八木澤高明のレビュー一覧

  • 娼婦たちから見た日本 黄金町、渡鹿野島、沖縄、秋葉原、タイ、チリ
    色街の興亡と娼婦自らが語る物語の書。性産業について考えさせられるばかりでなく、一時の日本にとって娼婦は貴重な外貨獲得の主要輸出品目であり、かの福沢諭吉も出稼ぎ者の支援者として積極的に輸出すべしと論じていた、そして不要となった現在は歴史から末梢されつつあることなど知り難い歴史にふれられた。娼婦と宗教の...続きを読む