落合恵子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
子どもが小さかった頃、お世話になったクレヨンハウス。
最近またご縁が出来て、本を購入するようになった。
懐かしくて、若い頃夢中になって読んだ落合さんの本を
再び手に取ってみた。
この本は落合さんにとっても21年振りの小説らしい。
あの頃はわからなかったことが、20年以上たってようやくわかるようになってきた気がする。
ずっと子どもの頃から落合さんが社会に対して感じていた疑問や違和感は、
令和の世の中になっても、ちっとも解消していないんだろうなぁ。
体験者にしか書けないであろう認知症介護のリアルな姿や、人生の終い方について・・・
やっぱり私にとって落合さんの本は、いつも人生の先を行く素敵なお手本だ -
Posted by ブクログ
毎月届くクレヨンハウス通信の「クレヨンハウス日記」を楽しみにしているので、落合さんの著作を初めて読んでみた。
70歳を迎え、人生の終焉を見据えて自分の人生にどう決着をつけてゆくか、大きく5項目に分けて語られている。
・仕事の始末
・人間関係の始末
・暮らしの始末
・社会の始末
・わたしの始末
他人に寄りかからずともStand Aloneのスタンスで生きていけるよう、持ちすぎず抱え込みすぎない工夫、意識をする。
「思想も姿勢も、自分で立っていないと他人ともつながれない。」
反原発の意見をはっきりと掲げている方でいながら
始末は永遠のテーマであり、完結出来ないまま人生を終えるであろうという諦 -
Posted by ブクログ
落合恵子の自伝小説。
若い人の恋の情熱ってすごいな、とつくづく思った。
若い人というのは落合恵子の母なのだが。 20代でかなり年上の妻子持ちの男と恋愛をし、妊娠して、一人で産み育てることを決意する。1945年の日本は、今よりもずっと婚外子に厳しく、産んだ女はもとより、親を選んで産まれた訳ではない子どもでもひどい差別を受けるのは当然という時代だった。それをわかっていながら産んだのは、相手の男を本当に愛していたからだと、娘に話す。経済的に困窮し、精神を病みながらも、男を恨んだり、憎んだりはしない。(したかもしれないが、誰にも言わなかった。)
その男が素晴らしい男だったから、というより、激しい恋 -
Posted by ブクログ
ネタバレわりと元気なほうだと思われている。
元気でない時のわたしは、誰にも見せたくないと意地をはっている。
それでもたまには、ひどく落ち込むことがある。
原因が思い当たるときもあれば、なぜだかそうなってしまうこともある。
(中略)
そんなとき、あなたならどうするだろう?
それがいいことかどうかわからないが、わたしは放っておく。
無理して気分転換をしようとはしない。
気分転換に束の間成功しても、すぐに元に戻るであろうことは容易に想像できるからだ。
女友だちに話す場合もまれにはあるが、ほとんどの場合は話さない。相手に負担をかけるようで、そのことに今度は疲れてしまうからだ。
落ち込むなら、とことん -
購入済み
がっかり
最初の一話を読んでがっかりしました。これは何?って感じでした。短編小説の中の一話としてもありえない(°_°)落合さんの作品ならばと思って期待して購入しただけに残念。