松浦俊輔のレビュー一覧

  • とてつもない宇宙 宇宙で最も大きい・熱い・重い天体とは何か?

    Posted by ブクログ

    再読。
    宇宙という空間における様々な「常識はずれ」を面白おかしく紹介した本です。
    我々が地球の大きさを直感的に掴めないうちから、この本は「恒星」の非常識さから、イレギュラーな天体の異常さについて、詳らかに説明してくれます。

    中でも「星雲」と「ボイド」の異常さは桁外れで、我々が天体の写真を見た時、星雲は煌びやかに写り、恒星の卵があちらこちらでキラキラし始めている訳だが、重力分布が「一つの天体から放出された質量にしては明らかに多い」そうなのだ。
    また「ボイド」については、原子すら漂っていない真空の空間と言われており、未知の重力さえもないと言われている。そこまで何もない空間が、何のためにあるんだ、

    0
    2025年11月16日
  • 言語の起源 人類の最も偉大な発明

    Posted by ブクログ

    ホモ・エレクトゥスから紐解く言語の起源。言語は文化が育む。人類言語学を堪能しました。ピダハンに続き、とても良い本にめぐり逢いました。

    0
    2024年10月28日
  • データを正しく見るための数学的思考 数学の言葉で世界を見る

    Posted by ブクログ

    700ページの本は、久しぶりだ。しかし、一気に読めた。
    ナンニチカカカッテイルケド

    「数学的思考」、「統計的思考」という授業を作ろうとしていて、どんな授業にするのがいいか、学生達にとって面白く、為になる、そういう授業を考案するのに役立つのじゃないかと思って読んだ本だ。

    たとえば、戦闘機に付いた砲弾の跡を統計処理し、もっとも弾痕が多かった先端部を保護するという判断。間違いじゃないが、もっとも有効ではない。もっとも有効だと判断されたのは、もっとも弾痕が少なかった部位だ。
    ...冒頭を飾るこの逸話は、データ収集範囲を意識することの重要性を物語っている。

    グラフの一部を切り取る危険については、砲

    0
    2018年06月16日
  • とてつもない宇宙 宇宙で最も大きい・熱い・重い天体とは何か?

    Posted by ブクログ

    宇宙本というとついつい買ってしまうのだが、これもまたその例に漏れな
    い。ただ買った時には「いつもの宇宙進化の歴史本か」と勝手に思い込んでいたことから随分と積読期間が長引いてしまっていた。

    が、それは大間違い!読んで実に楽しい、久しぶりにエンンタテインメン
    トに溢れる宇宙本だ。とにかく堅苦しい宇宙の構造やら理論はさておき、
    今までに発見されている数々の星のなかから「一番」を探し出すというのが本書の趣旨であり、言うならば宇宙のギネスブックのようなものだ。

    曰く、一番大きい星は、一番重い星は、一番高い電圧を持つのは、自転速度の早いものは、宇宙に響く音とは、などなどだ。それも決して単純に一番のもの

    0
    2012年12月14日
  • とてつもない宇宙 宇宙で最も大きい・熱い・重い天体とは何か?

    Posted by ブクログ

    ギネス記録ならぬ、宇宙一の記録について、10章にわけて紹介している天文系の一冊。帯に、「天文学的とはこういうことだ」とあるように、出てくる数字はどれも桁外れ。宇宙がいかに大きく想像を絶する世界なのかがよくわかる。天文学の専門知識がなくても、数字を楽しむことも出来るだろう。

    0
    2012年12月08日
  • 素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦

    Posted by ブクログ

    高校2年生レベルの数学ですこしでもリーマン予想について理解したければこれがよいです。4次関数や複素平面、対数はあたりまえに出てきますけどね。

    0
    2012年09月10日
  • 素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦

    Posted by ブクログ

    素人の自分でも十分理解できた気になれるほど丁寧な説明、歴史的な経緯を織りまぜた絶妙な構成、等々非常に完成度の高い本。
    ☆7つくらいあげても良いくらい楽しめました。

    0
    2011年07月03日
  • 素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦

    Posted by ブクログ

    既読だが、先日別の同類書を読んで不満だったのでこちらをおすすめとして挙げておく。高校数学のレベルで素数の深淵の一端を垣間見られる良書。図と計算例を豊富に使用して、理解してもらおうとするエネルギーが素晴らしい。
    神は素数に宿る。おそらく超越数や物理定数にも。

    0
    2010年03月24日
  • データを正しく見るための数学的思考 数学の言葉で世界を見る

    Posted by ブクログ

    回帰や平均や期待値など、データを正しく評価するための考え方ツールボックス。統計を少し齧っていたけど、僕の脳みそでは3割くらいしか理解できんかった。。

    0
    2025年09月10日
  • イノベーションのアイデアを生み出す七つの法則

    Posted by ブクログ

    イノベーションを生み出す環境や外的および内的要因について考察した本。
    豊富な参考文献に、科学的イノベーション年表もついている。

    0
    2023年01月23日
  • 素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦

    Posted by ブクログ

    途中までは楽しく読んでいたが、その後チンプンカンプンになってしまった。星4つは憧れも込めて。もう少し基礎力をつけてからまた挑戦したい。

    0
    2019年12月19日
  • 素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦

    Posted by ブクログ

    「ゲームばっかりやって」とは怒られるが「数学ばっかりやって」とは怒られない、どちらもImaginaryを扱ったものなのに。ゲームをやる諸君は叱られた際に『「ゼータ関数の自明でない零点の実数部はすべて1/2である」についてどう思う?』と言ってやればいい。

