刀根里衣のレビュー一覧

  • ぴっぽのたび
    ボローニャ児童書ブックフェア”国際イラストレーション賞”受賞作品の絵本化。

    とっても澄んだピンクやブルーの色彩が美しい絵本です。



    以下ネタバレで最後までストーリーを書きますのでこれから読まれる方はお気をつけください。




    いつもひとりぼっちだったカエルのぴっぽ。

    ねむれない夜、ひつじを...続きを読む
  • ぼくのばしょなのに
    娘のお気に入り。ひとめぼれ。この葛藤、親の愛情を穏やかに感じ取れる一冊。裏表紙で思わず微笑んでしまう。
  • うさぎじかん
    絵本ってこうあるべき。みたいな
    絵本らしい絵本でした。
    磨けるだけ磨いてスッキリした文章量が
    絵を広く認識させてくれるので、
    ゆっくり行きましょう〜みたいな
    広々としたテーマを持った今作と
    ピッタリ合っていて
    前向きな意味でゆる〜い気持ちになれます。

    絵がめちゃんこ上手いのも
    スタンディングオベー...続きを読む
  • うさぎじかん
    とまっているような
    ゆっくり流れているような
    進んでるような
    戻っているような
    不思議なうさぎじかん

    たいせつな人と過ごす
    ひとつひとつの時間をたいせつに…

    ゆったり流れる時を楽しみたくなります。

    (読み聞かせ時間:約2分)
  • ぼくのばしょなのに
    ぽてぽてふわふわしたペンギンの男の子ククーの仕草が何とも言えずかわいい。
    長女の私は、子どもの頃の記憶を蘇らせながら、だよねだよねとククーに共感して読んだ。
    弟妹ができてパパママの自分への関心が減ってしまう事って、子どもにとってはこのまま捨てられちゃうんじゃないかって思うくらい死活問題。
    だから必死...続きを読む
  • ぼくのばしょなのに
    柔らかみのある可愛らしい絵柄。内容も親子の強い絆、愛情が描かれていて、温かいものです。子供への読み聞かせにとても良い絵本だと思います。
  • きみへのおくりもの
    お互いを想い合うクロとシロの猫2匹のお話。

    「湖に浮かぶキラキラ光るもの」をシロにプレゼントしてあげたいクロは、あの手この手でキラキラを手に入れようとしますが、なかなかうまくいきません。

    本当に大切なものは贈りものそのものにあるのではなく、喜ばせたいと相手を想うその気持ちにある…ということが伝わ...続きを読む
  • モカと幸せのコーヒー
    日々の生活に疲れた時、傷ついた時、癒してくれるのは、一杯のコーヒーと過去の自分かもしれない。

    そんな、大人絵本です。
  • にじいろのせかい
    誰にだって、いつだって、心が暗くなる時がある。

    そんな時に、世界を包む優しい色、希望の光がみえる人でありたい、あって欲しいと思える絵本です。
  • なんにもできなかったとり
    何もできない不器用なとり。
    努力をするも実を結ばず…
    そんな不器用さんでも、人の役に立てること、輝ける場所はあるんだよ!と。
    切なくもほっこりとやさしい絵と文体ながら、力強いメッセージを感じました。
  • ぴっぽのたび
    1歳4ヵ月
    大きな絵本に綺麗な挿絵
    アート集のような作品でめくる度に感動
    ひつじさんとかえるさん(ひっぽ)の夢を旅するお話
    文字も少なめでストーリーも綺麗なので1歳からでも楽しめる

    絵のタッチも優しく、寝る前の読み聞かせによさそうな絵本
    大人が欲しくなるような絵本です
  • わたし、お月さま
    深く深く心に沁み渡るような群青の夜の色、淡い星の輝き、目の覚めるような眩しいお月様の黄色…スッと絵本の中に入っていけるような浮遊感がある絵も、誰かが恋しくなるようなじんわりするストーリーもため息が出るほど素敵。読み聞かせで声に出して読むとさらに良さが倍増する。
    チョコレートのドーナッツでお月見も洒落...続きを読む
  • なんにもできなかったとり
    やわらかいタッチで描かれる、「なにもできないとり」のお話が、あたたかくて、やさしくて、残酷で。いわぬるメリーバッドエンドだなあと思いますが、きっと、あのとりにとっては幸運なのでしょう。
  • きみへのおくりもの
    ブルーの色調が美しいファンタスティックな絵本。二匹の猫の質感がふわっとしていて温かみを添えている。著者はミラノを拠点に絵本製作に取り組んでいる。
  • モカと幸せのコーヒー
    可愛くて優しい優しい大人のための絵本。モカがかけてくれる言葉は、誰かにそう言ってもらいたかった言葉。疲れた心をホッとさせてくれる絵本です。
  • きみへのおくりもの
    大好きな人を喜ばせたかったクロ。どこにも行かず、そばにいてほしかったシロ。大切なものは、二人の心の中に…。刀根里衣さんの作品は、絵が綺麗なので、手元に置いておきたい!
  • ぴっぽのたび
    刀根里衣(とね さとえ)さんの「ぴっぽのたび」、2014.11発行です。ひとりぼっちのカエルのぴっぽが、小さな羊と出会い、一緒に夢のような1年の歳月を経て、別れられない友達になるまでの心暖まる物語です。(^-^) 刀根里衣さん、1984年福井県生まれ、現在ミラノを拠点に絵本制作に取組中とか。日本人と...続きを読む
  • なんにもできなかったとり
    みんなは何でも上手くできるのにぼくには何にもできない。みんなと同じようになろうといろいろ努力するけれど、うまくいかないとり。でも彼にも誰かの役に立てることがあった…。繰り返される自己否定の先にあった強烈な自己肯定。きょうだいの中で彼だけ尾っぽの先が花になってるのが意味深。
  • ぼくのともだち
    これまでの作品同様、優しくて美しい絵と温かいストーリー。リンゴの大きな家に住むウサギは、大きなニンジンの家に住んでいたあの兄弟の仲間だろうか^^。足の生えたたまごがユニークで可愛らしい。
  • きみへのおくりもの
    クロとシロ、2匹のネコの物語。「湖に浮かぶキラキラ光るもの」をプレゼントしようと頑張るクロの姿が微笑ましい。星やハートに満ちた青の世界の美しさに魅了される。