御堂なな子のレビュー一覧
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ネタバレ▼あらすじ
「私は狙ったものは必ず手に入れる」
パリで奮闘するシェフの理央は、店を買収しようと現れた名門貴族で敏腕実業家のアルフォンスと真っ向から対立する。
傲慢で居丈高なうえ、熱烈なアプローチまで仕掛けてくる彼に振り回される理央。
ところが彼は失った先祖の遺産を取り戻し、家名を再興する使命を背負っていることを知る。
さらに理央のピンチにかけつけ、真摯に励ましてくれるアルフォンス。
気高く真っ直ぐな心に理央は強く惹かれ始め――!
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前作、『ダイヤモンド・エクスプレス~伯爵と甘美な恋~』は未読ですが問題無く楽しめました。ただ、思ってたのとちょっと違ったかな?
アルフォンス(攻)と理央(受)は最初、店を巡って敵対していたのですが、正直、くっ付く前の関係の方が好きだったかも…と思ってしまったり。
と言うのも、理央とくっ付いた後のアルフォンスの性格が別人レベルで変わってしまったから…。
あとがきにも、理央と恋人になってからのアルフォンスは愛情だだ漏れの甘〜い貴族だと書いてありましたが、まさにその通りで、最初の頃のアルフォンスと比べると本当に「誰この紳士!?」って戸惑ってしまうくらい理央に対しての態度が激変します。
勿論、受けに甘々デレデレな紳士攻めも大好物なんですが、これはちょっと、性格変わり過ぎかなぁ…と…。
何せ最初の、傲慢侯爵だった頃のアルフォンスがとても魅力的だったものですから、この路線で行けば良かったのに〜と思わずにはいられないんですよね。
特に、物語中盤、傷心のあまり追い掛けていた夢を途中で諦めようとする理央にアルフォンスが迫るシーンで萌えたから尚更…。
態度は露悪的だし、結構厳しい事もズバッと言うんだけど、ただ意地悪なだけじゃなくて理央が本当に挫けそうな時はちゃんと応援してくれる…そんなアルフォンスに萌えていた為に、くっ付いた後は何だか別人を見ているようで、複雑な気分でした。
ああでも、かつての王にすら傅かなかったリュゼ家の男が恋人にだけ傅く…というくだりはロマンチックで不覚にもキュンとしました(笑)
アルフォンスの件は個人的に少し残念でしたが、だから言って面白くなかった訳では決してなく、理央の件で言ったらプラチナ・エクスプレスのシェフになるべくコンテストに挑み、数々の障害を乗り越えて優勝するまでの過程や苦悩などが丁寧に描かれている為、読み応えは十分あるように思いました。
機会があったらダイヤモンド・エクスプレスの方も読んでみたいですね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
蔵元の跡取り・春哉が研修先のフランスで出会ったシャトーオーナーの葛城。二人は次第に惹かれあうが春哉は帰国しなくてはならず…。
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ワインを題材にしたお話も麻々原絵里依先生のイラストも大好きな上に、以前読んだ『いとしい背中』が面白かった記憶があるので迷わず購入しました。
実際に読むまで知らなかったのですが、『いとしい背中』と世界観がリンクしているらしく、紀藤さんと名生がちょこっとだけ登場します。
登場したのはほんの少しですが、『いとしい背中』が好きな自分には嬉しい誤算でした。勿論、未読でも問題なく楽しめます。
今回の攻めも『いとしい背中』同様にかなりハイスペックなキャラクターでして、ハンサムな上にフランスという異国の地でシャトーのオーナーを務め、ソムリエの資格を持つ上に語学にも堪能という、これぞスーパー攻め様と言うに相応しいキャラクターです。
しかも、とっても紳士で春哉(受)と良い感じになった途端、日本人とは思えないくらい激甘な台詞をサラッと吐きます(笑)
