宮脇淳子のレビュー一覧

  • どの教科書にも書かれていない 日本人のための世界史

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    チコちゃんのナレーション風に言えば「モンゴル帝国が国家の始まりである国の、なんと多いことかーー」という史観が得られる本。

    まぁ、国家の成り立ちが古い、あるいは国家の歴史が長いから偉い、というものでもなんでも無いけどね。少なくとも人々はそこを見ながら住む場所を選んでるわけではない。中国人と日本人は歴史の長さを誇る人、多いけどね。

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    2022年02月24日
  • モンゴル力士はなぜ嫌われるのか ─日本人のためのモンゴル学

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    モンゴル人は騎馬民族だし、日本人は農耕民族だから。

    宮脇先生だしそれで終わらないと思ってたら、もう、モンゴル人とはって懇々と展開していく。ムガールもタタールも、元はモンゴルなのな。
    最終的に、なんでモンゴル力士というか、日馬富士とか朝青龍があんなに嫌われたかってのは、まあ、マスコミのせいね(笑

    本筋とは関係ないが、何処だったかに、中国人は文書の上で辻褄が合っていれば行動は別で気にしないという記載があって、笑った。

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    2021年10月31日
  • どの教科書にも書かれていない 日本人のための世界史

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    教科書で習った世界史とは違う視点で予想以上に興味深く読めました。
    海外 特にヨーロッパに行くと イスラムやアジア の面影?などが感じられる理由が少し分かったように思います。

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    2020年06月06日
  • 世界史のなかの満洲帝国

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    純粋な歴史書を目指す。
    支那、韓国、ロシアの成立あたりから論が始まっていて、肝心の満州帝国成立前に力尽きて放り出した。

    あかん。

    ほんまに最近頭が腐って来てる。

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    2019年02月04日
  • どの教科書にも書かれていない 日本人のための世界史

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    ネタバレ

    世界が変化するものであり、その変化の歴史を語るものが、歴史である そう、歴史というものは、そもそも不公平なものなのです。書く材料がたくさん残っている文明は、教科書の中でたくさんの分量がもらえ、古く文字資料のない地域は、考古学の発掘成果などを使って埋める外ないのです
    またレボルーションは、もともと回転や周期という意味で、横に転がって元に戻る事を指し、その主体は人間です。ところがシナの革命は天が命を革めるのであって、主語は天です

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    2017年11月25日
  • 中国美女の正体

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    お二人とも女性の中国研究家としては、有名な方です。中国美女の正体といっても、中国女性の話だけでなく、中国全体の文化論になっています。表紙がピンクで通勤電車で読むには多少恥ずかしいか?

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    2017年09月23日
  • 日本人がつくる世界史

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    この本は共著ですが、その一人である日下氏の本は今まで何冊もお世話になってきました。今回の本のタイトル「日本人がつくる世界史」に惹かれました。

    予約をして届いたらすぐに読み始めて、出張に向かう飛行機の中で読み終えてしまいました。歴史は勝者がつくる、というのは「逆説シリーズ」で有名な、井沢氏の言葉ですが、私達が世界史の授業で学んだものも、まさにその通りで、光の部分しか強調されていませんね。

    影の部分を強調して非難するのではなく、過去に置かれた環境において、その当時の人間がどのように考え、どう行動したかを知りたいものです。そして、過去の先輩の成功も失敗も本当の姿を学んで、未来に活用していきたいで

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    2015年06月28日
  • 世界史のなかの満洲帝国

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    本書を読み始めた当初、著者が言う「いま現在、存在する国家や個人にとって都合のいいように過去を解釈しなおすのは、岡田英弘にいわせれば、「悪い歴史」である。「よい歴史」というのは、史料のあらゆる情報を、一貫した論理で解釈できる説明のことである。文化の違いや個人の好みを超えて、国家の枠組みや書かれた時代を離れても、なるほどそういうことだったのかと、多数の人が納得できる普遍性をもつことが、「よい歴史」である。」という部分に疑問をもった。
    歴史研究の元ネタとなる歴史書とは本来その時代時代の施政者の都合、正当性を図るために編纂されたものでしかない。近世となり国民国家が台頭してきたからといって普遍性をもった

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    2014年08月15日
  • 世界史のなかの満洲帝国

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    満州帝国とタイトルにあるけれど、本のほとんどの部分が満州国建国以前の東アジア史が書かれているのには驚いた。確かに満州国が生まれる過程を知るのにはいいけれど、それにしても肝心の満州国の分量が足りないのではないだろうか。ただ作者も自負している通り、史実に忠実で、非常に客観的に書かれているのには好感が持てる

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    2012年05月08日