宮脇淳子のレビュー一覧
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タイトル通りの本でした。読んで良かったし、とても読みやすい!著者の本は満州の本を読んで以来でしたが、今後も読んでみたいと思う方です。
本当に関連があることや、アジア全体が関係していることなど、中国をテーマの主軸とし誰も語ってくれなかったことを書いてくださっています。
中国は歴史の長い国で、近隣国は...続きを読むPosted by ブクログ -
Ⅰ.韓国・朝鮮「妖魔悪鬼」の歴史
朝鮮人は対馬・壱岐の人々を皆殺しにした
Ⅱ.語階だらけのシナ・中国史
昔の中国には漢字にルビがなかった。日本でつくられた和製漢語が、中国語のボキャブラリーの大半を占める。
Ⅲ.日本人が知らないモンゴル、チベット、ウイグルと中国の関係
満州語のことは知りませんでした。Posted by ブクログ -
中央ユーラシア草原の遊牧民を軸とした客観的な視点からこれまでと違った中国、ヨーロッパ、ロシアの姿が見え、歴史とはストーリーであり、視点や見方によって全く変わるものということに気づかされた。
周辺国の政治的な主張を鵜呑みにしたものではなく、史実に基づいた日本の立場での歴史観を1人の日本人として養って...続きを読むPosted by ブクログ -
カンボジアの歴史の近現代史。カンボジアはほぼ知らないと言っても過言のない国なので、とても勉強になりました。中国と共産党に蹂躙されすぎ。そして王様がいい加減すぎて…。
今はまた中国に間接侵略されているみたいですが、どうなってしまうのでしょうか?そして日本も傍観してはいられないな、と思うのですが、私にで...続きを読むPosted by ブクログ -
カンボジアといえばアンコールワット、それからポル・ポトの虐殺があったということを辛うじて知っていた程度だったが、かなり複雑で壮絶な歴史を歩んで来たことが分かった。タイトルの通り米中ソに翻弄された他、ベトナムとの関係、残留日本兵が与えた影響など知らない事実がたくさんあった。シハヌーク国王の行動を見る...続きを読むPosted by ブクログ
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歴史は好きだと思っていたが、今までとは違った視点で見ることができ、面白かった。「歴史とは自分達が納得できるように過去を説明するストーリー」という一文が印象深い。
他の著書も読んでみたくなった。Posted by ブクログ -
満洲について日本による建国から、その終わりまでや、その時代の日本の立場、世論について知る機会はなかなか無いですよね。
「書けない」「語れない」という戦後の環境もあったのだと思います。
読みやすく、著者の分析も理解をサポートしてくれ、100年前、私の祖父たち世代のことが感じられました。Posted by ブクログ -
日本人が世界史に登場するのは19世紀。それまでの世界史はひたすらに殺し合っているものに過ぎないのたから、そこに登場していなくて幸いである。という考え方は目からウロコ。世界史は日本が作った方がいいという主張はたいへん面白かった。Posted by ブクログ
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満州と言う国の成り立ちから、そこに居を構えた人々にまつわる話がとても簡潔にまとめられています。文明は川を中心にしますが、戦争や社会情勢気候が満州を作って行きました。満州は日本人が奪った地域と思っていましたが、ある意味では沢山の人の夢が作り上げた国ではないかと思いました。夢の続きがあったら良かったです...続きを読むPosted by ブクログ
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久しぶりの新書です。
宮脇淳子さんという人は、はっきりとモノを言う人で、加藤陽子さんの著書は間違いだとか、あらゆる歴史家のことを否定している。
満洲のことが知りたくて読んでみたが、日本人はもっと誇るべきであり、最近の外交は大丈夫だろうかと考えさせられた。
他の著書も読んでみたい。Posted by ブクログ -
帯のコピーが「ロシアを紐解けば世界がわかる」ってなってるけど、正しくは「モンゴルを紐解けばロシアと中国がわかる」だと思った。
やはりロシアは歴史が浅いからか、大半モンゴルと中国のことで費やした印象。
中国もロシアも、かつてのモンゴル帝国を目指しているのだということがよくわかった。Posted by ブクログ -
★3.5というところ。
元寇って、そうだったのかと、よくわかる。
小説に書かれたモンゴルのイメージが、
研究者からしたら違うというのもよくわかる。
元寇のあれこれもよくわかる。
でもね、そこまで「蒼き狼」にこだわらなくても良いのでは?
今、どれほど井上靖のあの小説が読まれているだろうか?
元寇に興味...続きを読むPosted by ブクログ -
歴史は、日本にとっては事実だが、シナにとっては政治であり、半島にとってはファンタジーである。
その、シナの政治部分を取り上げる。
近現代史というが、シナの立ち上がりの勉強にもなる。
勝ったものが作るものが歴史。
そんな国と、エヘヘって、媚び売ってる国内のパンダハガーが作って来た我が国の教育。
中...続きを読むPosted by ブクログ -
前書きと序章だけけで、十分価値があるくらい。
ファクトに基づく、素直な筆致。
過去の日本の歴史を振り返る中で、満洲国というのはぜったに避けて通れない。
ほんま、マジで、少なくとも、大日本帝国とは何だったのか、何が間違ってたのか、少なくとも其の末裔たる我々だけは、価値観に基づかない歴史のファクトを...続きを読むPosted by ブクログ -
面白いけれども、出典をちゃんと書いてほしい。ただしタイトルにも表れているように満州事変だけでなく満洲国を書くということで、緒方貞子氏の「満州事変」や臼井勝美氏の「満州事変」などは事変後すぐのところで著述が終わってるのに対し、その後の満洲国消滅まではともかく、大陸で抑留されていた日本人の帰還のころまで...続きを読むPosted by ブクログ
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共著者3名が、カンボジア訪問を機にアジア史、特にカンボジアを中心としたインドシナの歴史について書いた本。宮脇氏が、古代から英仏の植民地になるまでの歴史を概説し、江崎氏が、残留日本兵の助けを借りながらカンボジアが独立を果たす経緯を記し、福島氏が、カンボジアにおける中国の影響力について書いている。3者と...続きを読むPosted by ブクログ
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♪~四百余洲を挙る十万余騎の敵 国難ここに見る弘安四年夏の頃 なんぞ怖れんわれに鎌倉男子あり 正義武断の名一喝して世に示す~♪ 「蒙古襲来」(1274年、1281年)台風が吹き、日本は幸運でした。東洋史家、宮脇淳子氏が日本人とモンゴル人の美意識の違いを説きながら、モンゴルへの熱い思いを吐露しています...続きを読むPosted by ブクログ