備瀬哲弘のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレPDDについての特徴や対応法について書かれていた。
初めて知ったことも多く、まさにこの本の言ってる通り、周りが正しく理解することが重要なんだなぁと感じた。
とともに、
PDDと診断されないまでも、個々人の性格や特徴や長所短所は人類全員違っていて、強度5%のPDDとかな人も絶対いるだろうし、PDDのうちの1つの特徴だけ40%くらい有してるとかもいるだろうし。
そう考えると、結局どんな相手に対しても、相手を理解し、相手の性格や特徴は変わらないものだと見なして、長所を見つけて付き合っていくのが大切なんだなぁと感じた。(相手が自身の問題点と向き合えるかは別問題だし、向き合えない人のほうがたぶん多いの -
Posted by ブクログ
ネタバレ精神科ERに勤めていた先生が、個人で開業をされて、鍵のない診察室で診察を始めた後の話。
でもどちらかというと、慢性期の人の話ではなくて、急性期と慢性期の人のボーダーの話が多めです。
それと、先生が研修医だったころのお話も少し。
読んで思ってたのが、これが私の知ってる精神科だなあ……と。
私の知ってる世界だ……と思いました。
でも、行政の保健師が行くのは訪問看護扱いはしないと思うのだけれど……と、そっと付け加えておきたいけど、沖縄ではそう呼ぶのかな?
精神科の入院の基準は自傷他害の危険性ってことになるから、私は結局、いつまで経っても入院できないわけだ(死ぬ気はないし、他人を傷つ -
Posted by ブクログ
自分が人見知りである、というのは小さい頃から自覚していました。それでも大人になってからは、僅かながらもマシになったのではと思っていました。
が、ここ数年、人見知りどうこうよりも、「自分はコミュ症ではないか?」という思いというか、意識の方が強まっています。もっとも、私の場合、「コミュ症の原因」は、「自分の頭の悪さ」だと思っているのですが…。
とりあえず、「コミュ症」だという自覚はあるので、何かヒントになったり、参考になったりしないかな? と思ったのが読み始めた動機です。
で、この手のものを読むと、たいてい、「まあ分かるんだけど…」「理屈はそうかもしれないけれど…」と否定がちになってしまいます。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「変わった人」は困った人じゃないんだよ。
色々な人がいるから,ちょっと気になる「変わった人」はどこにでもいる。その「変わった人」と上手に生きていくには。発達障害というのは,一つの考え方で言うと,グラデーションなので,その「変わった人」と良好な関係を築くというのは,あらゆる人との良好な関係を考えることに似ている。全てではなく,個々に対応すること。お互いがお互いにストレスをかけあって,みんなで共倒れ,なんて哀しすぎる。
当たり前だが,この本に解決する魔法があるわけではない。考え方を少し変えたり,適切な助けを求めたりするきっかけになるのだ。 -
Posted by ブクログ
周りも苦しむ(場合もある)が、
本人も苦しんでいる(場合もある)、という中で
ちょっと変わっているということを理解する
だけではなく、その変わっていると感じられること
相手がどう思う、感じるかさえわからない、
なぜなら、それが自分にとって普通だから、
ということも踏まえて、単に相手に配慮しましょう
ではなく、お互いに生きやすい社会にしましょう
という姿勢は参考になる。
ただそれは、ちょっと変わっている人が
ある才能を発揮する可能性があるからではなく、
なんの才能・能力をはっきしない/できないとしても
一人の人として、人格・人権を尊重されるべきだから
と、建前的には思う部分もあるけど。 -
Posted by ブクログ
多分、先に救急センターのノンフィクションを読んでいて、そのイメージが頭に残っていたのが悪かった。
読みごたえはあると思うが、なんとなくインパクトに欠けるのだ。
読者に読みとってもらいたい内容の方向性が違うため、もちろんそれは当り前のことなのだが、
1話がなんとなく短くて、若干拍子抜けしてしまう。
うつ病や統合失調症など、ストレスフル社会の中で精神を病む人が当たり前になってきている世の中だが、精神科に対する偏見は未だ根強く残る。
何重にも鍵の掛けられた病棟で、奇声が響き、患者が暴れ、檻の中で拘束される……。
そこにいるのは人間ではなく「動物」。
そんなイメージを持つ人も少なくないはず。
(大学