山室静のレビュー一覧

  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

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    シリーズここまで読んできて、「ムーミン谷の冬」が一番好きだ。寒く暗く長い冬と春の訪れの描写が美しい。ムーミントロールの成長、トゥーティッキの優しさ、ちびのミイのカッコよさが心地よかった。ご先祖さま・めそめそ君・サロメちゃん・とんがりねずみ等辛い冬を身を潜めて生きてるところにも共感する。最後、春の訪れとムーミンママの寛容で終わるのも素敵。

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    2020年09月15日
  • 北欧神話と伝説

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    読みやすい北欧神話。
    ほぼ小説的な感覚で読めます。
    ただ、内容を整理しながら読むのはちょっと大変なので
    何か副読本があった方がいいかな?と。

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    2009年12月17日
  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

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    知らない世界で自分の目だけが醒めるなんて、想像しただけで恐ろしい。お子ちゃまだと思ってたムーミントロールの、外に踏み出す一歩が逞しい。

    日頃何か物足りなそうな彼が、1人ぼっちで冬を乗り越えていく姿に、人の成長には孤独で何かと向き合う経験が必要なのだと思える。

    これまで描いてきた世界の危機や冒険を差し置いて、しんとした季節のど真ん中を過ごすことに、真の大人の階段を持ってくる。筆者のセンスが好きだ。

    未知にそっと踏み出す好奇心、嫌いな物のいなし方。ちょっとしたことで苦手も乗り越えられちゃったり。派手な勇ましさとは違う。しかし生きる上で毎日出会う、小さな石ころの蹴飛ばし方を教える、大人には内緒

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    2025年08月14日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

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    自然の脅威とか、怖い生き物に出会ったりとか、大変な目にも遭うけど、毎日を楽しむ気持ちを忘れないムーミンたちが大好きになった!フィンランドにいよいよ興味が湧いてくる。
    今作は特に大自然や宝石、生き物たちの描写が生き生きしていて、綺麗で、ずっと読んでいたくなった。ストーリーもとっても可愛らしい。ほっこり、幸せな気持ちになった。

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    2024年10月03日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

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    いろいろなキャラクターが、登場するが、ムーミン一家は、みんなを受け入れる。
    魔法の帽子を拾ったことから起こる奇妙なこと、最後はみんなハッピーになってよかった。

    トーベさんの人柄かな。

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    2024年07月08日
  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

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    新年をすぎたばかりの春はまだまだ遠いある晩、雪にうずまったムーミン屋敷では
    月あかりにムーミントロールが目を覚ましてしまったのです。

    「ママ、起きてよ!
    世界中が、どこかへ行っちゃったよ」

    はじめてみる雪。冬の生き物たち。
    ひとりぼっちが寂しくて、スナフキンに会いに行くのだと外へ飛び出します。

    海辺では、素敵なシッポの子りすがふとんを探して、チビのミイを起こしてしまいました。
    ミイのことはご心配なく、あっという間に冬と友だちになりましたから。(ママの大切な薔薇の模様のコーヒーポットカバーと銀のおぼんで、そり遊びを楽しんでる)

    水浴び小屋では冬のとんがりネズミたちとトゥーティッキが冬を生

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    2023年01月27日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

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    タイトル通りの本!
    読んでいても、とても楽しい!
    ミィ以外の主要メンバーが登場して、さくさくと読める。

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    2022年11月04日
  • 北欧神話と伝説

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    ・欠点は前書きの訳が読みにくいところ。
    ・それ以外の神話、英雄伝説の訳は読みやすかった。そして詳細だし量も豊富。
    ・北欧神話をもとにしたファンタジー作品やゲームが多いので元ネタを知りたくなった。今年は『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』が出るのでそのための準備でもある
    ・『指輪物語』の力の指輪から『FGO』の悪竜現象までその影響は多大だなと思う。この本を読むと以上の元ネタがアンドヴァリの指輪にあると分かる。

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    2022年04月01日
  • 雪の女王 アンデルセン童話集

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    TLで相互さんが絵本の話をしていらっしゃるのを見かけ、大好きなお話なのでいてもたってもいられず文庫判を購入。やっぱり好きなお話だったけど、思った以上に宗教色が濃く、流れでアンデルセン全集を浚ったら全体的に宗教とは切っても切れない作風だった。
    今さら何を、と言われるかもだけど、昔読んだ時はそんなこと気づかなかったのですごく新鮮。再読の価値があった。

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    2021年06月13日
  • 北欧神話と伝説

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    久しく絶版になっていた新潮社版をずいぶん昔に買いました。
    学術文庫で復刊されたのは実にめでたいです。
    当時は北欧神話の本って本当に少なくて、これと新潮社のエッダとか、あとはギリシャ神話と併録された小学生向けみたいなのぐらいしか地方では手に入りませんでした。
    内容はややクセがあるというか、親しまれているオーディンやトールの出てくるエッダ系の物語は2/3ぐらいで、あとは各地のヴァイキング伝説や伝承物語といった感じです(こちらには「ハムレット」の原型である「アムレード」などが収録されていて、これはこれで面白いですよ)。
    アスガルドサガ系をすっきり体系づけて読みたいのであれば、今はいろいろ出ている北欧

