『指名手配』に続くコール&パイクシリーズ
今回の主役はパイク。
今回、商売としての「依頼人」はいない。
銀行員と顧客の、偶然のめぐりあわせから大活劇が始まる。
コールの一人称の語りはなくなり、かといってパイクも三人称で物語は進む。
もっともパイクが一人称じゃ、心の声で「寡黙」なイメージが壊れちゃ
...続きを読むうかも……。
相変わらずの「お仕事小説」で、読者は“プロ”としての主人公たちの活躍を楽しむことになる。
でも、今回の見どころは、その二人に追い詰められる「悪党」たちの“すったもんだ”が楽しい。
悪いやつらがスーパーヒーローに追い詰められる様子は、ミステリーとは違った楽しさがある。
「ドロンジョ様」はいとおしい……って、わかるかなぁ~。
とりあえず、現在刊行されている新コール&パイクシリーズ(最初はスコット&マギーだったけど)は、いったんお休み。
また新刊が出たら考えます。