榊原彰のレビュー一覧

  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    雲をつかむような概念であるdevops。これをアメリカの老舗自動車部品メーカーを舞台とした小説で体感させることを狙った小説。
    本書ではdevopsが仕事の4つのタイプと3つの道に沿って解説される。その根本には『ザ・ゴール』のTOC理論がありボトルネックになっているものから仕事をはぎ取ること、加えて、3つの道で示されるバッチサイズを小さくすることがある。
    TOC理論で示されるように、いくら周りが頑張っていてもボトルネックが解消されない限り、その努力は無駄だし、WIPが積み重なるように無駄が無駄を呼ぶことにもなりかねない。また、バッチサイズが大きいとリリースまでの時間が長期化し、ビジネススピードか

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    2024年02月15日
  • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣

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    ネタバレ

    # 継続的デプロイ・継続的インテグレーションを支えるための技術書

    ## 面白かったところ

    - 工学とはなにか? みたいな小手先の技術ではなく、学問としてソフトウェアを捉えた構成が良かった

    - 継続的にプロダクトをアップデートするための、かなり抽象的な知識が散りばめられていて良い

    - モジュール・関心の分離・凝集度の概念がわかりやすかった

    - マイクロサービスは銀の弾丸じゃないと書いてあるところ

    ## 微妙だったところ

    - サンプルコードが言語も背景もバラバラすぎて読みづらかった

    ## 感想

    凝集度や結合度・関心の分離など抽象的な知識が求められる中で、たまたま出会えた一冊。

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    2023年10月05日
  • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣

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    ソフトウェアエンジニアの仕事とは何か、そしてなぜそれが重要なのか、どうやって実践するのか、が書かれている本
    現代のソフトウェア開発の権化とも言える一冊

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    2023年07月14日
  • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣

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    ソフトウェア工学を工学たらしめるーー。そんな使命感が充満している。
    継続的デリバリー。継続的リリース。TDD。DDD。アジャイル/DevOpsの文脈を解する人であれば、初見の概念やプラクティスに出会う確率はそう高くない。新しい出会いをもたらすのではなく、私達が長年かけて学び実践してきたことを、あらためて工学としてまとめなおす試みなのだ。
    なぜ密結合より疎結合を目指すべきか。なぜテストはコードより前にあるべきか。くどいくらいに反復されるWhyからは、筆者のそれに対する信頼と自信、そして未だにそれらがなされない現場が少なくないことをなんとかしよう、という気概が漲っている。

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    2023年01月04日
  • 継続的デリバリーのソフトウェア工学 もっと早く、もっと良いソフトウェアを作るための秘訣

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    アジャイル、継続的デリバリー、DevOpsを飲み込んで、その本質を明らかにし、その先を開こうとする一冊。これらのプラクティスだけでなく、DORAのReseach、チームトポロジーといったものを飲み込んで現代のソフトウェアを工学として定義した。クラフトマンシップからソフトウェアエンジニアになるための一冊だ。

    この本に書かれている内容は上記の事柄を知る人たちにとって新鮮なものはない。だけど、これらに存在する共通的な工学的であると言える原則を定義した。この原則は時間が経過しても簡単に陳腐するようなものでなく応用が効くものだ。

    この本に私に与えた影響は自信だった。私はアジャイルを学んで、その本質は

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    2022年12月24日
  • ソフトウェアシステムアーキテクチャ構築の原理 第2版

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    アーキテクチャをデザインするにあたって、パフォーマンスや柔軟性など多数の観点から考えなければならないことをひたすら体系的にまとめた本でした。

    パフォーマンスや組織など多数の観点について、図示の方法、チェックリスト、主な落とし穴などがまとまっているので、じっくり1回読んで終わり、ではなくどんな本かさらっと目を通した後は、気になったときに辞書的に使うのが良いかと思いました。

    実は、例えばある処理を実現する場合には A と B の間にキューを挟むといい、というようなアーキテクチャデザインについて学ぶことを想定して買ったので、失敗したと思いましたが、読んでいくうちにすごい本を見つけたと思うようにな

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    2021年09月04日
  • The DevOps 勝利をつかめ! 技術的負債を一掃せよ

