が変換候補が出てくる。

    以前は、英と考えられていたが、現在では、本書のタイトルのように容が正しいそうだ。それにしても、日本語入力で変換されることに改めて驚く。

    「金正恩の母」として知られる高容姫。大阪生まれの在日コリアンからファーストレディ(そんな概念は存在しないが)まで上り詰めた女性。

    本書は、高容姫の人物史、ヒューマンストーリーとなっている。

    読み物として引き込ませてくれる。過去の多くの研究資料・文献をベースに著者の粘り強い取材を加え、大阪周辺に残る親族など関係者へ聞き取った証言も明らかに

    0
    2025年06月23日
  • 父・金正日と私 金正男独占告白

    Posted by ブクログ

    本書は北朝鮮の「プリンス」である金正男氏が自身の言葉で語る日本への不法侵入事件の顛末、弟である金正恩との水面下での対立、彼を保護している中国、北朝鮮のあるべき姿について率直に筆者に語る貴重な資料です。




    漫画家の西原理恵子画伯によると、2001年の5月に金正男氏が『ディズニーランドにいきたかった』という理由で来日した際に、新宿二丁目界隈は上に下にの大騒ぎとなり、専門誌では『やったぜ! 地上に降りた僕らの天使』というコピーの下、大々的な特集が組まれたのだそうです。

    それはさておき、本書は北朝鮮のプリンスこと金正男氏と筆者による2004年から2011年の足掛け7年にもわたる150通ものメー

    0
    2025年04月20日
  • 金正恩が表舞台から消える日

    Posted by ブクログ

    金正恩政権と北朝鮮の現状について知りたくて読書。

    指導者の健康情報は極秘扱い(p32)
    この小見出しに尽きると思う。

    民主主義である日本ですら昨年、安倍首相(当時)の健康情報の噂が入り乱れたことは記憶に新しい。一党独裁、情報が厳しく統制されている北朝鮮であればなおさら表に出てこない。

    北朝鮮建国からの歴史を学んでいれば、北朝鮮は指導者の健康に関する情報を巧みに主に内政に利用してきたことがわかる。

    それを踏まえると“金正恩重体説”などを脱北者が把握できる情報ではないことは明らかだ。ましてや中国人民解放軍関係者が把握できるものではないだろう。多くが願望混じりの噂や戦略として流された情報と考

    0
    2021年08月04日
  • 女が動かす北朝鮮 金王朝三代「大奥」秘録

    Posted by ブクログ

    北朝鮮の権力者にかかわる女性について知りたくて読書。

    まだ金与正がほぼ表に出ていなかった2016年4月発売。改めて今読んでみると示唆に富んでいる。金与正と金敬姫が近いことが分かる。

    ある北朝鮮研究者は、独裁国家にナンバー2は存在しないと指摘する。対外的な序列、元首は存在するも実際は独裁者の兄弟、家族、親族しか信用しない部族・王朝スタイルで統治されるからだろう。

    北朝鮮の権力者とそれを取り巻く「大奥」は、まさに封建社会、李氏朝鮮時代そのままの現代へタイムスリップしているように思えてくる。リアル宮廷女官チャングムの誓い。現代日本人からはまったく想像できない教科書の世界だ。

    また全体を通して

    0
    2020年08月05日
  • 金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて

    Posted by ブクログ

    五味さんの北朝鮮物は全部読ん出るので、いつもの続きで面白く読めた。最新の内容がどこにあるのか?北朝鮮外交官のなりふり構わない蓄財方法、第4章の北朝鮮経済が意外に成長している内容が新しかった。今週の南北首脳会談以後どうなるか。

    0
    2018年04月22日
  • 「戦後再発見」双書7 朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか

    Posted by ブクログ

    朝鮮国連軍(国連旗の使用を許された実質米軍で、国連の監督は及ばない)が組織として存続している限り、和平は難しいのでは。
    在日米軍基地の中にも、国連軍が使用できると定められているところがある。
    北朝鮮が韓国の島に砲撃を加えたとき、韓国があまり反撃できなかったのは、米国による圧力があったから。

    0
    2018年02月17日
  • 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン

    Posted by ブクログ

    北朝鮮は何故か気になる国で正恩の母という事でよんでみる。謎に包まれたままの生い立ちとは知らず、また日本育ちで幼少期を過ごしていた事、また妻としてではなかったなど分かりやすくかいてあり一気に読み終える。まだまだ知らない北朝鮮のことをもっと知りたくなる終わり方だった。

    0
    2025年10月30日
  • 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン

    Posted by ブクログ

    この分野に詳しくなかったため金正恩の母が在日コリアンであったことを知らず、面白そうだったので読んでみた。謎が多い高容姫の来歴が、筆者の熱心な取材で少しずつ明らかにされていくのが興味深かった。そして顔が金正恩とそっくり!

