与謝野晶子のレビュー一覧
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与謝野晶子、夫の鉄幹とは不倫だろう。
恋に酔っている感じ、夜ばかり相手と会う描写、多少歌が上手くても今と変わらないな。ウザイな。思わず、ロースおじさんの名文「解散〜!」を思い出した。
夫の与謝野鉄幹、ちょっと調べたら女学校の教師をしながら、2人の生徒に手を出して妊娠させていて激ヤバ男だとわかった。
序盤のまだ結婚していない時期の歌に頻発する「紫」。色の紫の陰に、源氏物語の「紫の上」を自分に当てはめて歌っている気がする。
読んでいると、私は終始イラつくのだが「恋の和歌の専門家」という視点で見れば、確かに与謝野晶子は優れている。あの少ない文字数に花や色に色気っぽさ、時には「恨み」という文字ま -
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源氏物語 復習
「早蕨」から「夢の浮橋」
第五十四帖「夢の浮橋」最終帖。
物語は、光源氏の息子(実は柏木の子)が、見失っていた浮舟を見つけ、再び復縁を所望するが、浮舟は、これを拒む。といった、情景的にも中途半端に終焉を迎える。
恣意的に、この世は同じ様な事象の繰り返しといったことを表現している。という評価のようだ。
その他、何かの理由で続きが書けなくなったという意見も多いらしい。後世、この続きを創作した物語もあるようだ。
易の六十四掛の最後は、「火水未済」。その意には、未完成・エンドレスがあり、平成時代には陰陽道も盛んだったようです。未完の美意識とか永遠への憧憬なども含まれているのかもし -
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源氏物語復習
第一帖 桐壺 から 第二十九帖 行幸 まで
箒木三帖 箒木・空蝉・夕顔
玉鬘十帖 玉鬘から行幸 を含む
与謝野晶子訳は、意訳ということですが、今まで読んだ源氏物語の中で、一番すっきりした感じ。
各帖の光源氏のおおよその年齢が、書かれている資料があるが、「桐壺」の出生、「藤裏葉」の四十の賀から、逆算しているとのこと。先人達の努力。
物語中の個人名が、本名でないので、慣れないと誰の事か分かり難いけれど、平成時代あたりは、まだ祈祷で病気を治す、物の怪の仕業、という時代。本名や生年月日は、呪術・呪詛の対象になるので、階級等で呼び合うのが通常だったのだと思う。
与謝野晶子と谷崎潤一郎 -
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親しみやすい古典になっています
古典といえば苦手な人も多いはず。
難解な古語を解読する必要がなく内容が理解できるので、この本を読んだあとに原典を読めば古典にも親しみがわくと思います。
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美しい日本語
とても綺麗な文だと思いました。それだけでなく、簡潔でわかりやすいです。ただ、和歌の解説(現代語訳)や注解がないので、細かいところまでじっくり読みたい方は物足りないかもしれません。何回も源氏物語を読んでいる人やさらっと読みたい人にはおすすめです。
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終わったー!長かったなぁ。
とても中途半端なところで終わりましたが、エンディングも想像つかないしこれでよかったのかな。
浮舟ちゃん、大変だったけどよかった…。
恋愛物には本もテレビも普段ほとんど触れないので、こんなに長い期間読み続けたのが新鮮。人間関係って大変やね。もうお腹いっぱいです。
古典のあわれで身に沁むところを味わえたのはよかった。みんなよく泣く。日常の風景に気持ちを込めてすぐ文芸にしちゃう。音楽も素敵にたしなむ。
日本は昔は、豊かで敏感な心の大人たちが作り上げていった国だったのかなぁ。この時代の頃の政治、興味が湧いたのでまた本を探してみよう。 -
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源氏物語 桐壺のあらすじ&感想
ネタばれが入りますが、
あらすじ:帝の寵愛を一身に受けた桐壺の更衣は女御たちの嫉みを買い、幼い皇子(源氏の君)を残して病死してしまいます。帝は悲しみを和らげるため桐壺に生き写しの藤壺を入内させ、源氏の君は美しく成長し元服を迎え、左大臣の娘・葵と結婚するが、苦しいほどに藤壺を慕う源氏の君の心は晴れなかったという話です。
感想:最古の物語といわれる源氏物語、他の本でも読んだことがあったのですが、この本は、読みやすいと思います。初めての人にはお勧めですが、じっくり読みたい方には、満足できないと思います。
私的には、物足りない感がありました。 -
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いつかは読んでみようと思っていたのだが、時が来たようだ。
風流で粋な芸術や物事の話はとても興味深い。色の表現とか、自然のものを使ってていいなぁと思う(撫子色とかさ)古典ならではの雰囲気満載だ。
そして光源氏は外見も芸術の才能も素晴らしい、もう 眩しいんだよ。
でもやっていることは、女の人襲いに行ったら人違いー!とか幼女誘拐とか、わぁまじか、と思うことばかり。昔から人間てすごいんだなぁ。
物語も後半になると、源氏もちょっとは落ち着いてきて、ハーレムを作ったり養女に恋い焦がれたり、あれ?落ち着いてないけど、でも昔の勢いとは違った、真の理想を求めるおじさんになります。
和歌の意味がもっとわか -
Posted by ブクログ
与謝野晶子訳、難しそうだな…と尻込みしていたけど、新かなづかいに直されていたこともあり非常に読みやすかった。ただ、和歌は訳されていないところも多く、和歌の意味もちゃんと分かったらもっと面白いかもと思った。
和泉式部日記が初読みだったのだけど、非常に面白かった…!
帥の宮への焦がれ、秘密の関係、宮との恋を命の糧にしていて、何気ない自然にも意味を見出してしまう、、、身に覚えがありすぎて、どんどん続きが気になったし、夫人が出て行ったあとも日記に残していて欲しかった。
こちらも和歌は訳されていたりされていなかったりしたものの、ずっと読んでいくうちに段々と意味というか空気感が伝わってきたので、これはこ -
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うーん…
可もなく不可もなし。
与謝野晶子さんが源氏物語を訳していたときのことや、当時の源氏物語の研究の話…
あまり興味ない話だったので、「ああ、そうなんだ」という感想しか言えない。