井坂康志のレビュー一覧

  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    絶望の時代を生きたからこそ人に希望を見いだしたのだと思う。その哲学は資本主義の破綻が現れている今、引き継いでいく必要がある。

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    2025年01月21日
  • アメリカは内戦に向かうのか

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    ポリタスTVでも前嶋 和弘教授が本書を紹介。内戦研究を専門とする著者がどのように内戦が起こるのかメカニズムを解説。今のアメリカは分断が臨界点かもしれない。大統領選挙が終わってまたぜひ読み返したい。

    人間は従来持っていた特権を失うことを何よりも恐れる。気候変動によってこれまで住んでいた土地追われ資源を失った人々が新たな土地への流入によって緊張が高まり、また資源の奪い合いによって内戦が頻発する可能性が高い。本書でも指摘あり。

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    2024年07月24日
  • アメリカは内戦に向かうのか

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    2年前の本のようだが、今こそ読んでもらいたい。思ったよりもアメリカは深刻な状況のようだし、欧州も大差なさそうだ。日本は本当に平和だと思う。民族や宗教がなぜこんなにも人を分断させるのか。つくづく日本は平和だし、逆に心配になる。アメリカを理解したい人には必読。

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    2024年07月22日
  • ドラッカー入門 新版

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    「社会に生きる人間が総じて学ぶべき至高の学識。その入門として最適な一冊。」
    ドラッカーはヨーロッパ人、1909年(明治42年)の人。その先見性は唯一無二。
    8歳にして国賊クランツを弁護し、パーティの空気を一変させたエピソードが印象的。
    そんなドラッカーですら自らの置くべき世界がおぼろげに見えてきたのが30を過ぎた頃。
    つまり、強みはそう簡単に見つかるモノじゃないことが分かる。

    マネジメント=指揮者
    指揮者は自分の演奏を客席から見れない。
    第三者視点であるがままを見るのがコンサルタントであり、役割、そして使命。
    優れた指揮者は強みしか見ない。
    ①特有の使命を果たす
    ②働く人たちを生かす
    ③社会

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    2023年08月14日
  • 自らをマネジメントするドラッカー流「フィードバック」手帳

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    フィードバック手帳といっても手帳の書き方を学ぶものではなく、自分自身の人生や日々の生活をより良くするためにどのようなフィードバックを行えば良いのか分かりやすく書いている指南書といった印象を受けた。
    経験学習サイクルに近いものがあるがそのより実践的なものである。
    とても読みやすいためあっという間に読み終えたが、書かれていることを実践するためにはしっかりと時間をとって行う必要がある。
    有益でとても良い本。

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    2020年10月19日
  • アメリカは内戦に向かうのか

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    他国の民族紛争の研究とその研究をもとにアメリカでの内戦の可能性を検討した書籍。
    正直最初はアメリカで内戦? と思ったのだが、白人比率が低下してきていることなど、新たな知見を得られた。日本だとまだここまで至らないだろうし(主に言語要因で)、日本は日本でどのようにインバウンド含め他言語話者を包摂していくかは検討が必要だろう。

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    2025年05月25日
  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    アメリカでドラッカー氏のことを話してもなかなか反応が鈍く、日本のそれとは全く違ったことに違和感を持った昔を懐かしく思い出した。世界の経営学と少し違った湿っぽい(?)日本の経営学の畑が馴染んだのかなあと、自身の過去の経験を思い出しながら読んだ。

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    2025年05月24日
  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    ドラッカーに関しては、ビジネス・自己啓発本のベストセラー作家、日本におけるもしドラのヒット、またマクルーハンとの交友関係などが個人的な印象といったところだが、実際に何を行ってきたのかという(自伝的なもの以外の)著書から掬えない部分を新書としてまとめられていてありがたい。
    経営学という学問についての信頼が未だに根付かない自分としても、アウトサイダーとしての観察眼や、学問的な疑義に対する実践上の反論といった彼特有の立ち位置は飲み込める部分も多く、パーソナリティとしての興味はより深くなったといえる。

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    2025年05月17日
  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    ネタバレ

    ドラッカー本はドラ研で何冊も読んできましたが、ドラッカー自身の人生を主体に書いた本は初めて読みました。

    数々の著書の中で語られてきたマネジメントや生き方・考え方・言葉は、ドラッカーが生きてきた歴史的背景に直結しているとあらためて認識すると共に、理解も深まった気がします。

    「いくぶん逆説的に言えば、ドラッカーのマネジメントは、書かれているものを読んだだけでは役に立たない立たない。その説くところを自己の置かれた状況にふさわしい形で自覚的に問いつめていかないと、生きてこない」

    という部分は、自分が2011年から参加している「実践型!ドラッカー研究会」の理念そのものだなと感じました。

    #ドラッ

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    2025年05月06日
  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    “目標はマネジメントの基本的な工具でもある。鏡なしで自己像を確認しえないように、目標なしにふさわしい成長も成果もない。人間とは常に固有の何かを志し、何かを実現しようとしているのであって、「飴と鞭」は元来不要であり、セルフモニタリングこそが最高の動機付けとなるとドラッカーは見ている”

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    2025年05月06日
  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    ドラッカーの著作から受ける印象で強いのは、駄弁の削ぎ落された骨太な叙述と見えて、その中で縦横に展開されている巧みなレトリックだ。それがインテリゲンチャに憧れている現実世界のマネジャ達へ訴求するのだと思う。現実の混沌と日々格闘する現場のマネジャは、無意識のうちに精神的な部分を後押ししてくれる導師を求めているのだ。ドラッカーは近代ビジネスの導師そのもの。