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    2013年05月11日
  • 北欧神話と伝説

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    随分前に新潮社から出版されて、久しく廃版になっていたものが講談社の学術文庫として新装復刊したようです。
    ゲルマンの思想のルーツであり、キリスト教以前の神々や英雄が語られる「エッダ」や「サガ」の世界を解説する入門書です。

    この北欧のゲルマン思想に影響されている物語は数知れず、特にファンタジーがお好きな方は一読されると面白いこと請け合いです。
    最近はトールキンの指輪物語によって再び脚光を浴びる機会はありましたが、もっと早くに文庫化して頂きたかったな。

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    2009年10月26日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

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    スニフ、スノーク、スノークのおじょうさん、パパ、ママ、スナフキン、ヘムレン、じゃこうねずみ、ニョロニョロ、飛行おに、トフスラン、ビフスラン、モラン

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    2025年09月15日
  • ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち

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    短編集。キャラがわかっているので、我が道を行っているなぁとしみじみしながら読む。

    偽善とか協調性とか、日本で手垢にまみれている常識がない。
    自分の思った通りの言動をする。
    それが温かくなくてもいい。
    親切にしたいと思えばする。

    それがみんなの当たり前であったなら、不意に見せる優しさには裏表がないと、心から感じることができ、心地良さに身を任せ真っ直ぐに感動できる。

    これが正しい人間関係なのだろうか?

    正しいも間違いもないよね。
    自分に正直に、自分が満たされていることで、他人を思いやることができるのは本当。
    何となく調和した雰囲気にリラックスして、パフォーマンスが上がることだってあるだろう

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    2025年08月16日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

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    彗星が怖すぎるので、ここでようやくホッとできる。こういうのが読みたかったんだよね、僕?

    変身とかルビーとかワクワクするものが沢山あって、ムーミン谷は美しくて、こんな世界に行ってみたいと日本の小学生は遠いファンタジーの世界や北欧の景色に胸を踊らせる。

    やりたいことをやればいいんだ!って学生には少し難しいかもしれないけれど、大人になると自分の力で毎日を変えることができる。少しずつだけどね。

    どの世代が読んでも、ちょっぴり前向きになれる素敵な本だ。

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    2025年08月03日
  • ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち

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    ムーミン谷の仲間たちそれぞれにスポットを当てた短編集。スナフキンとはい虫のお話が好き。ムーミン谷のキャラクター達はみんなどこか満たされなくてもがいてる。でも、自分の心には素直に生きている。そんな姿が愛らしい。「自分らしく生きること」を考えさせられる優しいお話。子どもの時よりも大人になった今の方がこのお話が響いてるのは、きっとそういうことなんだろうと思う。

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    2025年07月23日
  • ムーミン全集[新版]5 ムーミン谷の冬

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    冬眠中にただひとり起きてしまったムーミンの冒険。シリーズで唯一冬のムーミン谷を描いていて、フィンランドの素敵な冬も感じられて良かった。オーロラ、人生で1回くらいは生で見たい。はじめて見る雪の世界で、ムーミントロールが出会う自分のしっぽが世界一すばらしいと思っているりす、ムーミントロールのご先祖さまや、水小屋に住んでいるおしゃまさんなど新キャラクター達も個性豊かで楽しいお話だった。

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    2025年07月03日
  • ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち

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    ニンニの話が好きだった。姿が見えなくなったニンニを治してあげようとするというよりはそのまま受け入れるムーミン一家。確かに、下手に手を焼かれるよりもそのまま受け入れてもらえる方が、自分自身の力で治していける。ムーミンのお話はいつもそんなふうに一人一人の力を信じて、尊重していて、変に干渉しすぎない。心地よい自立と、個性を感じられる。

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    2024年10月28日
  • ムーミン全集[新版]6 ムーミン谷の仲間たち

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    ヤンソンさんの話には、個性的な仲間たちが登場する。まわりの人たちは、そんな仲間たちを受け止めているのが、素敵だ。
    ホムサ、フィリフヨンカ、ニンニ、ヘムレンさんなどなど。

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    2024年09月02日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

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    タイトル通り、にぎやかな明るい気持ちになる本。
    トフスランとビフスランが飛行おにのために願ったところは、今までわがままに見えた2人の意外な印象も受けて、とても満足できる場面だと思います。

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    2023年07月26日
  • ムーミン全集[新版]2 たのしいムーミン一家

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    執筆順は2作目だが、従来これを1作目として刊行されていたらしい
    なるほど今作の方がだいぶ分かりやすい
    彗星はとても寓話めいていて、その不思議な雰囲気が魅力かなと思ったけど
    たのしいはもっと普遍的な、普通の童話のような雰囲気
    飛行おにとかニョロニョロとか出てくるけど
    彗星の得体のしれなさ、不気味さは薄い

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    2022年01月17日