英貴のレビュー一覧
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ラブコメならもっとドキドキできるだろう着替えが無い状況、自見が相手になるだけでこんなにも無味乾燥になるんだ……
一方で彼の言う「根に持つ」も当然の話。他者に暴力を振るった側が今は困っているからなんて理由で被害者に助けを期待するのは間違っている
それでも示された自見の慈悲。それは奥菜に未成熟さを突き付けるものだね
前巻にて意味深に差し出されていた恵利香の招待状、とんでもない相手に出されていたようで。折角の文化祭になんて相手を呼び込んでいるんだ……
1年A組のモンスターによって人生をぶっ壊された鈴木。少女趣味により奥菜と関係が断絶していた新井
関係者と鉢合わせればその瞬間に文化祭の楽しみは吹 -
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悪魔とモンスター、一体どちらがマシなんだろうね……
自見の場合はモンスターの方がマシと答えるのだろうけど。そう確信できるくらい、この巻で明かされた自見の過去の一端は凄まじい……
記者会見が近づく中、必然的に耳目を集める自見。それは彼が今何を考えているかという点もそうだし、過去に何の罪を犯してしまったのかという点もその通り。それが意外な現象を引き起こしたね
これまでは飄々と無関心に周囲の騒動を処理してきたかに思えた自見。けどつばきを前にしてあれだけの感情の発露を見せるとは……
悪徳弁護士に思えた菅野が真剣に心配するくらいに不安定になっているだなんて余程の事態ですよ
そうして自見に縁ある者達 -
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つばきや恵利香が起こした問題や事件の数々に比べれば、ありきたりに思えてしまう面もある仁美のパパ活問題
でも、ありきたりだからこそ、真っ当に教師を目指そうとしている天竺に成長を促す一件に成り得るのか
まあ、自見が関わっている時点で真っ当な流れになんて、なりっこないのだけれど
ラブホテルという学生は立ち入ってはいけない空間。必然的にその空間で生徒を助けるのは教師の役目となる。でも、自見にとって仁美は自分が受け持つ生徒ではないから積極的に助けたい相手ではない
仁美を助けたいと思うなら、それこそ天竺が奮闘する必要がある
けれど、自分の不甲斐なさに打ちのめされていた彼女は積極的に動けず……。そんな彼 -
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つばきは親を刺傷し一線を越えてしまった。これでは地獄から逃れることは出来ても、別の破綻を呼び込んでしまうようなもの
特に周囲への影響は大きいものとなる……と思っていただけに奇妙な程に落ち着いた学校風景、そして理事長や自見の対応は逆に恐ろしく思えてしまう
学校が奇妙に落ち着いているから本来はつばきの排除によって表に出てくる筈の恵利香も裏に潜んだまま
だから逆に表に出てくるのは別の問題、という事になってしまうのだろうか……
いや、このタイミングで全く別の問題が巻き起こるという展開には驚かされるのだけどね!