『いとしい背中』を読んだ時も、攻めがあまりにもハイスペック過ぎて現実味がないと思いましたが、今回も似たような感じでした。
否定的な意味で言っているのではなく、良い意味で言ってます。
包容力があって、優しくて、行動も言動も常に紳士的なんだけど、受けが傷付けられたら本気で怒る。キメる時はキメる。
読んでて何度もキュンとしましたし、自分の中では理想的な攻めキャラでした。
やっぱり御堂先生の書く紳士は良い…!(笑)
でも、反対に受けの方は…自分の中で少し引っ掛かってしまう部分がちらほらあって、残念ながら評価を下げる要因の一つになってしまいました。
葛城が大切に育てている葡萄を雹から守ろうとするシーンは凄く良かったですし、感動すらしたのですが、それ以降の行動がちょっと謎で…。
葛城にキスされても嫌がらないのに、春哉は自分の気持ちに気が付いておらず、肝心なところで葛城の想いに応えられなくてそのまま帰国してしまうんですね。
この時点でもう既に葛城が可哀想なんですが、そのあと追い打ちをかけるように春哉は自分の都合で葛城からのメールを無視し始めるんですよ…。
春哉が無視し続けた事によって、それまで頻繁に届いていたメールも徐々に鳴りを潜めるのですがそうしたら今度は「俺の事はもうどうでもいいんだ…」って勝手に思い込み始めてこれには流石にイラッとしました。
悲観的になるのは良いけどその原因作ってるの自分じゃん…っていう。
攻めが自分の中で凄く良かっただけに、少し残念に思いました。
あと、細かい話になってしまうのですが、本文に送り仮名の間違いや受けの外見を間違って描写している(茶髪なのに黒髪)部分など、気になるミスが全部で3ヶ所くらいあったので、そこもマイナスポイントでした。
とは言え攻めは最初から最後までブレずに素敵だし、葡萄畑などの風景描写も丁寧に描かれている為、読んでいて楽しかったのは間違いありません。
麻々原絵里依先生のイラストも相変わらず素敵でしたし、途中で多少引っ掛かる部分はあってもワインと紳士が好きならまず楽しめる作品だと思います。 -
ネタバレ 購入済み
爽やか銀行員×子持ち設計士
中々良い話。
攻めが受け溺愛しまくりで、私的には好物な内容でした。
娘が攻めを好きだと思い込み攻めとの関係に悩む、仕事上の問題のループなのですが上手く書かれていて読みやすい文章でした。
ただ残念なのが受けの仕事上の因縁の相手、元上司をもっと懲らしめて欲しかったです。
最終的に元上司は痛い目をみるのですが、後日談にちらっと書かれてあるだけで何となく不完全燃焼。
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鉄道BL。擬人化じゃなくて、オタ的しょぼさもなく、ババーンとゴージャスな王道HQ級ラブロマンスでした。
…鉄オタが主人公だといろんな先入観がありそうですが、これはとてもいい鉄道BLでした。
このストーリーは伯爵で鉄道デザイナーというキラッキラの超ハイスペックな攻がデザインした豪華列車「ダイヤモンド・エクスプレス」が舞台になっているので、とってもセレブな気分を味わえます。
輪もオタとはいえ、旅行会社のプランナーとしてきちんとお仕事している、海外に出しても恥ずかしくない真面目できれいな青年でした。
立場に大きな違いはあるけれど、レオンも輪も列車に対する深い愛は同じです。
どう見てもつり合いそうにない二人が鉄道愛を共有することから心までも通わせていくまでが、ドキドキハラハラの事件を交えながらも、豪華絢爛でドラマティックに展開されていて、ものすごくうっとりと楽しく読むことができました。
さらに、明神翼センセのイラストがぴったりで気分が盛り上がったのもよかったです。
御堂センセは相当な鉄オタだとお見受けしました。
後日談SS「伯爵と秘密の休日」では、恋人同士になって遠距離恋愛を続ける輪が、久々に日本でレオンと逢える事になるのですが、輪が立てたデートプランが鉄板でしたww
車両基地で見学、鉄道博物館、そして駅と線路が見下ろせるホテルに宿泊。買った土産は鉄道模型…w多分NゲージではなくHOゲージと確信。
