石弘之のレビュー一覧

  • 感染症の世界史

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    相当に膨大な領域を広く、そして網羅的に解説をしています。インフルエンザ、結核、エイズ、エボラウイルスなどなど。。。。。 知っている知識もありましたが多くは新しい知識となりました。コロナ前の出版ですが、新しいパンデミックが中国から起きることを予想しています。見識の深さに感動です!興味がある方は感染症とじっくり向かい合ってみることができますよ。

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    2023年05月22日
  • 感染症の世界史

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    新型コロナウイルスの世界的流行の影響で注目されている一冊。出版は2014年で、そこから加筆して2018年に文庫化された。この本は医師が感染症のメカニズムを解説したり、社会学者がデータを分析する類の書籍ではない。環境ジャーナリストが地球環境史という大きなマクロ的な視点から、人類と対峙し続けてきた感染症の正体を究明しようとする画期的なもの。著者自身も世界各地で様々な感染症に罹患した経験があるというツワモノ。動物由来のウイルス変異、劣悪な衛星環境による免疫力低下、性行為による感染など、先人の知見から学べる良書。

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    2023年02月13日
  • 感染症の世界史

    mac

    ネタバレ

    宿主と微生物のせめぎ合い

    ・宿主と微生物のせめぎ合いは軍拡競争に似ている。
    人類は病気を抑え込むために次々と新たな手段を開発してきた。
    微生物は薬剤への耐性を獲得することで、ヒトが繰り出す新たな兵器を巧みにかいくぐる。
    宿主側はさらに対抗手段を強化しなくてはならない。
    ・菌が耐性を身につけたということは、抗生物質から生き残った耐性菌が大増殖して猛威をふるうだけでなく、
    耐性のない菌までも「耐性遺伝子」を受け取って、耐性菌へと変身する可能性が高まることでもある。
    ・われわれ人間も、耐性菌を作り出すのに知らず知らずのうちに貢献している。
    服用された薬は、全てが体内で代謝されるわけではない。
    効果を維持したま

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    2022年09月30日
  • 砂戦争 知られざる資源争奪戦

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    『砂と人類』が砂の採掘から精製、用途別の特徴なども網羅的に述べているのに対し、こちらの本は経済面にフォーカスし多くを割いている。

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    2021年07月24日
  • 図解 感染症の世界史

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    人類と感染症の歴史を、図や表と共に分かりやすく解説してくれる本。人類の発展と共に、さまざまな感染症が猛威を奮ってきたが、完全制圧できたのは天然痘のみということ。世界史なので、史実が分かりやすく伝わる本だが、じゃあどうすればいいの?という部分は分からない。(でも世界史という本なので、そこは仕方ないと思うけど、対策を知りたくなる)

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    2021年03月07日
  • 感染症の世界史

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    有名な感染症について、感染経路や特性、さまざまなエピソードがまとまっていて、まとまった内容を一気につかむことができた。
    ウイルスを擬人化する見方で、自身を複製する事を目的として、宿主に攻撃するか、共生するか、決めている、という視点。面白いなぁと思った。

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    2021年02月24日
  • 感染症の世界史

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    1.感染症についてまともに学んだことがなかったので自分の好きな歴史と合わせて読んでみることにしました。

    2.感染症が広がった原因は過密社会の構築、人間の行き来が自由になったことにより、これまで触れることがなかったウイルスと出会ってしまったからです。近代化が進み、社会が変容し、暮らしが変わってしまったからこそここまで感染症が拡がったのだと述べています。つい数十年前までは、ウイルスは撲滅できる存在として認識されていたのですが、今は真逆のことを言ってます。つまり、人間は感染ありきで物事を考えていかなくてはなりません。
    この本では、過去にどのような歴史を辿って感染症が拡がってきたのか、感染症が爆発的

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    2021年02月02日
  • 砂戦争 知られざる資源争奪戦

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    「都会は石の墓場です。人の住むところではありません。」ロダン

