楊海英のレビュー一覧

  • 独裁の中国現代史 毛沢東から習近平まで

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    中国の現在の政治体制のルーツが分かった。独裁、密告、下克上、、著者は批判的な姿勢なので多少は割り引いた方がいいかもしれないが、それでも中国の今後が空恐ろしい。

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    2020年07月18日
  • 独裁の中国現代史 毛沢東から習近平まで

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    近代から現代への歴史描写がコンパクトにまとめられていて、現代中国を理解するのに最適な内容。この史実をいまの日本の政治家達はどこまで理解しているんだろうと、全く不思議に思う。が、それとお構いなく自立しているのは、それはそれで凄い。

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    2019年06月18日
  • 独裁の中国現代史 毛沢東から習近平まで

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    共産党について良くまとまっている。
    日本人や漢民族が書くと独特の偏りがあったりするが、
    どちらにも属さない作者の独自の視点がある点も良い。

    中国という国の国家観。
    共産党とはどのような組織なのか。
    歴史を通して概観でき、本質がわかる。

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    2019年06月15日
  • 独裁の中国現代史 毛沢東から習近平まで

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    中国4000年といっても、中華人民共和国とするならばその歴史は新しい。この本を読むと中国共産党がいかにして広大な国土を共産党の国として作り上げてきたのかが、歴史的背景を紐解きながらわかりやすく書いてある。
    正直、共産主義の怖さを改めて知った。ひとりの独裁者が絶対的な権力を持ったとき、多くの犠牲者を出すのはこれまでの歴史が証明している。
    今の中国もそういった危うさを持っているし、同じアジア圏の日本は、この国とどのような外交関係を保っていくのかを常に緊張感を持って考え、実行していかなければならないと思った。

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    2019年03月24日
  • 日本陸軍とモンゴル 興安軍官学校の知られざる戦い

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    ノモンハン事件を日本の目でしか見なかった。さらにモンゴルがソ連と共同して戦ったぐらいしか知らなかった。
    中国によるモンゴル人へのジェノサイトとモンゴルへの侵略が行われていたことは初めて知った。

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    2018年11月18日
  • 最後の馬賊 「帝国」の将軍・李守信

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    途中まで星印2つで読んでいたが、後半に入り星印4つに変わった。
    日本とモンゴル、満州、国民党、中国共産党、揺れ動く戦争の流れの中でモンゴルの独立を目指す様々な人の長い長い歴史の物語

    人は何のために生き、何のためにその命を捧げるのか、戦争の歴史の中で、大国の論理の中で翻弄されて生き続ける。
    モンゴルは中国の1部なのか?内モンゴル自治区とモンゴル共和国はどのようになるのだろうか?モンゴル人の視点から見た満州国、国共内戦、文化大革命、様々な歴史が続く。改めて知らないことばかりだと

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    2018年11月02日
  • モンゴル帝国 草原のダイナミズムと女たち

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    北方謙三チンギス紀も残り3巻となり、より深く物語を理解するために、ここらでひとつモンゴル史についておさらいしておこうと思い立ったわけです

    モンゴル史については、近年再研究が進み、新たな発見や学説などが登場していることはなんとなく聞いていたので、なるべく最近のものをと思い、本書を手に取りました

    偶然にもなかなか良い選書だったみたい

    というのは北方謙三『チンギス紀』のまさに対極に位置するような一冊だったからなんよね

    『チンギス紀』…日本人(外の人)が書いた歴史を元にしたフィクションで男性を中心に描かれている

    本書…モンゴル人(内の人)が書いた歴史を研究した新書(学術書に近い)で女性を中心

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    2025年07月14日
  • 「中国」という神話 習近平「偉大なる中華民族」のウソ

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    「中国という神話」とは、モンゴル、チベット、ウイグルなどの北西方面の民族は中華民族とは全く別であるにもかかわらず、全体が中国であるとする中華思想何実は神話だという説。

    モンゴル人である著者から見れば、中華人民共和国とは、漢民族が、周辺の民族を弾圧して統一した独裁国家どだけということになる。

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    2025年06月01日
  • モンゴル帝国 草原のダイナミズムと女たち

