ロバート・クレイスのレビュー一覧

  • 危険な男

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    満足。エルヴィス・コールとジョー・パイクの二人が出てくるだけで、それでいいとさえ思ってしまうのです。今回はちょっと淡々としてました? #LA

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    2021年02月24日
  • 危険な男

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    私立探偵を営む、海兵隊あがりの元警官ジョー・パイクは、銀行の帰りに窓口の女性イザベルの誘拐現場を目撃、彼女を救い、二人組の犯人を警察に引き渡した。ところが一件落着と安心したのも束の間、犯人が保釈されてしまった。それを知ったイザベルは、また狙われるのではないかと怯え、パイクの電話にメッセージを残し失踪する。だが、二人組は保釈直後に殺害されていた。パイクはイザベルの行方を追うが……。

    ジョー・パイク主演作は、天使の護衛以来だとか。この調子で、未訳の作品もどんどん紹介していただきたい。何せ、ハードボイルド・アクション小説が少ないので。

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    2021年02月11日
  • 容疑者

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    ネタバレ

    傷ついた元海兵隊のK9と、やはり傷ついたLAPDの警察官。その二人が一緒に活躍する物語。

    ・・・とか言うと、なにかお涙頂戴的な感じなのかと思うかもしれませんが、そうでもありません。確かに、傷ついた者同士、心通じ合わせていると言う事もあるのかもしれませんが、お涙頂戴の話ではありません。むしろ、犬と人が協力して事件を解決していく物語だと思います。そういう意味では、物語の終盤に、二人とも再び傷つく事になるという展開は、ちょっと珍しいかも。

    話の色添えとして、女性刑事との交流もちょっとあるんですが、この作品の中では話は進展しませんでした。もし続編があるのならば、進展するのかもしれませんが。

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    2020年09月04日
  • 指名手配

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    「容疑者」から続いているロバート・クレイスブーム。まだまだ面白いよ。章ごとに話者を変えて多視点で物語を展開する手法は、安易かもしれないが物語にスピードと映画的(テレビ的)な立体感を与えてくれている。
    単なるゲームオタクが何で強盗一味に加わったのか、あたりがちょっと曖昧だし、ママに溺愛されてるタイソンがここまで大胆な犯行を繰り返すか、などの疑問は残るが相変わらず物語は一級品。
    共犯者の中の女王様アンバーに入れあげて、自分たちに迫る危機(ハーヴェイとステムズは本当に怖い)を全く認識しないタイソン&アンバーには腹が立ち、「アンバー絶対殺されるな」と思ったけど、最後に本当にヒロインになってた。これがリ

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    2019年12月09日
  • 約束

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    とっても魅力的だった前作「容疑者」。ロス市警K9のスコット・ジェイムズ巡査と相棒の警察犬マギーが帰ってきてくれた!こんかいは著者ロバート・クレイスの代表作でおなじみの探偵エルビス・コールとのコラボだよ。
    探偵コールの軽さとジェイムズ巡査の青臭い一途さが、ちょうど良い塩梅で組み合わさっている。
    かわいいマギーの話をもっとじっくり読みたい気もするけど、ここは(コナリーの)ボッシュ刑事とリンカーン弁護士的な豪華コラボを楽しむべきなんだろう。
    ストーリー自体はとても楽しめるし、ラストに向けての盛り上がりも上々。しばらくロバート・クレイスを読み続けよう。4.2

    "「エルビス・コール探偵事務所、雨天決行

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    2019年11月13日
  • 容疑者

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    ネタバレ

    事件が起きたところの描写、車に詳しくないのでイメージしづらくて何度も読み返してしまいました。
    あと、最後、活躍した女性刑事がどうなったかについて触れてほしかったな。

    まー、犬が出てきて活躍する時点で、私としては☆一つは+されててしまうので。

    マギーが出てくる続編は、すぐに入手して読む予定。

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    2019年10月01日
  • 容疑者

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    お互いに相棒を失った警察官と軍用犬のストーリー。
    軍用犬の場合はアフガニスタンなのでどうしようもないが、警察官の方には犯人がいる。
    軍用犬のパートもあり犬の心理を描いてるのが面白い。訓練してリハビリしていく様はなかなか感動モノである。協力し合い犯人を追い詰めていくのがスリルがある。まだ続編があるようなので読んでみようと思う。

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    2019年06月15日
  • 指名手配

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    私立探偵コール、パイクシリーズ。警察よりも先に息子タイソンを見つけて欲しいとの依頼。窃盗を繰り返しているタイソンら3人とそれを追うコールたち。そしてそのタイソンたちを探すでかい男とばかでかい男の2人組。この2人の悪党がなかなか冷酷でいい味を出している。それとタイソンの母親や仲間のアンバーと女性の存在感も大きいのも好み。脇にいる人物たちが魅力的で面白い。このシリーズもスコット、マギーのコンビのシリーズもどちらもどんどん発売になると嬉しい。

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    2019年05月28日
  • 容疑者

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     犬が登場する小説は多分にあれど、犬の心を描く小説というのはそう多くはない。西村寿行や稲見一良、日本のシートンと言われた戸川幸夫の名作『牙王物語』などなど。アメリカ探偵小説では、ロバート・B・パーカーやアンドリュー・ヴァクスのどちらも家から一歩も出ない巨犬がいるが、犬の心は描写されない。

     心や感情の描写をしないのがハードボイルド、であるけれど、本書は犬の感覚での喜怒哀楽まで含めた描写が最初から際立っている。犬と日頃ともに生活しているわけではないぼくのような人間でも、愛着を覚えたくなるような、それは優しく、かつ特殊能力を備えた危険な犬でもある。