    開高健のフィッシュオンの冒頭で中学生の時に衝撃を受けたことを思い出した。その言葉通りの現実が世界中で爆発的に進行していること、経済成長と砂戦争危機が表裏一体であることを知らされた。よくよく考えると当たり前の事だが、気づかないフリをしてきたのかもしれない。

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    2021年01月30日
  • 感染症の世界史

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    今年だから読もうと思った本、読んだ本。
    面白いと思ったポイント3つ。
    ①ウイルスも生き物だから生存を目的に進化していく。宿主の死が自身に悪影響を与える場合、弱毒化していくこともある。時に宿主の行動を操ろうとする種もいる。
    ②コロナ前の本にも関わらず、中国が感染症の発生源になっていくことを指摘。その理由として、特殊な食文化、地方の衛生状態の悪さなどが挙げられる。
    ③第一次世界大戦の死因第一位は、スペイン風邪

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    2020年12月22日
  • 感染症の世界史

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    感染症は太古から人類とともにあった。
    感染症の大流行は繰り返され、そのたび、人はそれと闘ってきた。
    多くの者が犠牲になる一方で、病禍を生き抜いた者が子孫を残した。
    やがて、衛生管理が改善し、栄養状態がよくなり、医学や医療制度が発展した。感染症の原因が細菌やウイルスなどであることもわかってきた。
    では、人類は感染症に打ち勝ったのか、といえば、もちろん、そんなことはない。
    ヒトが感染症と闘うのと同時に、感染症もまた、自身の存在を賭けて戦っているのだ。少しずつ姿を変え、新たな武器を手にして、ヒトの防御の隙を突き。
    本書はそんな、人類と感染症の闘いを俯瞰する1冊である。
    著者は環境ジャーナリスト・研究

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    2020年12月08日
  • 感染症の世界史

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    科学的な考察、あるいは説明はそんなになかった。
    題名通り、まさに感染症・ウイルスが歩んで来た歴史の紹介。
    なので難解な言い回しや単語、理論はほぼ無い。
    門外漢にも分かりやすく感染症の怖さを語っている。
    コロナショックで改めて感染症の驚異を目の当たりにした。
    しかしそれは大昔から、それも古代から続いて来ている、
    人類と感染症との果ての無い軍拡競争の一角でしかない。
    コロナを乗り越えても、また新手が来る事はほぼ確実。
    それは科学者だけの戦いではなく、全人類の戦いなのだ。

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    2020年10月20日
  • 感染症の世界史

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    人類が感染症とともに歩んできた歴史と、主な感染症の原因となるウィルスや細菌の種類をコンパクトにまとめた佳作。
    ヘルペスウイルスがこんなに種類があって、それぞれで引き起こす疾患が違うことや、インフルエンザウィルスには基本的に170種類の型があるのでワクチンがほぼ無意味であること、日本がいわゆる先進国中で極端に感染症対策の後進国であることなど、興味深い内容が満載である。
    一点だけミスを指摘。結核で亡くなった有名人の中でブロンテ姉妹のエミリーが3女と書かれているが、これは4女の間違い。シャーロットの方が姉である。

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    2020年07月25日
  • 感染症の世界史

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    ウイルス・細菌・微生物と闘うことは宿命。無理な開発でウイルス・細菌・微生物を目覚めさせていることも事実。持続可能な開発目標に彼らとの共存は含める必要があるだろう。

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    2020年06月28日
  • 感染症の世界史

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    ネタバレ

    すごい。平成30年初版なのに、今回のコロナ流行を見事に予言しているかのような後書きだった。
    比較的衛生環境がよい現代の日本で暮らしているから気づかなかっただけで、世界では、エボラ出血熱を筆頭に数多くの感染症がとうに流行していた。また、日本でもかつては天然痘、結核などの流行で何度も人口を減らしてきた。人類の歴史は進化する病原体との戦いであり、今に始まったことではないらしい。
    これから衛生環境は少しずつ進化していくのかもしれないが、それ以上に、人口増加に伴う森林破壊や食肉の確保、都市への人口密集など、人間社会は病原体の繁栄に有利な方向に変化しつつある。今回のコロナ流行もある意味必然の出来事なのかも

