幾原邦彦のレビュー一覧

  • 輪るピングドラム2 【小説版】
    醜いものを叩こうが美しくはならないし、美しいものは叩けば醜くなる。美は正義だ。でも、美しくあるべき!と生きるのは最高に醜いしダサいので人間はそれをやめろ。
  • 輪るピングドラム3 【小説版】
    地下鉄サリン事件を彷彿とさせる事件から16年後。その時に生まれた子どもが高校生になっている2011年に書かれた物語。勝手に運命を背負ってしまう子どもたち。たぶんアニメ化前提で描かれているので、絵になる情景が多い(アニメは未見)。読みながら、子どもに責任を感じさせるなと、年寄り目線になってしまうけど、...続きを読む
  • 輪るピングドラム3 【小説版】

    運命を乗り換える第3巻

    切ない終わり方だけど好きです。
    登場人物みんな個性と魅力を兼ね備えていて、このキャラたちの今後が見れないと思うと寂しく感じます。

    色々あった後に訪れた日常の風景は見ているだけで暖かな気持ちになります。
    どうか誰もが幸せになってほしいと心から願います。

    とても楽しく読ませてもらいました...続きを読む
  • 輪るピングドラム2 【小説版】

    それぞれの過去が語られる第2巻

    1巻目では高倉家と苹果の過去が中心に語られていましたが、2巻目ではそれ加え多蕗、ゆり、真砂子といった脇を固めるキャラたちの過去にも焦点が当たります。

    今回はキャラの豹変ぶりに目を奪われました。
    苹果と同様にそうせざるを得ない事情が存在するため、どのキャラも魅力的に映りました。

    高倉家の...続きを読む
  • 輪るピングドラム 【小説版】

    謎が渦巻く第1巻

    テレビ版が大好きで劇場版も公開されたので小説版も読んでみようと思いました。

    この巻では苹果の存在感が半端ないです。
    あらゆる手段、解釈を用いて「運命」を実現させようとする執念が不気味で恐いけど、それをするだけの理由があることで、ただのやばい人ではない魅力を感じます。

    高倉家も何かあるん...続きを読む
  • 輪るピングドラム 【小説版】
    劇場版鑑賞の前におさらいしておきたいと思い、積読だったこの小説版を今読んでいます。

    この上巻ではアニメ版と比べてストーリーの変更などありませんでしたが、冠葉や晶馬が家にいない時の陽毬が、どんなふうに時間を過ごしているのか、それがすごく良かったです。
    この上巻は陽毬の巻だったと感じました。
    ストーリ...続きを読む
  • 輪るピングドラム2 【小説版】

    上巻では陽毬が印象的に描かれていましたが、この中巻は苹果のための巻でした。
    アニメ版のオープニングのモノローグとは違うタイミングで運命についての想いが語られたところ、すごく良かったです。

    またこの巻では、アニメ版ではセリフから判断するしかなかった登場人物達の気持ちや心象風景がたくさん語られていま...続きを読む
  • 輪るピングドラム 【小説版】
    アニメは視聴済み(だが内容は忘れた)。アニメで消化不良だった部分が理解できればと思い、読んでみる。アニメの演出をそのまま描写したような、なので文章単体で読むと少し伝わりづらい表現が多い。おそらくアニメにとても忠実なのだが、忠実すぎて小説として最適化されていないところがあり、これ単体で楽しむには少しだ...続きを読む
  • 輪るピングドラム3 【小説版】
    「運命の果実を、一緒に食べよう」



    完結。すれ違いの関係性、それぞれの想いと、選ばれること。フィクションだけど、社会性もあるのでは、と深読みせずにはいられない。作者そこまで考えてない、も飲み込みつつ。ファンタジーなんだけど、三兄妹は魔法を使えなくて、ひたすら地道に駆け回ってきた結果がココなんだと...続きを読む
  • 輪るピングドラム 【小説版】
    「そう。今夜、私はあなたの花嫁になるの。私としてではなく」