ここ数巻はずっとつばきの闇に手を突っ込むような話が展開されていただけに、ここに来て新登場 -
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相変わらず、愛が重い…重すぎる
1,2巻と変わらず、お姉さんの愛が重すぎます……
3巻では、お姉さんの本名(下の名前の呼び方だけ。名字は不明)や恋のライバルが登場したりします
そんなアレコレにお姉さんが錯乱したりして、いつもどおりな展開です -
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謎多しお姉さん
養いコメディーですがお姉さんの謎が多すぎるのでなにか伏線なのかと考えてしまう。未だに多分胸のサイズ以外何も分からないのはもう意図的に隠している感じがあるのでもしかしたら本当の姉とか考察してしまう。
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紐になる物語
ある日親が借金を残して蒸発、置いていかれた主人公は隣人のお姉さんに助けられて同居生活が始まる。
お姉さんがやばいほど主人公を激愛しているのでひもになりそになる。 -
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真のモンスターが姿を現したことで諸々の事態の解決がより難しくなったと感じさせる第6巻
ただ、それでもつばきが謹慎状態に置かれた事で有る種の小康状態に入ったのだけど
それによって見えてくるのは自見が抱える闇の深さ
彼の内面はここに来てもまだまだ見えてこない。何故教師を続けているのか、生徒をどう思っているのか、そして過去の事件をどう認識しているのか。それらは不透明なまま
けれど、今回示された彼の傷や寝言は自見への印象を少し変えるもの。彼もやはり人並みに自分の行いを後悔しているのだろうかと思ってしまうが……
そんな中で遂に究極の行動を起こしたつばき
幾ら事件を起こしても揉み消されてしまい不自由の -
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4巻でつばきが茉莉に渡した『御霊前』。外袋だけでも陰湿だというのに、その中身は更に陰湿なものでしたね……
というか、『御霊前』から連鎖する事態が本当に陰湿。つばきを敵に回すとどうなるか、という点をこれ以上ない形で示していたね
一方でそれは自見にとって最大のヒントになったようで
まるでミステリーの解決編のようにつばきの本性を詳らかにしていくシーンは驚きの連続
つばきが見たままの人間でないことはう薄々察せられる程度に情報は出ていたけど、まさかつばきを縛っているのが両親などではないというのは予想外だったかな。また、一連の騒動を起こしたのも自見に自分を助けさせる為だったというのも驚き
ただ、つばきが -
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前巻ラストであのように衝撃な台詞が飛び出て、更にこの巻では自見の過去を知る者すら登場したというのに自見の過去に何があったのか、という点についてはまだ深堀りされないのはどうにも焦らされているような気分になってしまうね…
変わりにこの巻で強く見えてくるのは教師が学生から求められる資質と自見が抱く感情
特に自見が教師業に誇りを抱いている訳ではない点は前々から察せられたけれど、まさか「嫌い」だと明言される程に愛着が無いとは思わなかった
心の底から嫌っているのに教師という道以外の選択肢が無かったってどういう家庭環境、もしくは人生を歩んできたのだろう…?
益々彼について謎が深まった気がするよ
反面、こ -
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読み進めれば読み進めるほど学級崩壊を推し進めるつばきのグループより自見の方がとんでもないモンスターに見えてくる……
この巻でモンスター生徒として描かれるのは小田真紀。ただ、彼女については教室内で問題行動を起こすことが少なく、且つ桃との対立が中心となって描かれた為か、自見が前面に出てくることは少なく
立場が逆転してからはいじめの対象となった桃、つばきのグループにおいて立場の弱い真紀。危うい立場の二人が繰り返しバチバチやる様子はまるでそんなことより自分の将来をもっと考えろと誰かに促されているかのよう
この問題の中で自見の目立った発言といえば、留年したくなければ勉強を頑張れとか、化学の課題を提出 -
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女子校に男性教師が赴任、けれど受け持ったクラスは問題ある生徒によって崩壊していて……という切り出しであれば、教師がいじめや反抗に悩み心削れていく描写を想像するのだろうけど、本作で描かれるのは全く別の光景
いじめを物ともせず、自分への反抗も取り合わず「生涯童貞生涯教師」なんておかしな言葉を肩書に生徒と向き合っていく自見の活躍が描かれる
……いや、あれは向き合っているのか?追い詰められパニックになった花中桃や万里茉莉に対して教師らしく教え導く言葉を投げかけ、隠していた本心や涙を引き出しているのは良いのだけど、その直後に「定時なので」と言って何の躊躇もなく帰るのはやはり教師らしからぬような……
こ -
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ネタバレ1話1話が少ないのでタイトル書くだけで疲れる。。。
気になるのはお姉さんの年齢と職業。
ちなみに、
逆になって女子高生を養いたいお兄さんの話っていうと、
とたんに変体臭がするのなんででしょう?
第1話・お姉さんは養いたい
親が借金して大変。。。
でも、
隣に住んでたお姉さんが立て替えたの?
どれだけ稼いでて、
どれだけ貯金してたんでしょう。
しかも、
彼を妄想で養ってるていでの貯金で溜まった金額・・・。
いくらなんでしょう?
第2話・お姉さんは支払いたい
実君。
つか、
お姉さんの本名をふせる意味?
やっぱり、
危ないお仕事なんですかね?
第3話・素敵すぎる名前
名前を呼ぶ。。。