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    2020年06月10日
  • 感染症の世界史

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    人類だけではなくウイルスもまた変化、進化し繁栄を続けてきた。人類vs感染症はまたまだ続く。ジワリジワリ感染を広げていくウイルスから爆発的に死者を出すウイルスまで盛りだくさんでした。人口増加に大移動、貧困、医学の進歩による耐性菌の発生..他人事ではいられない感染症の話、勉強になりました。

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    2021年12月30日
  • 砂戦争 知られざる資源争奪戦

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     人口の増加と都市化により、コンクリートの需要がますます増加する。しかし、その裏で、各国が砂資源をめぐって争っている。砂と聞くと、中東やアフリカの砂漠を思い浮かべるが、実は、そこで得られる砂は、セメントと混ぜるのに、砂の粒が細かい、つまり、コンクリートに適していないのである。ゆえに、砂資源は、想像以上に限られている。コンクリートのみならず、コンピュータや半導体など、現代の生活を支える重要資源である。

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    2023年11月11日
  • 感染症の世界史

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    まさか自分が生きるこの21世紀に感染症が大流行し、世界が混乱に陥るとは思ってもいなかった。本書はCOVID-19流行が始まる以前に出版されたものであるが、著者はそのような新興感染症の出現に警鐘を鳴らしていた。著者からすれば、起こるべくして起きたことと言えそうである。
    感染症は人類の歴史の中で常に脅威であり続けたが、近年の医学の進歩により、人類は感染症に打ち勝つことができそうだと幻想を抱いていたかもしれない。しかしCOVID-19により現実を突きつけられた。これまで幾度となく感染症に苦しめられた歴史から学ぶ必要がある。

    プロフィールによると、著者は感染症や公衆衛生を専門とする医師ではなく環境史

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    2022年07月23日
  • 鉄条網の世界史

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    今から8年程前に単行本が出版された時に本屋さんで見かけた記憶はあったのですが、それ以来あることを忘れていました。当時は日本史に興味があったのでそれほど惹かれなかったのかもしれません。

    今ではあらゆる歴史に興味を持つ様になったので、変わったタイトルで「鉄条網」の切り口から世界史を解説してある本なのだろうと思い、また文庫化されていたのでネットで取り寄せて読んでみました。

    鉄条網は本来は、自分の農地に野生動物が無断に入って作物を食べない様にという目的で開発されたものですが、時代を経るに連れてさまざまな使われ方がされました。この本を読んで、鉄条網に対する意識が変わったこともありますが、開発者の思い

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    2022年03月20日
  • 砂戦争 知られざる資源争奪戦

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    ネタバレ

    砂はガラスや半導体、鋳物などに欠かせないが、最大の用途はコンクリートの骨材。世界各地で砂の違法採取などが増えており、事件化するようなことも多い。

    ブルジュ・ハリファには76万トンのコンクリートが使用されており、その7割が砂。
    中国では年間25億トンのコンクリートが消費されている。アメリカが20世紀100年間に使ったコンクリートの総量が45億トンなので、中国の二年分がそれを上回る。

    砂漠にはたくさんの砂があるのでこれを使えば砂漠化も防止されて一石二鳥のように思えるが、砂漠の砂は風に吹かれて運ばれていく途中でぶつかりあい、細かくなりすぎている上に表面がツルツルになっているので砂通しが絡み合わず

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    2022年02月12日
  • 感染症の世界史

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     新型コロナの流行で、売れるようになった本の一つであるが、書かれたのが2014年であるために、当然新型コロナのことは書かれていない。だがそれまでの感染症のことを整理するには良い本である。
     

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    2022年01月09日