中島隆信のレビュー一覧

  • これも経済学だ!

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    ずっと思っていた
    ボランティアをした人が得るものや
    葬式や宗教に関するもやもやの答えがここに。

    そうか、経済学やったんや
    俺が小さい頃から抱き続けていたモヤモヤの答えは
    経済学的志向にあったんや。

    相撲や障害者に関する考察も非常に秀逸

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    2012年10月03日
  • 障害者の経済学(増補改訂版)

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    ★この本からの気づき
    ・結構前に読んだ本。
     とてもよかった記憶があるが内容一部忘れ。
     改訂されたようなので再読の必要有り。

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    2012年09月06日
  • 刑務所の経済学

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    世の中の実際の流れを体感してみないと、経済学なんて理解できないです。私も当然、大した勉強をしてこなかったので、全く身についておりません。なので、また一から勉強し直さねばと思います。
    本書は「刑務所の経済学」という一見マイナーな話題のものかと思われますが、実は世の中のファクトを経済学的に分析する方法をわかりやすく理解させてくれます。
    未だ社会に接する機会がない、経済学部生や商学部生、また大学時代に全く経済学を学んでこなかった人には、どういう風に世の中のファクトを分析していけばよいのか、そのためには経済学の知識が役に立つんだ、ということを気づかされる良書です。

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    2011年12月04日
  • 障害者の経済学(増補改訂版)

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    障害者福祉と経済学(商学)という関連のない感じがする部分もあり、若干中途半端で読みづらい部分もありますが、障害者は社会を映す鏡という観点は非常によかったと思います。最後のあとがきの部分はとってもよかった。また、障害者の雇用に関する部分で比較優位の原則はとってもおもしろいと思いました。。。。

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    2011年09月23日
  • これも経済学だ!

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     経済学が、市場を中心とした金儲けの学問ではないことがよくわかった。どうしたら消費者が幸せになるか、どうした人が悪いことをしなくなるのか、その合理的な答えが追求されている。この点が平易な文章でわかりやすく説かれている。専門用語はほとんど出てこないが、使われる際には理解しやすい解説がきちんと加えられている。経済学の実用性や将来性が過大評価されている気はする。しかし、2006年時点で郵政選挙以降の与野党が市場を善悪論で議論し、「将来の制度設計につながる建設的な結論に至るとは思えない」と見事な予想的中もみせる著者の分析力は、確かだと思う。

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    2011年04月15日
  • オバサンの経済学

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    オバサンをかつてこんなにも真面目に分析した本があったろうか…
    硬い文面が読みにくいかも知れないけど、それは経済学なので通常装備。
    オバサンって中庸の存在なんだよ。素晴らしいね!

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    2010年10月18日
  • これも経済学だ!

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    [ 内容 ]
    経済学は、「なんでもカネで考える」非人間的な学問なのか?
    否。
    これこそは、人間が人間らしく生きるために欲望をいちばんうまく活用する方法を見つけ出す、きわめて応用範囲の広い思考ツールなのである。
    本書では、従来、経済学のテーマとしてはあまり取り上げられてこなかった、各種の「伝統文化」、「宗教活動」、さらには障害者などの「弱者」について、その奥に潜む合理性の仕組みを明らかにする。
    具体的な「問題解決」に役立ち、多くの人が幸せになれる世の中を作る「道具としての経済学」入門書。

    [ 目次 ]
    第1章 経済学的思考のススメ(社会現象への感受性 モラルという価値判断に頼りすぎていないか 

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    2014年10月27日
  • お寺の経済学

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    「坊主丸儲け」のカラクリを暴く!的な本かと思って手に取った。

    お寺の現状に対して厳しい目を向けているのは確かだが、批判も提言も真摯な姿勢からなされている。それは、もともと仏教に無関心だったという筆者が、取材を通じて仏教や個々の僧侶の魅力を発見していったことと無縁ではあるまい。

    仏教の本というと、どうしても教義を解説するものや生き方のヒント的なものが多いので、この本のように歴史や組織構造についてわかりやすく教えてくれる本は貴重だ。

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    2009年10月04日
  • これも経済学だ!

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    市場原理主義的な世の中になってくるにつれ、職人のオヤジ的生き方をしてきた自分もマクロ経済学の端っこでも学ばねば・・・と手にしました。学の無い職人でも生き残るのに必死で勉強します。

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    2009年10月04日
  • これも経済学だ!

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    イラストレーターの川口さんから戴いたこの本を読んだ。川口さんはこの本の挿絵を担当。
    そうなんだよね、といろいろ思う。著者は慶応大学商学部教授。この辺もいい。経済学ど真ん中だったらけして考えない発想がある。私の知り合いにやはり慶応大学商学部の教授がいる。清家篤さんだ(先生と書くと本人に叱られるので、さんと書く)。この人もちょっと違うものの見方を得意としている。もしかしたらこの学部自体がそうなのかもしれない。けっこうお勧めなんだけどな。さて。
    この本は伝統文化、宗教、弱者を経済という視点から照らし出す、という方法を通して、経済学という手法の効果を見せている。ちゃんと経済として表現できるというだけで

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    2009年10月04日
  • お寺の行動経済学