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    空前絶後の大版図はどう生まれた?カギを握っていたのは実は女たちだった…。
    モンゴルといえば、昔読んだ井上靖の『蒼き狼』を思い出す。この小説ではテムジンが全蒙古を統一するまでの他民族との激しい闘争、掠奪したあくなき征服欲が描かれている。
    しかしながら、そのイメージは、近年のモンゴル帝国に関する研究により、大きく変貌した。特に、遊牧民によりユーラシア大陸が統一され、情報の伝達と交易が飛躍的に拡大、それによってはじめてユーラシア最東端の中国人がヨーロッパ文明の存在を知り、西洋もまた東方文明と接触でき、ユーラシアは初めてひとつになり、相互に連動しあうかたちで前へと進む「世界史」が誕生したとみる考え方に

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    2024年08月25日
  • モンゴル人の中国革命

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    中国革命ってなんのことかと思ったら、先の大戦を利用した国民党と共産党の内戦のことだった。

    かつて世界を席巻したモンゴル人の悲哀。
    なんでこんなに「堕ちる」と普段から背筋が伸びる方々が、いかに、その時代に翻弄されたか。
    「抗日」がうまく利用されたことに、申し訳なさを感じる。

    所詮、笑顔で近づいて、軒の端っこを貸してと言ってくる彼らに、気を許してはいけないという歴史の著述である。

    ただ、読みづれー。文章が。
    人の名前が覚えられん。

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    2024年01月03日
  • ジェノサイド国家中国の真実

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    中国への遠慮なのか、過去の自国の過ちからなのか、あまり日本のニュースでは取り上げられない中国による周辺民族弾圧を伝える内容である。ネット動画や信頼性の解らないようなニュースサイトから流れてくる程度の情報では、特に新疆ウイグル自治区に対する弾圧が世界中から避難を浴びていると言うのはよく知られている。記憶に新しいところでは、平和の祭典オリンピック前後では民族弾圧に対する世界各国からの避難が、開会式参加辞退などに繋がるため国内ニュースでも取り上げられていた。
    中国の周辺民族問題としては、1944年にイリ、タルバガタイ、アルタイていう北部新疆の三地区で独立運動(三区革命)で、ウイグル人、カザフ人、モン

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    2023年07月02日
  • 内モンゴル紛争 ──危機の民族地政学

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    2020年夏、中国政府は内モンゴル自治区の教育からモンゴル語を排除し、中国語を母語として押しつけることを決定した。香港やウイグルでの弾圧が注目を集めるなか、内モンゴルでの民族政策の実態とは? 主に元朝以降のモンゴルと中央アジアの歴史、内モンゴルで起こった民族紛争などから読み解く。

    内モンゴル出身の著者は、一貫して中国(漢人)がモンゴル人を抑圧してきたという立場のため冷静に読む必要がある。(植民地だったモンゴルの宗主国として、日本は積極的にこの問題に取り組むべきだとする主張には疑問を覚える。)

    しかし、なじみの薄いモンゴルや中央アジアの歴史や内モンゴルでの民族政策を知るにことができるのは有意

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    2022年10月05日
  • 「中国」という神話 習近平「偉大なる中華民族」のウソ

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    唐は漢民族の王朝でないこと、中国人は平等に無関心で、中国人が絶対的な支配者となる前提での団結を強調することがタメになった。

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    2018年03月11日
  • 日本陸軍とモンゴル 興安軍官学校の知られざる戦い

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    日中戦争前後におけるモンゴル民族を取り巻く状況。私も含めて知らない日本人も多いのではないだろうか。

    著者もモンゴル出身者であってモンゴルの民族自決に対する強い思いが随所に感じられる。満州国に組み込まれたモンゴル人、戦争後の運命等列強に左右されるモンゴル民族の悲哀を感じる。

    今でこそ相撲等でなじみがあるモンゴルだが、本書記載の民族としての背景を知ることが出来る貴重な一冊と思う。

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    2017年08月01日