鉄オタならではの憧れのコース。一般人には敬遠必至ですね。
深く共感したので高評価です。 -
Posted by ブクログ
かわいくてスイートな作風が好みだな~と思っていたら、新作はびっくりするほどハードなストーリーでした。400ページに迫る大長編。こういう暗くて重い話も書ける幅広い作家さんだと改めて認識させられました。
刑事の狩野が12年探し続けていたのは、高校の同級生だった青伊。893が経営するクラブの潜入捜査によってようやく探し当てた青伊は、重傷を負いヤク漬けの酷い状態になっていて、狩野はそんな彼を命懸けで隠し護ろうとするのですが、守ろうとすればするほど事態は悪い方へと転がっていきます。
高校時代からして、とんでもなく酷いめにあっていた青伊ですが、12年経ってさらに最悪な状況になっているのです。
よく苛酷な運命を乗り越え、耐え抜いてきたなと身震いしてしまうほどでした。
…やっぱり、狩野の存在がずっと拠り所になっていたんでしょうね。
狩野は12年前の事をずっと後悔していて青伊のことを忘れられずに追い続けていたのですが、彼もまたすごい執着愛です。
離れ離れの長い年月があったにもかかわらず、互いに相手を想い続けていたのが伝わってきて、切なくも感慨深くなりました。
自分が愛する者を守ろうという気持ちが、狩野だけではなく青伊の方にも強く感じられて胸が熱くなりました。
狩野視点で描かれていたので、青伊の真意が最後までわかりにくかったのにちょっと焦れ焦れさせられました。
そこは「恋のつづき」と「ある夜の話」で青伊視点で語られていて、そうだったのねと納得することができました。
すんごく痛い話ですが、ラブ面はちゃんと甘くまとまっていて最後は安心できます。
刑事ものとしても迫力ある骨太な描写で引き込まれました。
ハード系のBLもどんどん描いて欲しいです!さしあたっては、春日か鷹通でスピンオフプリーズ!
ヤマダサクラコセンセのイラストがぴったりで、そこもよかったです。 -
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高利貸主人×奉公人
健気受け!ホント健気!!!
川に捨てられ、拾われた家で最初は養子として可愛がられていたのに、その家に子供が生まれたら縁を切られ一番下っ端の使用人に。
そこで折檻されひどい扱いを受けていた受けが、家が高利貸しにお金を返せず売られることに。
鬼の高利貸しとして名をはせていた攻めだけど、甘いwwいやはや受けに甘い事。
最初の頃は鬼の部分も見え隠れしていたけど、受けがやめてと言ったら今までとは違う温情をみせたり。
「鬼?鬼だったよね?!」と思ったけど、読み進めるうちになぜ受けを借金の方として売り飛ばさず、充分な食事を与え仕事を与え塾に通わせるのか。
失った大切な人が使用人だったこととその人の間に子供がいたこと。
それが読み進めるうちに解き明かされ納得。
受けが健気過ぎて、今まで折檻を受けていた人たちが攻めに牢屋に入れられ売り飛ばされそうになった時に、立ちはだかって温情を求めたりするのが、聖人君子すぎかなぁと思ったけど、生きるためにどんな形とはいえ最初は大切にし生かしてくれた人たちを、幾ら折檻を受け嫌がらせされようとも恨めなかったのと、そこまでまだ感情を発達してなかったんだろうな。
どんどんいろんな知識や感情をを吸収してしっかりしていく受け、それを大切に大切に育む攻め。
どんだけ年の差あるのかよく分からなかったし、絵がどうも受けのショタっぽさ半端ないけど、嫌な感じはしなかったしむしろそれがいい味を出していたかな。
いとしいとしというこころ。
お互いの心に寄り添いながら生きていく二人が幸せでありますように。
☆4.4 -
Posted by ブクログ
鬼の高利貸し×不遇な身の上の少年。
激動の大正時代を背景にした王道ロマンでした。
ベタなストーリーだけど、胸打たれるものがあってセンセの作品の中ではダントツによかったです。
