【感想・ネタバレ】自分を抱きしめてあげたい日にのレビュー

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Posted by ブクログ

元気なほうのわたし、
いつものわたしこそ、
無理をして作っている、
わたしなのかもしれない。

水底に落ちたわたしも、
そこから浮上するわたしも、
元気なわたしも、すべてわたしだ、
と最近は考えるようにしている。

(落合恵子/作家
『自分を抱きしめてあげたい日に』より)

* * *

いつも元気でいたいけど
へこんでしまうこともある

いつも笑顔でいたいけど
気難しい顔のときもある

いつも自分らしくいたいけど
肩に力がはいることもある

へこんでいる わたし
気難しい わたし
肩に力がはいる わたし

それは きっと

がんばっている証拠

がんばっているから
傷つくし 考えすぎるし

力がはいってしまう……

どれも大切なわたしだから

優しく抱きしめて
受け入れていきたいな

0
2019年03月07日

Posted by ブクログ

落合恵子さんは様々な視点から、意図せずに社会の中心からはず
れ、周辺から声なき声を上げいる人々を支援し続けているのだと
思う。勝ち組、強者、自己責任などが声高に叫ばれていた時代に
も、常にマイノリティーを声を代弁してきた。

本書の全体に多くの分野で声を上げてきた方たちの生き方、考え
方を伝えています。詩、歌、著作の紹介も多く取り上げられ、主
流ではないかも知れないが、確固たる意思を持って、静かに力強
く生きてきた方たちの声が聞こえてきます。

エミリ・ディキンソンの詩の一文が紹介されていました。
 
 人のこころがこわれるのをとめられるのなら
 "私が生きることは無駄ではない"
 ひとつのいのちのうずきを軽くできるなら
 ひとつのいたみを鎮められるなら

 "I shall not live in vain"

平凡な人生ではあるが、このように感じられる瞬間があるのなら
それは日々賞賛を追い求める暮らしよりも、どんなに尊いことか
と思います。

0
2013年12月31日

Posted by ブクログ

講演後に貰った裏表紙へのサインには「自分を生きる」の言葉。。そして著者が出会った絵本や詩集からの引用。日々の歩みを一歩一歩すすめていく時の、ヒントとなるエッセイが満載だ。

0
2013年05月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

わりと元気なほうだと思われている。
元気でない時のわたしは、誰にも見せたくないと意地をはっている。

それでもたまには、ひどく落ち込むことがある。
原因が思い当たるときもあれば、なぜだかそうなってしまうこともある。

(中略)
そんなとき、あなたならどうするだろう?
それがいいことかどうかわからないが、わたしは放っておく。

無理して気分転換をしようとはしない。
気分転換に束の間成功しても、すぐに元に戻るであろうことは容易に想像できるからだ。

女友だちに話す場合もまれにはあるが、ほとんどの場合は話さない。相手に負担をかけるようで、そのことに今度は疲れてしまうからだ。

落ち込むなら、とことん落ち込め、と自分に宣言する。

どこまで落ちるか、みてやろうじゃないか! そんな風に、自分を突き放す。

そうしてしばらくの間、水底に落ちている。
またしばらくすると、落ちた気持ちに多少の浮力がつきはじめたことに気づく。
ここまできたら、あとは浮上するだけだ。

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落合恵子さんが、新書「自分を抱きしめてあげたい日に」に書いていた言葉です。

なるほど。と思います。

気持ちが落ちているときでも、こんなふうに自分を受けとめて、やり過ごすことができるのが、「オトナの女」。

私は、もう少し修行が必要かな。

でも、もしも、自分自身ではなく、友達や知人が、
言葉にできないくらいのつらさや、苦しさのなかにいるように見えたとき、
どうしたらいいのかな?
と考えます。

言葉をかけたら、負担になるかもしれない。
でも、言葉をかけなかったら、孤独を感じる人かもしれません。

つらさ、苦しさのなかにいても、「独りじゃない」ということ。
それを、心に留めておいてもらえたらいいな。
それを、うまく伝えることができたらいいな。
と思っています。

0
2012年10月31日

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