斎藤哲也のレビュー一覧
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センター試験!
なんと懐かしい響きだろう!
そして、高校「倫理」の科目も。
地理も公民も得意で、好きだったし、教員免許だってあるのに、しかも公務員試験で勉強し直したはずなのに、キルケゴールもヤスパースも、大陸合理論もイギリス経験論もごっちゃごちゃ。
ちゃんと覚えているのは、「無知の知」くらい。
言葉としては、洞窟のイドラ、超人、神は死んだ、タブラ・ラサ、なんてものは覚えているけれど、選択せよ、と言われるとちょっと怪しい。
でも、自分で興味を持って、絵を描いて、100分de名著を見る......何より楽しんで向き合ってみると、一旦頭のどこかに散らかっていたものが戻ってくる気がする。
これが生涯学 -
Posted by ブクログ
センター試験と銘打ってあるが、著者も一般向けとことわっている通り、本書は試験対策のための本ではない。センター試験の問題を通して、哲学を網羅的に理解する一般向けの哲学入門となっている。
学参のいいところは、解答を導くこと、つまり、質問に答えることが大前提となっているというまさにその点にあると思うのだが、質問に答えるという過程を通して、わかっていたつもりでわかっていなかった点が確認できてとても参考になった。
えてして、大人向けの、つまり一般向けの入門書というのは、哲学の関連書籍に限らず、説明が簡単すぎてかえってわかりにくかったり、内容が軽すぎて使えないような本が多い。その点、本書のような入門書 -
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シリーズ1作目の『試験に出る哲学』は、プラグマティズム、実存主義、ウィトゲンシュタインで終わったが、3作目の現代思想は「二〇世紀後半の半世紀に脚光を浴びた哲学や思想」(p.3)で、具体的には「ドイツのフランクフルト学派、フランスの構造主義やポスト構造主義、アメリカを中心とした現代正義論」(同)を扱っている。人物としては、フッサール、ベルクソン、フロイト、ソシュール、ホルクハイマー、アドルノ、ベンヤミン、ハーバーマス、ホネット、レヴィ=ストロース、フーコー、ドゥルーズとガタリ、デリダ、レヴィナス、アーレント、ロールズ、セン、サンデル、ローティ、ピーター・シンガー、ボーヴォワール、バトラー、ギリ
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Posted by ブクログ
「センター試験『倫理』で出題される問題をとっかかりとして、西洋哲学のあらましと大きな流れを解説した本」(p.3)。著者曰く、「大学生や社会人が哲学のあらましを知るうえで、高校倫理の内容は難易度としてちょうどいい塩梅」(p.259)らしく、センター試験の問題を解きながら、西洋思想史の流れを、哲学者の人物を中心に解説したもの。
おれは高校の時に、勝手に倫理を勉強して、センターの科目でも倫理を使って、自称倫理マスターみたいな感じになっていたので(今考えると結構痛いヤツだなあと思うけど、若さ故ということで…)、こういう本は今でも好き。でも社会人になってからは局所的に何かの思想や哲学の本を読んだとし -
Posted by ブクログ
どこかのブックガイドから。たまたま今、ちょっとずつ哲学用語図鑑を読み進めているところだったから、タイミングとしてもバッチリかな。本新書は、あちらの図鑑から更に主要な人物にターゲットを絞り、一方で、その各人についてはもう少し掘り下げて解説する、みたいな結構。センター試験を縦軸にっていうのも、なるほど確かに、入門にはうってつけだな、と。高校卒業に至るまで、ほぼ全くノータッチの分野だから、まだまだ分からないことだらけ。けど、色んなところで目にしてきたあれやこれが、実は哲学思想から来ていた、みたいなことの多さに改めて感銘を受けた。もっと掘り下げてみないと、って気にもなる。
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Posted by ブクログ
センター試験の倫理の問題を各章の冒頭にかかげて、西洋哲学史をいろどる思想家たちについての基本的な解説をおこなっている本です。
読者自身が哲学の問題に直面して考えるということを重視する、教養主義的な態度とはまったくかけ離れたスタイルの入門書です。著者の文章は、受験参考書的なわかりやすさが感じられる説明のしかたになっており、西洋哲学史についてざっくりとした知識を得ることのできます。これもまた、入門書が果たすべき目的のひとつではあるはずです。
巻末にはブックガイドが付されているので、より踏み込んで勉強してみたいという読者は、そこからもっと深く哲学の世界に入っていくことができるのではないかと思いま