ちょっとかわいめかな…といつも感じていたんですが、今回はそのかわいさがすごく生かされていました。テクノサマタセンセの、これまた受が犯罪的にかわいすぎるイラストで。
でも、単に甘いだけじゃなく世相をうまく絡めていて奥行きがあり、思っていた以上に読み応えがありました。
とにかくほたるが不憫な子でした。読んでいて何度涙したことか…
悲惨な生活を強いられてきたのに、ひねくれもせず純真無垢できれいな心の持ち主です。おまけに青戸屋夫婦のせいで読み書きも計算も教えられず酷い扱いを受けてきた薄幸の身。
オトナの汚れた?視線で読むと、こういう真っ白な天使に一からあれこれ教え込んでいくというのは激萌えかもしれません…これもひとつの萌えポイントです。
でも、ほたるの健気さはそんな卑猥な気持ちを一蹴してしまう力がありました。ほたるがひとつずつ成長していく姿に微笑ましくなったり、傷つく姿に涙してしまったり。ひらがな台詞から変化していくところもよかったです。
一途で一生懸命!何よりもほたるが幸せになれるよう願わずにはいられなくなりました。
冬吾がとても魅力ある攻でした。彼には救われる思いがしました。きっかけはどうであれ、旧体制から抜け出し、自身の裁量で時代の流れに乗りここまでのし上がった男です。つぶされないためにも非情になりきり鬼と呼ばれ生きてきたこれまでの冬吾の人生を思うと、これがまた切なくて…!
ほたるも一途だったけど、実は冬吾もびっくりするほど一途だったところに萌えました。
この時代だからこそのラブストーリーですね。
「いちご日記」は、ほたるの成長ぶりにちょっと驚きました。このままいくと、いいツンデレになりそう。
実はかわいいところがちゃんと残っているのもよかったです。 -
Posted by ブクログ
良かった!!
リーマンラブやっぱ好き。
2話とおまけ。
1話はくっつくまでだけど、青山(攻)の最初はかなりビミョー。出来る営業だけど悟をからかう姿はちょっとガキくさい。
でも、読み進めるうちに青山の恋心暴走w
悟も認めて丸く収まって良かった!
そこからはもう青山も悟も愛情だだ漏れで甘い〜、けど、2話目は悟が本社に異動したけど周りのエリートだけだ質の悪い部署からの冷遇に追い詰められるのに、そんな時に青山は一ヶ月のハワイ出張。
一人で頑張る悟もギリギリに。
留守番に入れたメッセージから悟の隠された辛さを汲み取った青山が僅かな休みを利用して一時帰国。
もう、青山の愛、半端ない!
良かったね、悟ー!
同棲話も進み、すれ違ってたのは賃貸だと思ってた悟と、分譲を買う気の青山。
青山の真剣で深い愛情に悟も安心して飛び込めて良かった。
なんか、もう甘くて可愛くてかっこ良くて気持ち良く読めたー(*^^*) -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
テーラー修行中の名生が出会った、理想の背中を持つ男・紀藤。
つい触れたいと思ってしまう名生だが、紀藤は大企業の社長で…。
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割と最初の方から甘々で、最後まで楽しく読む事が出来ました。
特に後日談は砂を吐くかと思うぐらい甘々ラブラブです(笑)
攻めの紀藤は容姿・金・権力と見事に三拍子が揃った完璧な男で凄過ぎてちょっと現実味ない…というか想像しにくい世界でしたが、年の差や身分差、甘々でハッピーエンドな王道ラブストーリーが好きな方はかなり楽しめる作品なんじゃないかと思います。
あと紳士やスーツと言ったジャンルが好きな方にもお勧めしたいです。
そして受けの名生がちょっと子供っぽくて可愛かったです。
考え方も見た目も大人な受けも好きですが、幼い受けも好きなのでそこも個人的には楽しめるポイントでした。
麻々原絵里依先生の素敵なイラストも必見です! -
作者買いです。
ちょっと珍しいデザイナーです
旅先で出会うって言うのは王道ですけど
明神先生の作品ってこういうシリーズが多いので安心して読めます