福永雅文のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
❶序章
①ビジネスの基本は『顧客を通して敵に勝つ』である。
❷弱者逆転の原理原則
①『十を持って一を攻めよ』同じ規模の敵と戦うときは数で優位になるように戦う。こちらが少数の時の場合、常に数的優位になるような局面を作ること。
②局所優勢主義。①につながる。勝ち目のある戦場を選び、そこに戦力をフォーカスして勝ち切る。『勝てる土俵で戦う』こと。
❸よみがえる常勝の原理 『ランチェスター法則』
①【ランチェスター第一の原則】 局地戦
戦闘力=武器性能×兵力数
量と質と言い換えることが出来そう。兵力数で劣るならば武器性能を上げるしかない。量で負けるなら質でカバーである。
②大手とは兵力数で -
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Posted by ブクログ
古典的な戦争理論であるランチェスター戦略を、ビジネスの世界に応用するには……を実際の例を元に解説している本。日本では古くから大手企業が経営戦略などにこの考え方を取り入れているようだけれど、それでも現在の苦境があるということは、現状を認識するという行為の難しさがあるのだろうなぁと思った。
個人的に興味があるのは、市場シェアの考え方と、どうやってシェアの分母を求めるのかという部分。この辺りは経済学的なツールを使い慣れていることが重要になってくるのかなぁと思うが、いかにして精確で確からしい数値を出すかは、今後も重要さは増していくはず。
あと、「足下の敵を叩け」の考えは超重要。弱者は強者に対して( -
Posted by ブクログ
競争戦略の理論と実体系である「ランチェスター戦略」をマンガを使って分かりやすく解説。
体系化されており、具体的な実例も豊富なので分かりやすい。各法則に名前が付けられていたり、数値目標が定められていたりするところも面白い。
ランチェスター戦略は軍事理論「ランチェスター法則」と、軍事シュミレーションモデル「クープマンモデル」、市場シェアの3大目標値「田岡・斧田シェア理論」を基に販売戦略として体系化。
シェア2位以下との絶対的な差がある企業を強者、それ以外を弱者と定義し、強者弱者それぞれの戦略を示す。
・局地戦:地域を細分化し重点エリアを攻めNo1エリアを作り、各個撃破を繰り返し全体でNo1を目指す