刀根里衣のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
作者の刀根さんは、イタリアを中心に創作活動をされています。紹介ではボローニャ国際絵本原画展に2012年から2年連続で入選されていますが、日本語での絵本出版はこの作品が初めてだそうです。NHKのワールドニュースでも特集で紹介がありました。
「ピッポのたび」では、さびしく孤独なカエルのピッポが夢の中、友人となった子羊と旅を続けます。行く先々で出会った夢の住人たちも、かなえられない希望の中を生きている。
「もう一人でも大丈夫」ピッポはそう言って、子羊を置いて旅を続けるのですが、本当に大切なものが何なのか、やがて気づいて温かな春を迎えます。
春から冬へ、そしてまた春へ。季節の変化が色鮮やかに描か -
Posted by ブクログ
ネタバレ孤独なカエルのぴっぽが小さなひつじと旅する十二ヶ月の四季の夢。6月の緑、8月の海、10月の紅葉、1月の雪…どの月も刀根さんのクリアで美しい色合いが印象的。
途中ぴっぽが「もうひとりでも さびしくないや」と一人で歩いていってしまったのは、ひつじといることに慣れてしまって相手の存在の大切さを忘れてしまったということなのかな。友だちといる居心地を知ってしまった後の孤独はさらに深い。麗らかな光に溢れた4月のラスト、絵だけのふたりの姿にジンとくる。
ぴっぽとひつじの友情、3歳9ヶ月の息子の心に響くものがあったのかくり返しをリクエストして熱心に見入っていた。
どのページもハッとする美しさだが、自分が一番