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    2025年02月09日
  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    『マネジメント』で知られるピーター・ドラッカーの生涯をコンパクトにまとめたもの。

    ドラッカーはウィーン出身であったが、ナチスの台頭に危機感を覚えてイギリスに逃れ、さらには米国に渡った。実際、ドラッカーの最初の著作は、全体主義を批判的に論じた『『経済人』の終わり』である。ドラッカーがさらにマネジメントに注目するようになったのは、全体主義を防ぐには企業が活力を持ち、社会的責任も果たすことが必要との考えのためであった。晩年は、非営利組織のマネジメントにも関心を広げる。

    ドラッカーの関心や業績が全体主義の防止という観点で貫かれていることがよくわかった。世界情勢が不安定な今だからこそ、ドラッカーは読

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    2025年01月14日
  • アメリカは内戦に向かうのか

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    内戦の起こり方や世界情勢が描かれている。
    さらに現代のSNSや民主主義、資本主義について論じ、近年の内戦がなぜどのように起こったかわかる。

    さらにそれに対して、アメリカの現状をアメリカ人視点で描かれており、悲観的になるだけで無く建設的な論が展開されて、次のあるべき姿へ向かっている姿勢に希望を持てた。

    その中で
    ①法の支配
    ②言論の自由と説明責任
    ③政府の能力
    この3つが民主主義国家では機能するかが重要だとであるとのこと。

    他にも内戦が起こるプロセス十段階や、アノクラシーレベルなど、客観的かつ構造的な表現が多く非常に理解しやすい本であった。

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    2024年09月15日
  • アメリカは内戦に向かうのか

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    性急な民主主義への転換が内戦を誘発したという数多の実例。一方で成熟した民主主義国家が内戦に陥いる危険性。「理想的」と思われている民主主義が実際には危ういバランスを保ちながら継続していかねばならない政治形態であるということが説得力を持って語られている。民主主義の伝道者を自認しているアメリカ合衆国が今まさに内戦の危機の最中にあることが分かってくる。

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    2023年10月04日
  • 自らをマネジメントするドラッカー流「フィードバック」手帳

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    この本をくれた人に「ドラッカーは『もしドラ』しか読んだことがないんです」と正直に伝えると、「『もしドラ』はすばらしい本ですよ。ドラッカーの教えの大事なところを読みやすく、分かりやすく解説してくれています」と言ってもらえたので安心した。ビジネス書を読むようになるとあまりにもあちこちでドラッカーの名前を見かけるので、1冊くらいちゃんと読まないとなあと思いつつ、翻訳ものに対してはどうしても腰が重くて『もしドラ』『もしイノ』止まりだったので、この本をもらったときは何かの縁を感じた。
    ここに書かれている手帳術を全て実践することはないかもしれない。毎日1ページ書かなければいけないというのはやっぱりちょっと

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    2018年01月13日
  • 自らをマネジメントするドラッカー流「フィードバック」手帳

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    改行が多く、文字数は少なめ。
    同じことを繰り返し述べており、あっという間に読み終わる。
    といって、内容が薄いとは思わない。
    著者はこの通りの内容を実践し、実績を上げてきたのだろう。
    毎日を振り返り、次の日の目標を立てる。
    書いてある内容はシンプルだが、一朝一夕に成果が出るようなものではない。
    本の中でも最低●年は続けてください、と書いてある。
    そういう意味ではとても誠実な内容と言える。

    ただ、このような体裁の本は、『今すぐに何かを得たい』人に向けているのだろう。
    すぐにエッセンスを身につけたいこの本の読者は
    フラストレーションが溜まるかもしれない。
    あるいは、「なんだか良いことが書いてあった

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    2017年05月12日
  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    非営利組織に関わる中でドラッカーの言葉を紹介する場面はこれまで何度もあったが、ドラッカー自身の人生については本書で初めて知った。ドイツ系ユダヤ人の家庭で生まれ、WW1、ナチス体制下で育ち、イギリスを経てアメリカへ。キルケゴールの実存主義からの影響や日本の水墨画を始めとした美術への関心など知らなかったことが多く、人や組織に対する眼差しや期待がどこから来ているのかが少しわかった気がする。非営利組織関連の書籍でもまだ読んでないものがあるから読みたくなった。

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    2025年06月23日
  • 自らをマネジメントするドラッカー流「フィードバック」手帳

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    今はスマホなどで予定も管理していて、手帳やノートを開くことは少なくなっている。
    まずは書くことから始めたいと思った。

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    2025年05月07日
  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    20世紀で資本主義経済が中心となる中で、ドラッガーはあくまでも経営戦略的な目線ではなく、社会や企業が人に対してどう向き合うかを考えていた人なんだと気づいた。
    金銭の利益を目的とせず、社会にとってどれだけ意義がある活動ができるかが重要という観点では、渋沢栄一と同じ視点だった。

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    2025年01月19日
  • ピーター・ドラッカー 「マネジメントの父」の実像

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    2024年12月20日 第1刷発行。岩波新書。
    自称“ドラッカー信者”としては読まざるを得ない。内容は95年(1909‐2005)のドラッカーの生涯の振り返り。オーストリア・ドイツ時代の若かりしドラッカーを知ることができたのは良かったが、やはり、“書く人ドラッカー”の言葉以上の感動はない。
    有名な「何によって憶えられたいか?」の問いについて、晩年のドラッカーが「人にとって意味あることを教えた人間として憶えられたかった(p212)」と答えていたことは知らなかった。意味あることを教えられ、日々の行動に落とし込もうとしている人間がここにも居る。あらためて感謝。

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    2024年12月30日