斎藤哲也のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
センター試験!
なんと懐かしい響きだろう!
そして、高校「倫理」の科目も。
地理も公民も得意で、好きだったし、教員免許だってあるのに、しかも公務員試験で勉強し直したはずなのに、キルケゴールもヤスパースも、大陸合理論もイギリス経験論もごっちゃごちゃ。
ちゃんと覚えているのは、「無知の知」くらい。
言葉としては、洞窟のイドラ、超人、神は死んだ、タブラ・ラサ、なんてものは覚えているけれど、選択せよ、と言われるとちょっと怪しい。
でも、自分で興味を持って、絵を描いて、100分de名著を見る......何より楽しんで向き合ってみると、一旦頭のどこかに散らかっていたものが戻ってくる気がする。
これが生涯学習、反復練習の意義だなあと思うのだ。
さて、ディオゲネスの逸話で、『ONE PIECE』の初期の物語を思い出した。
宝箱にすっぽり入ってしまった男の話だ。
あるいは中島京子の『樽とタタン』。
繋がっていく記憶は面白い。
哲学は暗記科目、かもしれない。
どうせ使わない、かもしれない。
しかし、すぐ使える知識はすぐ使えなくなる。
スピードを求めるなら、回り道に見えるような道を行く方が早い場合もある。
センター試験の問題も、なかなか凝っていて、解いていて楽しかった。
人生は、思想でできている。 -
Posted by ブクログ
センター試験と銘打ってあるが、著者も一般向けとことわっている通り、本書は試験対策のための本ではない。センター試験の問題を通して、哲学を網羅的に理解する一般向けの哲学入門となっている。
学参のいいところは、解答を導くこと、つまり、質問に答えることが大前提となっているというまさにその点にあると思うのだが、質問に答えるという過程を通して、わかっていたつもりでわかっていなかった点が確認できてとても参考になった。
えてして、大人向けの、つまり一般向けの入門書というのは、哲学の関連書籍に限らず、説明が簡単すぎてかえってわかりにくかったり、内容が軽すぎて使えないような本が多い。その点、本書のような入門書は本質的な理解を助ける良書といえる。ただ一つ心配なのは、受験用と誤解されて敬遠されてしまうこと。編集の人はその辺もうちょっとうまい見出しをつけたほうがいい気もした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『哲学史入門1』を読みました。古代ギリシアからルネサンスまでの哲学史を、インタビュー形式で解説しているためとっつきやすく、読み進めやすい構成になっています。また、それぞれの時代ごとにおすすめの本がブックガイドとして紹介されており、興味を持ったテーマをさらに深掘りできる点も良いと感じました。
学生時代にはソクラテスの考えを「無知の知」と習いましたが、現在では「不知の自覚」と表現されることもあると知りました。ソクラテスが「無知」と「不知」を使い分けていたという点も初めて知り、印象に残っています。知識は定期的にアップデートすることで、自分の「不知」を少しずつ減らしていきたいと感じました。