    正直、本書を読んでもリーマン予想が何なのか理解できない自分がいるが内容はとにかく面白い。史学解説と数学解説が交互の章立てされているが、数学のおさらいをしつつリーマン予想の数学的位置付け・重要性を理解でき、リーマン予想に対する数学者たちの取組み(リーマン含む)の扱いが紐解かれ、サイモン・シンの『フェルマーの最終定理』のような知的好奇心が満たされ

    0
    2019年05月27日
  • イノベーションのアイデアを生み出す七つの法則

    Posted by ブクログ

    【由来】
    ・確かTED。

    【期待したもの】
    ・TEDで見てそれなりに面白かったからだが、結果として、ノート術につながってたり、フューチャーセンターに役立つ部分もあったりした。

    【要約】


    【ノート】
    ・P39,P56,P72,P89,P90,P91,P93

    【目次】
    帯 科学、医学、工学の「よいアイデア」はどのように生み出されるか、その7パターンを解き明かす
    「ひらめき」を越える脳内ネットワークを分析する

    0
    2021年01月31日
  • イノベーションのアイデアを生み出す七つの法則

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    メモ:7つの法則
    1. 隣接可能性
    2. 液体ネットワーク
    3. ゆっくりとした直感
    4. セレンディプティ
    5. 間違い
    6. 外適応
    7. プラットフォーム

    序章:珊瑚礁
    終章:第4区画(非市場/ネットワーク)

    やはりイノベーションを起こすためには、一人で考えいるより、多くの人と接触を持って、その協議から発想を得ることのほうが確率的に高そうだ。
    その点で、いなかより都会のほうが、何倍もイノベーション発生率(とでも言うか)が高くなっている、とのこと。
    言っていることは目新しくないがもっともなことで、整理されているため、納得できた。
    ただ、同じ主張の繰り返しが多いので、もっとコンパクトに

    0
    2015年01月08日
  • 素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦

    Posted by ブクログ

    リーマン予想に関する解説。一番のポイントは、理系大卒程度の人がギリギリ理解できるところを狙って、一般書にもかかわらず数式による説明を試みたところ。本質とは程遠いと思うが、文字だけで書かれるよりも、丁寧に数式をたどることによって、リーマン予想に、より近づいた気分になることができる。

    0
    2014年08月02日
  • イノベーションのアイデアを生み出す七つの法則

    Posted by ブクログ

    1. 隣接可能性
    2. 液体ネットワーク
    3. ゆっくりとした直感
    4. セレンディピティ
    5. 間違い
    6. 外適応
    7. プラットフォーム

    第四区画

    0
    2013年11月26日
  • とてつもない宇宙 宇宙で最も大きい・熱い・重い天体とは何か?

    Posted by ブクログ

    宇宙で最も熱い場所と寒い場所、最も巨大な構造など、宇宙のスケールの大きさを分かりやすくかつ迫力を持って記載。簡素な表現で素人にも読みやすく、宇宙への憧れを掻き立てる一冊。挿絵も美しい。

    0
    2013年06月21日
  • とてつもない宇宙 宇宙で最も大きい・熱い・重い天体とは何か?

    Posted by ブクログ

    とてつもなく面白い。これを読むと宇宙の広さを痛感し、われわれ地球,太陽系が小さいかを感じます。まさに井の中の蛙。でもこれでもまだ宇宙のホンの一部なんですよね。

    0
    2012年12月16日
  • 素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦

    Posted by ブクログ

    今なお未解決の素数の重要問題「リーマン予想」の数学的解説と、
    その問題の歴史及び、問題に取り組んで来た数学者のエピソードから
    構成される本書。

    数学的解説と、歴史やエピソードの紹介とが
    章毎に分かれているので、例え数学が苦手でも
    最後まである程度楽しめることもできます。
    歴史部分を読むだけでもそれなりに楽しめるので。

    僕はわりと序盤の「ゼータ関数」が出て来たくらいで
    すでに雲行きは怪しかったですが、
    数学的解説はとても丁寧だったと思います。
    こういう本を書けるということ自体に
    作者の読ませる力を感じました。

    サイモン・シンの著作などの、理系ノンフィクションが好きな人、
    または、「リーマン

    0
    2012年07月22日
  • 素数に憑かれた人たち リーマン予想への挑戦

    Posted by ブクログ

    数学界、世紀の難問「リーマン予想」の数学的解説とリーマン予想へ挑戦し続ける数学者たちの戦いの記録である。

    この本は高校である程度数学の勉強をした大学生ぐらいの人を対象に、専門的な数学知識がなくてもリーマン予想が理解できるような解説をしている。

    しかし、自分は根っからの文系なので、まったくと言っていいほど内容は理解できなかった。しかし、無限に広がる壮大な素数の世界を垣間見ることができるだけで面白かった。

    0
    2011年05月01日