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    IT業界で働く人は、ひとつの並行宇宙で進行しているような話として読んでみると面白いのではないか。VR転職というか、エアー出向というか。実際にはもっと行きつ戻りつ紆余曲折あると思うが、ひとつのケーススタディとしては申し分ないと思う。でも、アメリカって本当に最初グズグズでも「レジスタンス」よろしく各自の持ち分を相乗効果にしてけっこうとんでもないことを成し遂げてしまったりするんですよね。これは日本になかなかできなくて、最初のグズグズを見てバカにしてると最終的にはすごい成果を見せつけられて愕然とする、とか。

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    2021年03月25日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    自動車部品メーカーのIT部門を舞台にした小説です。
    この組織では以下のような問題を抱えていて、自分の職場状況と照らし合わせても他人事とは思えません。
    ・5分で済む変更のために20分かけて登録するのはアホ臭いと誰も使わなくなった変更管理システム
     →何かを誰かが変えて何かが起こっても誰も状況を把握できない
    ・優秀な生き字引1人しか知らない部分の多いシステム
     →開発でも運用でも生き字引に仕事が集中してボトルネックに
    ・障害など予定外の割り込み仕事に振り回されるスケジュール
     →忙しさに追われ対処療法を繰り返した結果さらなる障害を引き起こす悪循環
    ・ただでさえ忙しいところに面倒を持ち込むセキュリテ

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    2016年03月28日
  • The DevOps 勝利をつかめ! 技術的負債を一掃せよ

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    前のプロジェクトフェニックスより良かった。
    主人公のマキシンさんはオタクなんだね。
    イミュータブルな関数言語(Closure)が好みとか濃いな…
    けど関数型言語どれか勉強してみようかと思った
    社員多いと良いなとも思った

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    2024年11月30日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    ザ・ゴールみたいなストーリー仕立ての技術本?
    面白かったけど、どう役に立てるのか分からない。
    解説で触れていたように、もう一度3つの道を念頭に読み直さないといけないのか?
    DevOpsをやるに至るまでに、ずいぶん長い前置きだなという印象。
    ほとんど最後の方で、出てきて技術的な細かいところは触れてなかった。
    心理的安全性とアジャイルで触れられるほどアジャイルに関係あるか?と思った…。

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    2024年10月19日
  • The DevOps 勝利をつかめ! 技術的負債を一掃せよ

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    ■5つの理想
    第1の理想-局所性と単純性
    第2の理想-集中、フロー、楽しさ
    第3の理想-日常業務の改善
    第4の理想-心理的安全性
    第5の理想-顧客第一

     エンジニアが現実にいる人ではなく、抽象的な存在として”顧客”を考えると、まず正しい結果を生み出せない。

    「ソフトウェアのデリバリーでリードタイムが重要だってことは、ニコール・フォースグレン博士とジェズ・ハンブルの研究でわかったことだ。コードデプロイのリードタイム、コードデプロイの頻度、問題解決時間を見れば、ソフトウェアのデリバリー、運用の能力、組織の能力がわかる。そして、これらは社員の燃え尽き、社員の士気、その他さまざまなものと相関してる

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    2022年01月22日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    システム開発プロセスの課題を、工場の見学によって俯瞰して洞察を得て、マネジメントに活かしていく物語。タイトル通りのDevOpsの文脈としてだけでなく、普段の業務プロセスのどこに無駄があるのか、それに対する解決のアプローチは製造業からヒントを得られることが多そうだと気付いた。アジャイルやスクラムを学ぶのもいいだろうけど、この本の学びを深めるために次はトヨタ・ウェイやザ・ゴールを手に取ろうと思う。

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    2020年07月11日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    ・ITの4種類の仕事―ビジネスプロジェクト、IT運用プロジェクト、プログラム変更、予定外の仕事。技術的負債を放置しておくと、予定外の仕事しかできなくなる
    ・(過度なセキュリティを追求する担当者に対して)会社にとって最大のリスクは、監査所見を解決できないことではない。会社が生き残れないことだ
    ・「お前はボブではなく、俺の下にいるこを忘れるなよ。この体制で働けないなら、お前をすぐクビにする必要がある」
    ・「人は、終わりなく続くホラー映画のように、自分には結果を変える力がないと思うと、不満をためてありがたみを感じなくなる。そのことが人間としての自分の価値を傷つけないわけがない。そういう状況を変えなけ

