【感想・ネタバレ】与謝野晶子の源氏物語 上 光源氏の栄華のレビュー

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Posted by ブクログ 2011年05月20日

言い回しが多少古いので,現代語訳だと思わない方が無難.
物語というよりも,歴史書として読んだ方が楽しめそう.

機会があれば違う人の訳も読んでみたい.

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

源氏物語を全部読んだことってありますか?
全部で54帖ある長い物語です。これを聞くと多くの人は有名なところだけ、とか途中で挫折、と思うのでは?
多くの人は12帖目「須磨」で挫折するから「須磨がえり」と言うそうです。
この本も、上中下の3巻からなるので長く感じます。でも、光源氏の生涯、恋を綴る物語どれ...続きを読むもが、次はどうなるの、誰と恋をするのと恋愛小説みたいに楽しめます。ところどころに入る和歌などは、それだけを見たら意味はわからないけれど、物語の中では意味もわかるし、なによりそんなにスラスラと和歌を読める登場人物たちに感動です。

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Posted by ブクログ 2021年12月22日

源氏物語復習

第一帖 桐壺 から 第二十九帖 行幸 まで
箒木三帖 箒木・空蝉・夕顔
玉鬘十帖 玉鬘から行幸 を含む


与謝野晶子訳は、意訳ということですが、今まで読んだ源氏物語の中で、一番すっきりした感じ。
各帖の光源氏のおおよその年齢が、書かれている資料があるが、「桐壺」の出生、「藤裏葉」の...続きを読む四十の賀から、逆算しているとのこと。先人達の努力。
物語中の個人名が、本名でないので、慣れないと誰の事か分かり難いけれど、平成時代あたりは、まだ祈祷で病気を治す、物の怪の仕業、という時代。本名や生年月日は、呪術・呪詛の対象になるので、階級等で呼び合うのが通常だったのだと思う。
与謝野晶子と谷崎潤一郎の新訳源氏物語の出版の時期が重なり、当初、大手出版社で宣伝効果があった谷崎源氏の方が売れていたようですが、今では逆転していますね。もう青空文庫にもなりましたが。
最後まで読めそうです。

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Posted by ブクログ 2013年08月06日

いつかは読んでみようと思っていたのだが、時が来たようだ。

風流で粋な芸術や物事の話はとても興味深い。色の表現とか、自然のものを使ってていいなぁと思う(撫子色とかさ)古典ならではの雰囲気満載だ。

そして光源氏は外見も芸術の才能も素晴らしい、もう 眩しいんだよ。
でもやっていることは、女の人襲いに行...続きを読むったら人違いー!とか幼女誘拐とか、わぁまじか、と思うことばかり。昔から人間てすごいんだなぁ。

物語も後半になると、源氏もちょっとは落ち着いてきて、ハーレムを作ったり養女に恋い焦がれたり、あれ?落ち着いてないけど、でも昔の勢いとは違った、真の理想を求めるおじさんになります。

和歌の意味がもっとわかったら、更に物語の良さを味わえるんだろうなぁ。残念。

これから源氏がどんなおじいちゃんになっていくのか、続きが興味深い。


紫式部が書いて、与謝野晶子が訳して、いま現代に生きる私がこれを読んでいるとは…すごいつながりな気がして、少しそわそわします。

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