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    確率加重関数 客観的な確率と主観的な確率の乖離
    祈願=ダメ押し 不運を気にかける ご利益は客観確率の高い人に 品質概念なし
      生存者バイアス 幸運をつかんだ人は周囲に知らせる 
      後知恵バイアス 成功後の後付け理論
      認知的不調和  不調和が起きると考えを行動に合わせて解消
      ナッジ(誘導) デフォルトオプション 法事や厄除け
      ハロー効果   確率はどこでも同じだが
      アンカリング  対価ではない 評価が難しい 目安を提示 おとり効果
      サンクコスト  回収できないコスト  檀家
      モチベーション 外発から内発へ 市場規範ではなく「社会規範」で 
      コミットメント 縛りをか

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    2024年01月30日
  • 新版 障害者の経済学

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    個人的に感じたポイント
    ①社会モデルの推奨
    ②障害児・者の教育、雇用の意義についての課題
    ③福祉の経済活動の非効率性

    この本が一貫して訴えていたのは、社会の捉え方によって「障害」が生まれるということだと感じた。いろいろなデータによって障害者を取り巻く教育や雇用の問題について語っていたが、根底には障害者とみなすことによる弊害として、上記の問題を取り上げているように読んだ。特別支援教育や障害雇用からすれば、批判的意見のように見えるかもしれないが、そこで働く支援者への批判ではなく、社会における障害者から、教育や雇用について、考え直そうと伝えているのだと思った。

    障害児教育や障害者雇用について、経

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    2020年05月11日
  • お寺の経済学

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    一般的な日本人にとって「お寺」「お坊さん」「仏教」といえば、「葬式」「法事」「お墓」といった連想が働くわけですが、これらは日本ローカルなもので、タイなどの他の仏教国では同じ発想は全く通用しない。
    日本において、仏教と葬式やお墓が結び付いたのは、江戸時代に徳川幕府の統治体制に寺院が組み込まれ「檀家制度」として全国に行き渡ったことが起因している。
    そのあたりの歴史を紐解きながら、現代のお寺・仏教を取り巻く状況を経済学的見地から眺めた一冊。

    それにしても、オフィシャルな制度としての檀家制は明治以降存在しなくなったにも関わらず、現代においても寺壇関係というものが「文化」として社会に根を張ってい

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    2019年01月06日
  • 障害者の経済学(増補改訂版)

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    障害があっても能力が発揮できる社会であれば、それは障害と呼ばれなくなる。バリアは常に外側に存在する。

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    2018年01月14日
  • 大相撲の経済学

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    大相撲を経済学からよみとく。経済学を大相撲からよみとくのではない。逆だと思って、経済学の勉強にと思い手にしたが違った。が
    なかなか面白い。
    大相撲の特異性がきちんと論理的に説明されている。

    「力士は会社人間」であることや「大相撲が生き残る道は、スポーツとして競争するのではなく、伝統的要素を最大限に生かして生き残る」との見解は納得。

    また、舞の海が本書解説において、「力士の待遇は本書でイメージされるより実力がものをいう割合が高いように思います」との実感を述べているのも興味深い。

    本書著者の「お寺の経済学」も読んでみたい。

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    2017年04月25日
  • 障害者の経済学(増補改訂版)

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    増補改訂版とは言え、障害者福祉の制度は良くも悪くも日進月歩。少し古いようにも感じた。前半は経済学とは関係ないことが多いように思った。
    全体的にちょっとした解説書のように感じた。

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    2016年05月01日
  • オバサンの経済学

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    オバサンを経済学的な視点で解説した本。経済学だからと難しくとらえるのではなく、単純にオバサン解説本と理解したほうがいいと思います。経済学的要素は、リスクが機会、コストという言葉で解説されているという点です。もう少し統計データが新しいとよかったです、

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    2015年08月22日
  • これも経済学だ!

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     相撲や落語や将棋といった伝統文化や、仏教を中心とした宗教を、「サービス」として経済学のまな板にのせてしまうところがおもしろい。そうですか、家元制度は「参入障壁」の一部なのねとか。プロ棋士が「昇段しにくく、降格しにくい」しくみをつくるのはどうしてかとか。檀家制度がサービス事業家(寺)にもたらしたものはなにかとか。

     ああするべきとかこうするべきとか。世の中「善悪」ばかりを言い過ぎる。経済学的思考の利点は、「善人」「悪人」という切り分け以外の基準をもたらしてくれることだ。そういうことを「やってしまう」インセンティブを理解することで、「悪いことだからやっちゃだめ」で終わらない提案をすることができ

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    2014年03月30日
  • 刑務所の経済学

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     経済学帝国主義って言葉があるらしい。社会のいろんな分野に経済学が口を出すこと。でもそういう観点からの分析も確かに重要だな。刑事司法だって,正義とかだけじゃなく,経済合理性も無視しちゃいけない。
     犯罪の内容とか裁判の経緯とか,判決がどうなったとかで普通人々の関心は終ってしまい,刑務所での処遇とか,出所後のことなど,殆ど注目を集めない。著者はそれを大変憂慮。刑務所の事なかれ主義とか,矯正の実効性とか,保護観察の問題とか,一向に改善しないのは世間が関心を寄せないからでもある。
     本書は,経済学者が書いた(主に刑務所の下流の)刑事政策の本。そんなに具体的に経済学を適用しているわけではないけれど,犯

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    2012年06月12日
  • 刑務所の経済学

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    経済学では当たり前の視点で世の中を眺めるといかに不合理なことが多いものか、著者は刑務所をテーマに考察をすすめる。
    とくに犯罪し服役したものを出所後も隔離する社会は、実は経済的にも見合わないことを明らかにする。
    同じ事象を異なる分野から眺める意義を痛感。

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    2012年02月15日