     さて、本作はLAを舞台にした警察ミステリ。

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    2019年04月30日
  • 約束

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    「容疑者」の続編。

    同じ作者の過去のシリーズの主人公も登場し、ダブル主演のような贅沢な設定。

    それぞれの人物(や犬)の魅力を味わいつつ、本筋のストーリーも楽しめるという、一口で何回も美味しいお得感がある。

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    2018年07月12日
  • 容疑者

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    この作家はよく知らなかったが、デビュー30年の手練れらしく、互いに手負いの過去を追う人間と犬の繋がりが深まる様子を実にうまく描く。

    足元の事件を追っていたら警察内部の腐敗にぶつかったというのは割とありふれた設定だが、過去の事件とも絡め、緊迫感を高める手法はさすが。
    結末のカタルシスも十分。

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    2018年07月12日
  • 約束

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    マギー!前作「容疑者」読みお終わった後、思わず叫んでしまう程マギーのファンになり、この新作をどれほど待ちわびていたことか。 確かに今回はマギーの登場は前作より少ないとはいえ、スコットとの絆がより深く感じられる。またコールとパイクのシリーズは未読だが、是非読んでみたいと思わせる、素敵な野郎達だった。それにジョン・ストーン!なんてカッコイイのー!次はパイクとジョンが主人公だとか。訳され発売される日が楽しみで仕方がない。

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    2017年06月26日
  • 約束

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    ロス市警スコット・ジェイムズ巡査と相棒の雌のシェパード、マギーは、逃亡中の殺人犯を捜索していた。マギーが発見した家の中には、容疑者らしい男が倒れており、さらに大量の爆発物が。同じ頃、同じ住宅街で私立探偵のエルヴィス・コールは失踪した会社の同僚を探す女性の依頼を受けて調査をしていた。スコット&マギーとコール&パイク、固い絆で結ばれたふた組の相棒の物語。

    「容疑者」に続いて、スコット巡査と相棒マギーのシリーズなのだが、今回は何と懐かしや私立探偵エルヴィス・コールとジョー・パイクが登場。視点が広がった分、やや読みにくいが楽しめます。

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    2017年06月17日
  • 容疑者

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    ロス市警の刑事スコットは相棒とパトロール中、銃撃事件に遭遇する。銃弾はふたりを襲い、相棒は死亡、スコットも重傷を負った。事件から九カ月半、犯人はいまだに捕まっていない。警備中隊へ配属となったスコットはそこで新たな相棒―スコットと同様に、大切な相棒を失ったシェパード、マギー―に出会った。アメリカ探偵作家クラブの生涯功労賞を受賞した著者の大作登場。

    ロバート・クレイスの作品を読むのは、「天使の護衛」以来だと思う。私立探偵エルヴィス・コールのシリーズは何冊か読んだし、「破壊天使」というノンシリーズものも読んだな。それはともかく、これはなかなかよい。私は犬好きでもなんでもないが、それでも読ませます。

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    2017年06月05日
  • 約束

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    面白かったー。
    後半の謎が解き明かされていく展開はとても楽しかった。スコットとマギーの関係いいなぁーマギーかわいいなぁー、かしこいなぁー。

    探偵が別作品の登場人物らしいので、読んでいたらもっと楽しかっただろうな。
    読みたいのだけれど……どこに売ってるの……

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    2017年06月18日
  • 容疑者

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    傷ついた警察官と、傷ついた犬。
    ハラハラドキドキの展開ではなかったけれど、ふたりが寄り添って頑張る姿は自然と応援してしまった。マギーかわいいよー。
    読後はとても幸せな気持ちにさせてくれた。

    そしてリーランド巡査部長いいなぁー。

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    2017年05月23日
  • 容疑者

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    プロローグのステファニー&マギーのところで、まずやられた マギーの忠犬ぶりに涙腺が…
    犬好きであろうか、なかろうか、んなもん関係なくマギーの独白が胸に迫る ☆4.8

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    2017年03月27日
  • 容疑者

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    アメリカの作家ロバート・クレイス、2013年発表の警察小説。

    強盗事件の巻き添えで相棒を失い自身も瀕死の重傷を負ったロス市警の警官が主人公。警察犬の部隊に転属になり、元軍用犬でアフガニスタンで前の主人が戦死しているシェパードとペアを組むことになります。
    トレーニングのかたわら、容疑者が不明のままの強盗事件の捜査にも協力するのですが・・・。
    共にトラウマを抱えた人と犬との再生の物語り。

    ありがちな展開で意外性はありませんが、無駄のない、緊張感の持続するストーリーは好ましいです。何より人と犬との関わりがとてもリアルで美しい。良いです。

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    2017年02月23日
  • 容疑者

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    マギーッ! 犬好きにはもうたまらん!
    お願いだから人は死んでも犬は死なないで…と、念じながら読み進み、最後のほうのリーランドが涙する所で、一緒に泣いてしまったよ。

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    2016年01月23日
  • 危険な男

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    『指名手配』に続くコール&パイクシリーズ
    今回の主役はパイク。

    今回、商売としての「依頼人」はいない。
    銀行員と顧客の、偶然のめぐりあわせから大活劇が始まる。

    コールの一人称の語りはなくなり、かといってパイクも三人称で物語は進む。
    もっともパイクが一人称じゃ、心の声で「寡黙」なイメージが壊れちゃうかも……。

    相変わらずの「お仕事小説」で、読者は“プロ”としての主人公たちの活躍を楽しむことになる。
    でも、今回の見どころは、その二人に追い詰められる「悪党」たちの“すったもんだ”が楽しい。
    悪いやつらがスーパーヒーローに追い詰められる様子は、ミステリーとは違った楽しさがある。
    「ドロンジョ様」

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    2023年05月23日