御堂なな子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
「写真は嘘をつかない」を信条にプロカメラマンを目指す航介が潜入取材先で出会ったのは、夜の歓楽街を束ねる紅大路グループのトップにして、実は千年以上日本を守ってきた陰陽師一族の頭領、紅大路男爵。しかも成り行きで彼にキスされてしまった航介は、紅大路の見るものが見える、つまり霊感体質になってしまう。
しかも見えざるものの世界を知りたければ、キス以上の「接触」をすればいいと意味深にささやかれ、航介は、紅大路をもっと理解したい一心で身を任せてしまうが…!?
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ストーリーの完全度:普通
トーン:あまあま・せつない
エロ度:低い
萌え度:普通
総合評価:★3.5
いわゆる“見える人”が出て来るオカルト系BLが大好きなのでワクワクしながら読んだのですが、うーん…イマイチのめり込めず…(-_-;)
全体的に、思ってたのとちょっと違ったかなって。
まず攻めについてですが、キャラそのものは割と好きなタイプだったんです。口調も態度も紳士的だし、表紙のイメージ通りのスパダリ系キャラで良かったなって思います。
ただ、紅大路(べにおおじ)とかいう名字についてはもうちょっと何とかならなかったのかなって(笑)
名字があまりにも厨二過ぎてギャグにしか思えなかったし、そもそも実業家と陰陽師って接点が無さ過ぎて設定に違和感を感じてしまって。
しかもいきなり精霊が宿った太刀とか出して悪霊と闘い始めるから吃驚したし、唐突な展開に置いてけぼりを食らった場面もしばしば…。
受けに関しては亡き愛犬のコロと再会したくだりはジーンとしたし、パパラッチと言えど受けなりにしっかりと信念を持ってるのには好感が持てましたが、攻めに対して逆ギレするシーンはあまりにも自分勝手過ぎてイライラしてしまいました。
自分から頼んで攻めから貰った霊力なのに何言ってんだよって感じだし、その霊力だって借り物でしかないのに「自分の身は自分で守れる」って威張られてもねぇ…。てか、攻めと違って全く素質ない人間の癖によく威張れるなと(^^;)
攻めと別れてから「あの時コロを一緒に成仏させておけば〜」みたいな事を言ってたのにも地味にイラッとしたし、ちょいちょい「何でそうなる!?」ってツッコミを入れたくなる受けで個人的にそこまで好きになれませんでした。
脇キャラ(主に攻めの周りにいる幽霊)は個性豊かで読んでいて楽しかったですし、コロもまさに忠犬って感じで可愛かったのですが、上述したように読んでいる途中でモヤッとしてしまう場面が多かったので、今回の評価は残念ながらやや低めです。
ただ、高世ナオキ先生のイラストは良かったです。こちらは文句無しでした(^^) -
ネタバレ 購入済み
思ったより甘くない
同僚に花嫁を奪われ、心身ともに疲弊し休暇を取らされた実家に帰省する主人公。そこで疎遠になった高校のときの親友と再会し距離が縮まって、というお話でした。
仕事や家族のことを考えなければならない年頃で、くっつくまで山ありですが、正直花嫁と同僚とのことの方が面白かったような気がします。
親友に溺愛されているんだろうけど、ふたりのやり取りでまた読みたいと思うような甘々なシーンはなかったのでちょっと残念です。 -
Posted by ブクログ
「俺たちのおまじないは、絶対になくならないよ」(帯より)
かわいいお話でした。
授業さぼって転校する霧生を見送りに行ったり、同級生たちの目の前で泣きながら抱き合っちゃったりして、いろいろ大丈夫だろうかと心配してしまうほど、序盤から両想いでした。それなのに、くっついたはずのあたりから擦れ違いというか、草の勘違いというか、相思相愛になるまでが長かった。ほんと長かった。
とってもファンタジーで乙女チックでイラストの泣き顔もかわいいのですが、草の勘違いが、そこまで卑下しなくても……というくらいとことん勘違いして終いには暴走してくれます。
