ウジトモコのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「SNSのアイコンは重要です。特に男子は。女性は感性で動くところがあるからアイコンを変えるだけで結婚できちゃうかも!?これ(SNSのアイコン)について、熱く語った本があります。」というような話を、著者が講師をされたセミナーで聞いていたこともあって、結婚できるなら!笑、一度読んでみたいと長らく思っていたのである。すでに多くの書店では手に入らず私は中古を手に入れて読んだので、紙の本は入手困難かもしれない。
本を開くと待ってましたとばかりにアイコンの話から始まる。私は食い入るように読んだが笑、豊富な具体例とともに、自分をどのようにプロデュースするのか、見せたい自分をどのように見せるのか、さらにアイコンのちっちゃい四角の中にそれをどのように表現するかなど、アイコンの話を素材にセルフプロデュース、セルフブランディングの手法が、「トーン・アンド・マナー」の言葉とともにわかりやすく手ほどきされている。
本書は全体を通じて、「トーン・アンド・マナー」について熱く語り通しているが、トンマナすなわち“ふさわしい感じ”を表現するには、そこに至る前にディレクション(デザインディレクション)をしっかりと決めておくことがとても重要であることを改めて痛感した(上記セミナーの中でも先生は、最初の所でディレクションの重要性を力説しておられたな)。
そしてこのディレクションが明確になっている場合には、本書の後半に出てくるブランディングやマーケティングの現場においても、勝ち進むことのできる明確で強いメッセージを表現することができるということになるのだろう。本書の後半では、ブランディングやマーケティングの話が出てきていて、「デザインセンスを身につける」という書名から入ると、??が脳裏をかすめるが、デザインマーケティングやブランディングの専門家である著者だけあって、豊富な具体例とともに、前半にも増して筆は熱く進んでゆく。多くの企業の実例を紹介していただき、学ぶものは多い。
本書は2011年に発行となっている。2011年といえば、折しもあの、東日本大震災が発生した年である。大地震や大津波であらゆるものが流され、放射能の被害から身一つで逃げなければならないなど、私たちは多くのものを失ったけれど、それでも明日を生きていかなければならず、まさに無から明日をデザインしなければならないと感じていた当時の読者にとっては、本書は光明であったろう。
ん。さて、私もSNSのアイコンを変更しよう!しっかりとしたセルフブランディングに基づいたものに! -
Posted by ブクログ
以前紹介した『デザイン力の基本』の著者であり、「デザイン力の基本ゼミ」の講師の最新刊。
今回の本では、デザインをする際に気をつけるべき点を、22個の「○○の法則」として解説しているところが面白い。
うさぎの目と人間の目の話など、前著と重複する所も一部あるが、例えば「画角の外も意識する」という話や正面からのアングルの写真は親近感が湧くという話などなど、前著からさらに一層デザイン力を深めたいという読者にも応える内容になっている。
私が前著と今回の書籍を読み、またゼミで著者から直接学ぶ中でとても興味を持ったのが「錯視」である(この本では「重力の法則」の辺りだろうか)。何気ないフォントのデザインからオブジェクトの配置、Googleのロゴデザインに至るまで、私たちに違和感なく見せるために、とてもとても細かな所までデザインは計算され尽くされていたのである!!デザインをする際に、錯視を考慮するという点は私にとって大きな発見であり、学びとなった。
デザインする際の基本的スキルの教科書として、手元に置いておきたい一冊。 -
Posted by ブクログ
デザイナーではないビジネスパーソンがデザインをするときに陥りがちなポイントを77のテーマに分けて解説した本。ポスターやフライヤーのデザインから、写真の撮り方、パワポのスライドデザイン、最近増えてきたデジタルサイネージまで視野に入れた、デザインの基本的な考え方とその展開方法が面白い。私もフライヤーやパンフ、パワポなど作ったりするけれど、この本に触発されて、確かに視点や実際の作り方が変わった気がする。
巷には、おしゃれなデザインのポイントはココダヨみたいなデザイン本は数多く出ているけれど、企業のマーケティング戦略の中でデザインがいかにパワーを発揮するか、販路を広げている企業がどのようにデザインしているか、そしてこれから訴求力のあるデザインをするには戦略としてどこに力点を置けばよいかという視点から書かれている点は、他の本と一線を画している。
「デザイン力の基本ゼミ」のテキストであり、講師の著作。 -
Posted by ブクログ
これを読んだからといって、デザインができるようになるわけではありません、僕のようなド素人には無理です。
しかし、「このデザインは良くない」と直感的に思ったときに、その理由をある程度説明できるようになるでしょう。
また、デザイナーに依頼するとき、丸投げでなく、自分のイメージを伝えなくてはいけないことも理解できるようになります。自分のイメージをきっちり伝えるためにはもう少し勉強が必要ですが。
そして、プレゼン資料の作り方もきっと変わってくると思います。あの、PowerPointをWordのように使って、小さな文字をびっちり詰め込むような資料がいかにダメか、わかります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ見た目のデザインで相談を受けたらおすすめする本はコレ。
見た目のデザインを良くするための「ルール」をコンパクトにまとめたのが本書である。「ルールが77もあるの?」と思う人もいるかもしれないが、そもそも紙面がそのルールでできていることもありとても読みやすい。
対面であればファッションに気を使いひと目を惹いたものだが、オンラインであればアイコン、SNSでの投稿(その中のビジュアル)、イベント等のカバー画像、説明用のスライドで自分らしさを表現することも増えた。
ところが見た目残念なものは多く、自分自身のものについてもそれは例外ではない。昔の自分のものが残念に見えるというのは喜ばしい。なぜなら「絵心」が向上したからである。
この書籍の良いところは良くなった点が「なんとなく」ではなく「具体的に」なるところである。77あるルールのいずれかが抜けている、守られていないということになるはずである。「言語化」を助けてくれる。「言語化」により見た目の改善が進む。 -
Posted by ブクログ
デザインの法則を22こにまとめた本だが、その法則が何に基づいたものなのかがわからなかった。事例が書かれていて、その法則は確からしいと思えるけど、なぜそう思えるのか?というもっと根本の説明がほしいなと感じた。よくある本は心理学の根拠に基づいて書かれているけど、この本は筆者の経験則とか主観?そこが気になった。
ただ、おそらく心理学の根拠がないものも多く書かれていたので、逆に他の本にはないオリジナリティがあるのかなと感じた。個人的には占領の法則とか逆張りの法則とかが初耳だった。
SNSのアイコンについてとか、SNSの投稿についてがある傍ら、フライヤーについてとかプロダクトについても書いてあったりと「デザイン」の対象が様々だった。特にこれといった目的がなく、デザイン全般に関しての読み物がほしい場合はオススメするが、これをもっとよくするにはどうしたら?みたいな課題を解決するために読む、というのにはちょっと内容が足りないかもしれないのでその対象に対して書かれた本(サイトデザインの本とか、フライヤーデザインの本とか)を読むことをオススメする。 -
Posted by ブクログ
デザインをする上で最低限必要な原理原則を、実例を挙げながら解説してくれる本。1つの法則につき十数ページほどなのでさくさく読めるし、基本的な考え方やすぐに取り入れられる技術からマーケティングの視点まで幅広く網羅している。デザインってむずかしそう、センスがないとできないんじゃないか……と思いがちだけど、理論を学べば「自分にもできるかも!」と思えるなあ。
【読んだ目的・理由】デザインの基礎について勉強したくて
【入手経路】買った
【詳細評価】☆3.8
【一番好きな表現】人を感動させる立場であれば、自分自身がまずは感動できるかというのは大きなポイントです。(本文から引用)