    苹果回。アニメの原作小説、とのことでほぼアニメと同じ流れだった気がするので懐かしい。アニメと同じようにぽんぽんストーリーが進むので読みやすい。キャラクターが今思ってる事が文章になっている感じ。アニメ視聴していたので場面場面の映像が浮か...続きを読む
  • 輪るピングドラム2 【小説版】
    「だって、時籠さんて、とってもきれいだから」


    桃果側、ゆりタ蕗回。キーキャラクターが桃果(日記)なのでそうなるんだけど、もういない桃果がすごい影響力をもっているなあ。とにかくみんな過去にあるものにずっと引きずられて今ピングドラムを巡って争っているのが悲しい。過去激重奴。晶馬の性根がどうしてもいい...続きを読む
  • 輪るピングドラム 【小説版】
    生存戦略しましょうかー

    アニメの全てが抜群に好みなのに、
    そのメッセージがどうも掴みきれなくて、
    この作品をより深く知りたくて、原作を手に取った。

    アニメ以上の発見は、まだなさそう。
    魅力的な登場人物が出揃った上巻、
    ピングドラムを巡る陰謀は、どのように絡まり合うのか。

    難解すぎて、大衆受けは...続きを読む
  • 輪るピングドラム 【小説版】
    アニメで全話鑑賞済み。
    始めはなんだこれと思って観始めたことを後悔したりしてたんだけど後半からの怒涛の展開にただただビックリして最終話は訳も分からないまま大号泣した個人的伝説アニメの小説版。

    満を辞して読む時が来た。。(大袈裟)

    しかし例の件に絡むの中の後半くらいからかなって思ってたらもう来るじ...続きを読む
  • 輪るピングドラム3 【小説版】
    全てわかっているのにやはり号泣オブ号泣してしまった。

    「愛してる」

    どうかこの言葉が産まれて来た全ての子供達に与えられますように。

    それにしてもこんなに泣いたの久しぶりだ‼︎まぶたが痛い‼︎
    しかし読んで良かった。
    改めて名作。
  • 輪るピングドラム 【小説版】
    なつかしい!アニメを思い出しながら読んでました。ストーリーはすっかり忘れていたのですが、『きっと何者にもなれないお前たちに告げる!』とか、そうそうこんなセリフだった!と懐かしい気持ちで読んでました。あの衣装と音楽シーンが蘇ります。印象的なセリフの数々、例えば林檎の『デスティニー』とか、夏芽真砂子の『...続きを読む
  • 輪るピングドラム3 【小説版】
    誰かのために全力で走りたくなる。思いっきり抱きしめたくなる。

    冠陽か晶陽か晶苹なのかもうなにが何なんだかわからないけれど、きっとCPとかそういうものを飛び越えた愛がぐるぐるしているんだと思う。
    ただ1番もやっとくるのが晶馬は苹果ちゃんのことを好きなのかどうか、ということ。確実に陽毬のことも愛してい...続きを読む
  • 輪るピングドラム 【小説版】
    アニメの方が視覚的にスタイリッシュで場面もパッと分かりやすくていいですが、小説版のよいところは心理描写がこちらのが丁寧なことですね。
    中巻あたりで特に思いましたが場面の切り替え、視点の切り替え、時間軸の切り替えが多いのであらかじめアニメ見てなかった人はちょっと読みずらそう。

    アニメ忘れたころに読ん...続きを読む
  • ユリ熊嵐 (下) 【小説版】
    小説版下巻。シリーズ終盤、アニメでは分かりづらいところが補足され、ユリ熊嵐のテーマがより一層理解できる。あらゆる比喩表現のオチ、種明かしもきちんとされていてまとまり良し。
  • ユリ熊嵐 (上) 【小説版】
    小説版。内容はアニメ版に基づいており、アニメ6話相当までおそらく収録されている(執筆時、4話まで放送済み)。予習復習や、人物の関係性の確認、映像と文字表現の比較など楽しみ方いろいろ
  • 輪るピングドラム 【小説版】
    アニメを数年前に視聴済み。
    ノベライズ版だと心理描写が細かくて人物に入り込みやすい印象。続きを買うか迷い中