    0
    2025年08月20日
  • 高容姫 「金正恩の母」になった在日コリアン

    Posted by ブクログ

    金正日に拉致を認めさせ、拉致被害者の一部を帰国させる交渉に彼女は口利きをしてくれたのでは?と、根拠はないけど密かに思った。

    0
    2025年07月20日
  • 英語と中国語 10年後の勝者は(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    覇権争いは軍事力、経済力による「シャープパワー」対して言語や文化などを広める「ソフトパワー」
    実はこちらの方が時間はかかるが効果は絶大だと思う。
    世界共通語といえる英語の地位は揺らぐことはなさそうだが、中国語もこれからどんどん広まるのは間違いないだろう。

    0
    2023年06月06日
  • 金正恩が表舞台から消える日

    Posted by ブクログ

    日本から近くて遠い国の現状を報告されています。若い元首が取っている施策と国内事情を、内外の情報分析により解説されています。国を統治することは並大抵なことではないと推察されますが、元首やその協力者の行動により国際的にも良い方向になればよいと感じました。また何より国民自体が少しでも良い生活になればよいですね。

    0
    2022年08月03日
  • 父・金正日と私 金正男独占告白

    Posted by ブクログ

    今は暗殺された金正男とのメールのやり取りとインタビューを集めたもの。

    彼のパーソナリティはもちろん、北朝鮮について知ることができた。

    0
    2019年08月24日
  • 「戦後再発見」双書7 朝鮮戦争は、なぜ終わらないのか

    Posted by ブクログ

    新聞記者として朝鮮半島を見てきた著者が今も休戦中で日本にも大きな影響を及ぼしている朝鮮戦争の持つ意味について説明する。
    韓国の龍山基地の歴史、日本と国連軍地位協定、米本土への攻撃力を持つに至ってアメリカの本格的な脅威となった北朝鮮、沖縄の米軍基地から核ミサイルが発射されかけた事案、北朝鮮の核開発に至る経緯、朝鮮戦争を予期していた山口県、朝鮮戦争の推移、日本の戦争協力と再軍備、日米安保条約の目的は日本の防衛以外に米軍基地を使うためにあること、作戦統制権についてといった話で、あまり知らない朝鮮戦争について勉強できた。

    0
    2018年02月06日
  • 父・金正日と私 金正男独占告白

    Posted by ブクログ

    先月に発生し世界中を騒然とさせた金正男暗殺事件。もともと謎多き人物であった正男氏に対し、メールあるいは直接の対面を通じて行われたさまざまなやりとりをまとめたものが本書である。正男氏との接触は世界的に見ても例がすくなく、ましてや「渦中の人物」となった現在は、広く知られるべき貴重な資料であるといえるだろう。じっさい、ワイドショーの解説においては、本書からの引用も見受けられた。さて、肝腎の内容であるが、なんといっても気になるのはやはり政治的な主張。通信はつねに傍受されるおそれがあり、また行動もつねに監視対象となっているため直接的におおきな主張はしていないが、それでも正男氏がつねに強い改革志向を抱いて

    0
    2017年03月01日
  • 父・金正日と私 金正男独占告白

    Posted by ブクログ

    しばらく積ん読になっていて、事件を機に読んだ。
    事件を知る前に読めばまた感じ方は違っただろうか。
    紳士ではある。結構著者は頻繁に返事が必要なメールを送り、それに対して金氏はちゃんと返している。最後は相手を気遣う言葉を必ず添えて。
    指導者になったら、あの国は変わっただろうか。中国の思惑にもふれている。

    0
    2017年02月21日
  • 父・金正日と私 金正男独占告白

    Posted by ブクログ

    難しい問題だ、しかしながら、この本の内容が真実であれば私は、金正男、と父親である金正日の事を誤解してたようだ。
    自由を生きる事をがこんなに困難な事が実際にあることを思い知らされた。

    0
    2023年12月19日
  • 英語と中国語 10年後の勝者は(小学館新書)

    Posted by ブクログ

    「英語と中国語10年後の勝者は」五味洋治小学館新書2023年。

    以下ネガティブなコメントです。なんともモヤモヤする内容。結論は今後の子供は両方やらんといかんと言う事。

    社会人の自分の英語・中国語勉強には役に立つ情報はなかった。

    知らない情報はもちろんたくさんあったが、大枠は他の中国ウォッチャーの書き方と同じだった。

    ・中国の経済発展で中国語学習熱が高まる
    ・中国国内の英語学習塾の勃興と衰退
    ・落ち目の日本と日本語学習者の減少
    ・日本の学生の英語学習の新事例

    テキストなど指導方法の充実した中国企業の英語学習塾は、中国人の奥さんがいる筆者ではないと普通の日本人には利用難しい。そもそも円安

    0
    2023年02月14日
  • 金正恩 狂気と孤独の独裁者のすべて

    Posted by ブクログ

    金正恩だけではなく、北朝鮮について述べる。
    2年ほど前の本でちょっと情報が古いし、色んなところに出ている話が殆どだけど。
    恐怖政治、巨大建築物、核保有が金正恩のキーワード。
    一部資本主義を取り入れて、経済は以前よりマシ(?)というのはちょっと驚き。

    果たしてこの先10年、一体どうなるのだろうか。

    0
    2020年04月13日
  • 父・金正日と私 金正男独占告白

    Posted by ブクログ

    クアラルンプールで暗殺された金正男とのメールダイアログ。正男ともっとも個人的な関係を築いていたとされる東京新聞記者による記録だが、この本自体が正恩が正男を暗殺する動機になったのではないかと思える。

    五味氏からの出版打診に対して、正男は北朝鮮の反応を警戒して断っているにもかかわらず、五味氏はこの本を出版している。記者として取材源のコンフィデンシャリティを全然尊重しておらず、五味氏のかっこつけのジャーナリスト魂とやらが、正男氏の暗殺の一因となったとも思う。

    0
    2017年03月24日