【感想・ネタバレ】与謝野晶子訳 紫式部日記・和泉式部日記のレビュー

あらすじ

平安時代の代表的な日記文学である『紫式部日記』『和泉式部日記』を、大正の歌人・詩人である与謝野晶子が華麗な文体で大胆に現代語訳した名作、初の文庫化! 平安貴族と女房たちの日々の暮らしや、宮廷の行事、人間関係と恋愛事情が描かれ、当時の風景が生き生きとよみがえる。二つの日記作品に加え、与謝野による論考「紫式部考」を併録。田村隆氏(古典文学研究)による「解説」で、与謝野訳の魅力と味わい方を紹介。

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Posted by ブクログ

与謝野晶子訳、難しそうだな…と尻込みしていたけど、新かなづかいに直されていたこともあり非常に読みやすかった。ただ、和歌は訳されていないところも多く、和歌の意味もちゃんと分かったらもっと面白いかもと思った。

和泉式部日記が初読みだったのだけど、非常に面白かった…!
帥の宮への焦がれ、秘密の関係、宮との恋を命の糧にしていて、何気ない自然にも意味を見出してしまう、、、身に覚えがありすぎて、どんどん続きが気になったし、夫人が出て行ったあとも日記に残していて欲しかった。
こちらも和歌は訳されていたりされていなかったりしたものの、ずっと読んでいくうちに段々と意味というか空気感が伝わってきたので、これはこれでよかったと思う。

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2024年06月09日

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