備瀬哲弘のレビュー一覧
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ちょっと変わっている人がいても、蔑んだりせずに理解を示すことが大事という話。
優れた能力を持っている人もいるとのこと。
自閉症診断のAQテスト付きで、大変興味深い本だったと思います。Posted by ブクログ -
実際の精神科医がどのようなことを考えながら診察にあたっているかがよくわかった。フィクションとあるがリアルな患者さんとのやりとりも良かった。短編集になっていてとても読みやすかったので他の本も読んでみたい。Posted by ブクログ
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自分の会社にも、このように思える人がいる。受け取り方によっては心を痛めてしまう人もいるし、逆に働く人もいる。人とは違うと思う事をプラスに受け止め、そういった人達も受け入れていける職場を作ることが大事であると思った。
ただ、ASDの心配があるのであれば一度受診するのも手ではないかと思う。自分では気づ...続きを読むPosted by ブクログ -
ASDの特性で悩んでいる人は社会に出てから発覚するケースが多く生きずらさに共感出来た。
社会適応の鍵は失敗を通して学んでいくしかないと感じた。
特性による二時障害には気をつけて日常生活を送りたい。Posted by ブクログ -
オークションでまとめ買いした一冊であり、何気なく読んでみたのですが、読みやすく、また視点や書き方が気に入り、備瀬先生のファンになりました。クリニックは遠方だったので、備瀬先生の書籍を数冊、追加購入しました。発達障害の書籍は沢山読んでいますが、新たな発見や気づきを得ることもできました。医療者の視点で書...続きを読むPosted by ブクログ
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文字通り、大人の発達障害について解説した一冊。
色んな実際のケースを紹介してるので、わかりやすかった。Posted by ブクログ -
具体例が多くて、「あるある」とうなずきながら読んだ。
大人になってから、周りに言われて、あるいは自分から相談に訪れる人の、幼少期からの違和感や苦労の数々、よくぞここまで大きくなった!働いてエライ!と言いたくなる。
同じくらい周囲も違和感や苦労を抱えているので、どうかこれからの人生を、周囲とすり合わせ...続きを読むPosted by ブクログ -
家族に対して、もしかして…と思ったところから手に取った一冊。結果的には私に問題があったわけだけれども。自分が経験しえない感覚の話がてんこ盛りで、じつは、読み物としても興味深かった。Posted by ブクログ
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2016年、8冊目です。
大人の発達障害は、”治らない”ということを、改めて認識しました。
著者が主張されているのは、そういったある意味の「生きづらさ」を持っている人たちに、その特性を理解して受け入れていく世の中にしようということです。
そのために、「生きづらさ」を持つ人たちにかかわる人たちは、
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「普通に生きたいだけ」なのに「社会生活を営む困難さ」を抱えている人について学ぶ本。
うつもそうだが、ADHDやアスペルガーなど(この本ではPDDという概念で定義)の心の病は身体的な物理的な怪我や病気と違って、周囲は当人の性格の問題や親の躾の問題に責任転嫁しやすいという問題がある。
この本ではPD...続きを読むPosted by ブクログ -
2014年の70冊目です。
精神科医である著者:備瀬 哲弘の前作「精神科ER」の続作です。
精神科とERが結びつくイメージを持ちにくいと思います。
精神的に急激に悪化していくというより、継続的な精神的不調が続くことで、突発的に(周りにはそう感じられる)発現する行動に対処が必要だということです。
代...続きを読むPosted by ブクログ -
2013/10/22
「何も知らない、何もできない精神科」
そんな表現をされる科に、あえて実習中に進むことを選んだ著者。
常に試行錯誤を繰り返し、時には無力感を感じながらも、
誠実に目の前の患者に向き合い、患者の家族や医療スタッフの方々にも配慮を見せる、著者のプロとしての姿勢に心を打たれた。
...続きを読むPosted by ブクログ -
少し、びっくりするタイトルですね。
表紙を見て想像したのは、
精神病症状で、緊急に措置が必要な人が運び込まれることでした。
でも、精神科にERがあるという想像が働きませんでしたね。
内容は、次々にやってくる精神科症状の患者さんへの対応状況が書かれています。緊急なのは、自殺をするようなケース、相手...続きを読むPosted by ブクログ -
精神科って何やねん。
そんな興味がある方、是非。
精神科に従事している、1人の医師の日常を多くの主観を交えて綴っている。
ERであるので、答えがでないまま、次へと進まなければならないケースもある。
課題、葛藤、無力感…
著者の奮闘を描いているが、登場してくる患者らが、私たちが精神科にいるであろうと想...続きを読むPosted by ブクログ -
伝えたいことがたくさんあったのか、なんだか長い業務日誌を読んでいる感じだった。
ちょっとお腹いっぱいな読後感。
ECTについては、私も『カッコーの巣の上で』のイメージが強くあまり良い印象はもっていなかったし、作者があまりにも強く勧めるので、もしかして、結局ECT療法のことを言いたかったのかな?とさえ...続きを読むPosted by ブクログ -
若手医者による日々の試行錯誤と葛藤が綴られている。
精神科の治療には、絶対的な方法や回復というものがないのだろうか。
(2012.8.19)Posted by ブクログ -
精神科救急での体験をもとに、一般の人にあまり知られていない精神科医療のことを述べる本。
文章がわかりやすく、リアリティがあって、どんどん読みすすむ。一日で読み終わった。
精神科というと遠いことのように感じる人もいるけれど、ある日突然に起こることもある。誰だって、他人事と言い切れない。
そこにどう...続きを読むPosted by ブクログ -
ノンフィクションだけに「読書」というには、おこがましいのですが・・壮絶な内容だった。
会社でもメンタルヘルスの研修とか最近は増えているが、精神や心の病にかかる人が多い。
いざというときに、自分に何ができるということでもないが、そういう人をまず理解できるかどうか。
そこから1歩進むべきだと思う。Posted by ブクログ -
精神科ERの2冊目
備瀬先生は精神科救急センター勤務から、クリニックを開業され
より精神科のかかえる、矛盾から救急センターでの研修医時代の話など12章に渡って書かれている。
今年間3万人もの自殺者を抱える日本社会だけれど
うつ病を患いながらも、会社は休めないとい人がほとんどだ
そして、自殺され...続きを読むPosted by ブクログ -
基本的には最初に出たエッセイ後のエピソード(フィクションだと強調されてはいるが)。
今回は中越沖地震、阪神大震災時のエピソードもあり、そしてこの原稿を脱稿した直後に東日本大震災が起こった(あとがきより)。
震災で家族を失った人、自殺で失った人などさまざまだけど遺された重みは何年経ってもあたりまえ...続きを読むPosted by ブクログ