そこまでしないと気付けないのか、と興ざめしてしまいましたが、こういうじれったさが好きなかたは楽しめると思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレロマンティックでピュアな恋物語でした。
草はなんと、自分以外の人の「赤い糸」が見えてしまうという特殊体質。赤い糸なんていう乙女な設定。
ただ見えるだけじゃなく、草は切ったり結んだりできてしまいます。ファンタジーな味付けに、第一印象よりは興味津々になってきました。
でも、草が気になっている霧生が心臓を患っているというので、かなり少女マンガちっくかなとビクつきましたが、これが意外にも上手く料理されていてじんわりきちゃいました。
確かに、恥ずかしくなるほどピュアなcpだったけど、素直に自分の想いと向き合っている彼らが、むしろいいな~と思えてきたりして。
草は、人の赤い糸だけが見えて、自分の赤い糸は見えていないんですよね。だからおせっかいはできるけど、自分のこととなるとまるでダメ。霧生のことが好きでも、それが運命なのかどうかわからないんです。
でも、霧生が突然引っ越してしまったことで、草は彼が大事な人だということを自覚するんです。自力でしたw
赤い糸で気付いた恋じゃないところが霧生の病気と重なり合って、さらに切なくさせられました。
そして2年後、二人は再会することになります。同郷ということもあって、すぐに仲良く一緒に行動するようになる二人。互いに好きあっているけれど、草は、生来のやさしさと思いやりから、どうしても自分が霧生の恋人としてふるまうことに戸惑いを感じてしまいます。
その心理描写がとても素直でピュアで、とても感情移入してしまいました…
きれいな心の持ち主って、いいです。その気持ちにちゃんと応えることのできるやさしさと、心の広さが備わった霧生もよかった。
彼も重い病気を乗り越えたという強さが備わっているし、その強さも草がいたからこそなのだとしっかり伝わってきます。
なので、とても素直な気持ちで物語に浸りきることができました。
ものすごく王道でベタなストーリーですが、ひっかかることなくすんなり受け入れられるところがよかったです。
かといって、うすっぺらくないし、子供っぽいわけでもないのが好感です。
甘くてかなり萌えます。
イラストもきれいでした。 -
Posted by ブクログ
真面目で優秀な営業の悟は、直観力で要領よく仕事をこなしてしまう色男の青山をライバル視していたのですが、ある日営業トップの座を彼に奪われてしまった上に「ご奉仕」しなければならなくなって…
という、リーマンもの。ケンカップルです。
なので、悟は大嫌いな青山にツンツンしまくり。男としての矜持や仕事に対する負けん気がかなり前面に出ていて、両想いになったのが不思議なくらいでした。やれやれ、というかんじ。
大変だったのは青山だと思いますが、仕事では直感だけで要領よく立ち回る男が、悟にたいしてはどうしてあんなに粘り強かったのか不思議でした。まぁきっと、そこまでベタ惚れだったんですね~
勤め先が業務用システムキッチンを扱う会社ということで、悟や青山が料理をする場面があちこちに登場して、物語のキーポイントになっていました。料理シーンは、うまくストーリーにからんでいて盛り上げに一役買っています。リーマンの男子弁当っていいですね。
一緒に仕事をすることによって、ライバル心とともに愛も育めたので安堵しましたw逃げて避ける相手を辛抱強くからめとった青山の粘り勝ちです。
書き下ろし「スイート×キッチン」では、両想いになったものの仕事のせいですれ違いばかりになってしまった二人のその後が描かれています。
仕事で疲弊している悟には、好きな青山だけが拠り所なんですが、肝心な時に彼は海外へ一ヶ月の出張で不在です。ライバルでもある青山には弱みを見せられないと、悟は寂しいくせに意地っ張りなんですよね。
仕事で辛い思いをしていることを言わずに我慢して、頑張ろうとします。
そんな悟の様子を察して青山のとった行動が、ほっとさせてくれました。悟のどんな細かな異変も見逃さないのは、愛のなせる技です。
青山は思ってたより、ずっと包容力がある男でした。
イラストが超好み。ストーリーにぴったりでした。