御堂なな子のレビュー一覧
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ネタバレ▼あらすじ
「私は狙ったものは必ず手に入れる」
パリで奮闘するシェフの理央は、店を買収しようと現れた名門貴族で敏腕実業家のアルフォンスと真っ向から対立する。
傲慢で居丈高なうえ、熱烈なアプローチまで仕掛けてくる彼に振り回される理央。
ところが彼は失った先祖の遺産を取り戻し、家名を再興する使命を背負っていることを知る。
さらに理央のピンチにかけつけ、真摯に励ましてくれるアルフォンス。
気高く真っ直ぐな心に理央は強く惹かれ始め――!
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前作、『ダイヤモンド・エクスプレス~伯爵と甘美な恋~』は未読ですが問題無く楽しめました。ただ、思ってたのとちょっと違ったかな?
アルフォンス(攻)と理央( -
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ネタバレ▼あらすじ
蔵元の跡取り・春哉が研修先のフランスで出会ったシャトーオーナーの葛城。二人は次第に惹かれあうが春哉は帰国しなくてはならず…。
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ワインを題材にしたお話も麻々原絵里依先生のイラストも大好きな上に、以前読んだ『いとしい背中』が面白かった記憶があるので迷わず購入しました。
実際に読むまで知らなかったのですが、『いとしい背中』と世界観がリンクしているらしく、紀藤さんと名生がちょこっとだけ登場します。
登場したのはほんの少しですが、『いとしい背中』が好きな自分には嬉しい誤算でした。勿論、未読でも問題なく楽しめます。
今回の攻めも『いとしい背中』同様にかなりハイスペックなキャラクタ -
ネタバレ 購入済み
爽やか銀行員×子持ち設計士
中々良い話。
攻めが受け溺愛しまくりで、私的には好物な内容でした。
娘が攻めを好きだと思い込み攻めとの関係に悩む、仕事上の問題のループなのですが上手く書かれていて読みやすい文章でした。
ただ残念なのが受けの仕事上の因縁の相手、元上司をもっと懲らしめて欲しかったです。
最終的に元上司は痛い目をみるのですが、後日談にちらっと書かれてあるだけで何となく不完全燃焼。
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鉄道BL。擬人化じゃなくて、オタ的しょぼさもなく、ババーンとゴージャスな王道HQ級ラブロマンスでした。
…鉄オタが主人公だといろんな先入観がありそうですが、これはとてもいい鉄道BLでした。
このストーリーは伯爵で鉄道デザイナーというキラッキラの超ハイスペックな攻がデザインした豪華列車「ダイヤモンド・エクスプレス」が舞台になっているので、とってもセレブな気分を味わえます。
輪もオタとはいえ、旅行会社のプランナーとしてきちんとお仕事している、海外に出しても恥ずかしくない真面目できれいな青年でした。
立場に大きな違いはあるけれど、レオンも輪も列車に対する深い愛は同じです。
どう見てもつり合いそうにな -
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かわいくてスイートな作風が好みだな~と思っていたら、新作はびっくりするほどハードなストーリーでした。400ページに迫る大長編。こういう暗くて重い話も書ける幅広い作家さんだと改めて認識させられました。
刑事の狩野が12年探し続けていたのは、高校の同級生だった青伊。893が経営するクラブの潜入捜査によってようやく探し当てた青伊は、重傷を負いヤク漬けの酷い状態になっていて、狩野はそんな彼を命懸けで隠し護ろうとするのですが、守ろうとすればするほど事態は悪い方へと転がっていきます。
高校時代からして、とんでもなく酷いめにあっていた青伊ですが、12年経ってさらに最悪な状況になっているのです。
よく苛酷な -
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高利貸主人×奉公人
健気受け!ホント健気!!!
川に捨てられ、拾われた家で最初は養子として可愛がられていたのに、その家に子供が生まれたら縁を切られ一番下っ端の使用人に。
そこで折檻されひどい扱いを受けていた受けが、家が高利貸しにお金を返せず売られることに。
鬼の高利貸しとして名をはせていた攻めだけど、甘いwwいやはや受けに甘い事。
最初の頃は鬼の部分も見え隠れしていたけど、受けがやめてと言ったら今までとは違う温情をみせたり。
「鬼?鬼だったよね?!」と思ったけど、読み進めるうちになぜ受けを借金の方として売り飛ばさず、充分な食事を与え仕事を与え塾に通わせるのか。
失った大切な人が使用人だった -
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鬼の高利貸し×不遇な身の上の少年。
激動の大正時代を背景にした王道ロマンでした。
ベタなストーリーだけど、胸打たれるものがあってセンセの作品の中ではダントツによかったです。
ちょっとかわいめかな…といつも感じていたんですが、今回はそのかわいさがすごく生かされていました。テクノサマタセンセの、これまた受が犯罪的にかわいすぎるイラストで。
でも、単に甘いだけじゃなく世相をうまく絡めていて奥行きがあり、思っていた以上に読み応えがありました。
とにかくほたるが不憫な子でした。読んでいて何度涙したことか…
悲惨な生活を強いられてきたのに、ひねくれもせず純真無垢できれいな心の持ち主です。おまけに青戸屋夫 -
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良かった!!
リーマンラブやっぱ好き。
2話とおまけ。
1話はくっつくまでだけど、青山(攻)の最初はかなりビミョー。出来る営業だけど悟をからかう姿はちょっとガキくさい。
でも、読み進めるうちに青山の恋心暴走w
悟も認めて丸く収まって良かった!
そこからはもう青山も悟も愛情だだ漏れで甘い〜、けど、2話目は悟が本社に異動したけど周りのエリートだけだ質の悪い部署からの冷遇に追い詰められるのに、そんな時に青山は一ヶ月のハワイ出張。
一人で頑張る悟もギリギリに。
留守番に入れたメッセージから悟の隠された辛さを汲み取った青山が僅かな休みを利用して一時帰国。
もう、青山の愛、半端ない!
良かったね、悟ー! -
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▼あらすじ
テーラー修行中の名生が出会った、理想の背中を持つ男・紀藤。
つい触れたいと思ってしまう名生だが、紀藤は大企業の社長で…。
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割と最初の方から甘々で、最後まで楽しく読む事が出来ました。
特に後日談は砂を吐くかと思うぐらい甘々ラブラブです(笑)
攻めの紀藤は容姿・金・権力と見事に三拍子が揃った完璧な男で凄過ぎてちょっと現実味ない…というか想像しにくい世界でしたが、年の差や身分差、甘々でハッピーエンドな王道ラブストーリーが好きな方はかなり楽しめる作品なんじゃないかと思います。
あと紳士やスーツと言ったジャンルが好きな方にもお勧めしたいです。
そして受けの名生がちょっと子供っぽく -
作者買いです。
ちょっと珍しいデザイナーです
旅先で出会うって言うのは王道ですけど
明神先生の作品ってこういうシリーズが多いので安心して読めます