木地雅映子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
勉強は好きだけど、学校には行きたくない。うるさい子や意地悪な子、それを見過ごす教師、そんなあれこれがストレスで、静かに勉強したいるるこは、コロナ休校で気持ちが楽になる。でも、働いている母の負担になっていることも自覚していて、休みは嬉しいけど、素直に喜べない…
そんな思慮深くて優しいるるこが、突然実家に帰ってきた伯母の聖子さんと一緒に、古い家のリノベーションに取りかかる。
澱んでいた空間を一掃して、どんどん魅力的な空間に変えていってしまう聖子さんの働きっぷりが気持ちいい。
親に放置されている姉妹や、勝手に住所を調べ上げて姉妹をるるこの母に預けてしまう同僚、祖父との別れなど、心が痛くなる出来事もあ -
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Posted by ブクログ
何を伝えたいかよく分からなかったという感想。子供目線での経験は曖昧なことが多い?見てる世界が違うんだなというのは改めて考えるとそうなんだなと思った。後半の方の衝撃事実には驚いたけど、かといってそれに対してどう思うかと言われたら特になという感じだった。保育園の描写は本当に終わってると思った。自分たちの保育園はどうだったのだろう。子供の頃の記憶が何もないから思い出そうにも思い出せないな。
次帰省したら小学校まで歩いて行ってみようかな。
懐かしい気持ちになれる本だった。作者がどんな経歴の人でどんな本を書いてるのかはすごく気になった。
私の感受性ではあまり深く感動できなかったです。申し訳ない。 -
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Posted by ブクログ
友達と遊ぶより一人で銭湯に行くのが好きな女子校生。
優秀な妹のことしか頭にない母、存在感のない父、合コン命の姉、わがまま放題の妹。
何もぴんとくるものがない将来。
すべてを忘れて幸せになれる銭湯で出会った一人の大学生。
彼との出会いが彼女の人生を大きく変えていく。
居心地が悪いなんてものじゃない家庭環境は、読んでいてしんどくなりました。
なぜここまで押し付けられて黙っていられるのか。
黙っていることが身を守る手段ってことなのか。
家族の問題、恋愛、進路、悩みが尽きない日常で唯一の癒しというか居場所なのが銭湯。
そういう場所があるって、すごく大事。
中盤過ぎて、なんとなく先が読めた気がしまし -