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    2018年11月04日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    ざっくり言うと生産管理からITが学ぶことは沢山あるよという話。度々引用されるので、ザ・ゴールを読んでから本書を読んだ方がよい。CIO視点のビジネス小説として他に「ビジネスリーダーにITがマネジメントできるか」があるが、そちらより学びが多かった気がする。しかし図があった方がもっとわかりやすかった。

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    2015年06月28日
  • ソフトウェアシステムアーキテクチャ構築の原理 第2版

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    私の知る限りでは、日本のITプロジェクトでは、アーキテクトという役割を専任で行うことはあまりない。大体が、要件定義、設計、コーディング、テスト、運用というフェーズごとに責任者、担当者がアサインされており、PMが全体を見る形である。
    本書で説明されるアーキテクトは、主に要件定義から設計につながる部分で、問題空間と解決空間を調整しながら結びつけるのが大きな役割で、プロジェクト全体を通して解決策がユーザーの問題に適切に対処しているかを監視する。確かに、ここの役割をおろそかにすると、特にウォーターフォール型開発では、上流からのインプットを完全に正しいとして突き進み、いつの間にかユーザーの要望から乖離し

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    2015年04月04日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    法改正の度に法外な改修費がかかる状況を何とかしたいと思い手にとった。
    自社で開発、運用している状況だからできるのか。ベンダーに開発、運用まで任せている状況で、ユーザ部門まで束ねて情報システム部門で何ができるのか、特に「第2の道」をなんとかしたいなあ。

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    2014年11月21日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    IT運用における問題や問題に対する対処、
    運用改善、最終的には開発・運用の一体化までを
    小説として書いた本。

    嫌がらせをされるシーンもあったりと、
    実際のIT運用に近い話が多かったような気がする。
    おかげで面白く読むことが出来ました。

    IT運用から改善を実現するには、
    ①現状をまずは改善する(小さく改善し、時間を作る)
     ・運用フローを可視化する
     ・運用を管理する
     ・ボトルネックを見つける
     ・運用フローを見直す
    ②業務とITの関連を把握する(業務を理解する)
     ・どんな業務にITが必要なのか
     ・そもそもどんなことにITを使っているのか
     ・トラブルが起きて困ることは何か
     ※個人的

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    2014年10月25日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    ザゴールのIT版。

    基本的に、システム(ある程度規模がある)開発経験者でなければ、用語の理解や、開発現場の雰囲気の調整に難航しそう。また、加えて登場人物の多さも気になる。

    日本のシステム開発従事者も、スキルや契約や何より、DevOpsの先にあるITが何のためにあるのかという視点を主人公率いるユニコーンチームみたいに持てると、本当に素晴らしいことだと思う。システムを守るため、ではなくビジネスを強化、補強、推進するために、DevOpsでIT頑張ろうという話。


    devops(以下、抜粋)
    ビジネスニーズに即応するということは、ビジネスの変化に応じてITシステムの機能が追加されたり、変更された

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    2014年10月20日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    IT部門の開発と運用、延いては全社的なビジネスとITの融合を図るまでの過程を本書でも言及されている「ザ・ゴール」のような小説仕立てで描き、コミュニケーションとコラボレーションの推進を訴え、目的の共有と全体最適を啓蒙する。

    トラブルに次ぐトラブル、ビジネス側から突きつけられる厳しい要求、正にデスマーチ、そして急転直下の和解とハッピーエンド、ハラハラドキドキしながら読み進めることができた。ただ、主人公のビル・パーマーが辞意を表明したからステーブ(CEO)が謝るまでの四日間での心変わりと謝罪が良く分からなかった。トップと対立したら辞意を表明すれば事態が好転する程、世の中都合よくできてないと思う。

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    2014年08月24日
  • The DevOps 逆転だ! 究極の継続的デリバリー

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    ITのプロジェクトがどんな風に進んでいくのか、
    また最近流行りの(?)DevOpsがどんな概念なのかを知りたくて、
    まずは小説から入ってみました。

    欧米の小説な上に、自分の門外漢な領域でもあるので、
    話の内容が完璧には分かりませんでしたが、
    「それって情シスの仕事でしょ?」と安易に考えていたことに、
    とても広い領域があって、
    会社の戦略との繋がりも意識していく必要があるということが
    よくよく分かりました。

    結構骨太で、読むのがっ大変だったのですが、
    読み進めてみると、大好きな本である「ザ・ゴール」のことが言及されていたりと、
    どんどんストーリーにのめり込んでいきました。

    非IT人間がこの

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    2022年02月07日