ウジトモコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
以前紹介した『デザイン力の基本』の著者であり、「デザイン力の基本ゼミ」の講師の最新刊。
今回の本では、デザインをする際に気をつけるべき点を、22個の「○○の法則」として解説しているところが面白い。
うさぎの目と人間の目の話など、前著と重複する所も一部あるが、例えば「画角の外も意識する」という話や正面からのアングルの写真は親近感が湧くという話などなど、前著からさらに一層デザイン力を深めたいという読者にも応える内容になっている。
私が前著と今回の書籍を読み、またゼミで著者から直接学ぶ中でとても興味を持ったのが「錯視」である(この本では「重力の法則」の辺りだろうか)。何気ないフォントのデザインか -
Posted by ブクログ
デザイナーではないビジネスパーソンがデザインをするときに陥りがちなポイントを77のテーマに分けて解説した本。ポスターやフライヤーのデザインから、写真の撮り方、パワポのスライドデザイン、最近増えてきたデジタルサイネージまで視野に入れた、デザインの基本的な考え方とその展開方法が面白い。私もフライヤーやパンフ、パワポなど作ったりするけれど、この本に触発されて、確かに視点や実際の作り方が変わった気がする。
巷には、おしゃれなデザインのポイントはココダヨみたいなデザイン本は数多く出ているけれど、企業のマーケティング戦略の中でデザインがいかにパワーを発揮するか、販路を広げている企業がどのようにデザインし -
Posted by ブクログ
これを読んだからといって、デザインができるようになるわけではありません、僕のようなド素人には無理です。
しかし、「このデザインは良くない」と直感的に思ったときに、その理由をある程度説明できるようになるでしょう。
また、デザイナーに依頼するとき、丸投げでなく、自分のイメージを伝えなくてはいけないことも理解できるようになります。自分のイメージをきっちり伝えるためにはもう少し勉強が必要ですが。
そして、プレゼン資料の作り方もきっと変わってくると思います。あの、PowerPointをWordのように使って、小さな文字をびっちり詰め込むような資料がいかにダメか、わかります。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ見た目のデザインで相談を受けたらおすすめする本はコレ。
見た目のデザインを良くするための「ルール」をコンパクトにまとめたのが本書である。「ルールが77もあるの?」と思う人もいるかもしれないが、そもそも紙面がそのルールでできていることもありとても読みやすい。
対面であればファッションに気を使いひと目を惹いたものだが、オンラインであればアイコン、SNSでの投稿(その中のビジュアル)、イベント等のカバー画像、説明用のスライドで自分らしさを表現することも増えた。
ところが見た目残念なものは多く、自分自身のものについてもそれは例外ではない。昔の自分のものが残念に見えるというのは喜ばしい。なぜなら -
Posted by ブクログ
デザインの法則を22こにまとめた本だが、その法則が何に基づいたものなのかがわからなかった。事例が書かれていて、その法則は確からしいと思えるけど、なぜそう思えるのか?というもっと根本の説明がほしいなと感じた。よくある本は心理学の根拠に基づいて書かれているけど、この本は筆者の経験則とか主観?そこが気になった。
ただ、おそらく心理学の根拠がないものも多く書かれていたので、逆に他の本にはないオリジナリティがあるのかなと感じた。個人的には占領の法則とか逆張りの法則とかが初耳だった。
SNSのアイコンについてとか、SNSの投稿についてがある傍ら、フライヤーについてとかプロダクトについても書いてあったり -
Posted by ブクログ
デザインをする上で最低限必要な原理原則を、実例を挙げながら解説してくれる本。1つの法則につき十数ページほどなのでさくさく読めるし、基本的な考え方やすぐに取り入れられる技術からマーケティングの視点まで幅広く網羅している。デザインってむずかしそう、センスがないとできないんじゃないか……と思いがちだけど、理論を学べば「自分にもできるかも!」と思えるなあ。
【読んだ目的・理由】デザインの基礎について勉強したくて
【入手経路】買った
【詳細評価】☆3.8
【一番好きな表現】人を感動させる立場であれば、自分自身がまずは感動できるかというのは大きなポイントです。(本文から引用)