藤原ここあのレビュー一覧
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購入済み
か
蜻蛉は、双熾の異母兄弟なの?だから蜻蛉は仮面を被るようになったの?まあ、違うにせよ蜻蛉って優しいよね。感動のこの巻でこんな感想だけども…。ちよたんがんばったねえ。カルタたん好き!せつねぇ!
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購入済み
最高の癒し系漫画
全体的にとてもほのぼのしていて凄く癒されました。四コマなのでとても読みやすかったです。参謀さんがめっちゃ可愛くて凄く好きです...。二巻も購入させていただきたいと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ完結を迎えた11巻である。物語は百鬼夜行を首謀した二人にまでスポットを当てながら大団円を迎えている。
ここでの物語は、最初から述べられていたように、時間の重みが鍵となって終結を迎えている。これまで描かれた物語と、描かれなかった数千の物語が堆積し、数千回変わり得なかった結末を変えた。
タイムパラドックスで消えた第二部の物語にもまた救いを残す結末であり、まさしく大団円というべき結末だっただろう。
当初の印象からはずいぶん違った、本当にエモーショナルな物語だった。
この巻のみならず、シリーズ全体を通しての感想も重ねて、最後に星五つで評価しておきたい。良い物語を読ませていただいた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ離れ離れとなった面々が再び妖館へと集う10巻である。やや手早な展開ではあるが、やはり再集合する展開は胸熱である。
父母との関係に一つの終止符を打ち、拉致監禁された双熾を救出に行く凛々蝶がハイライトだろう。お姫様を助ける一反木綿に、一人命尽きてゆこうとする残夏を引きずり出す卍里。それぞれが皆を後押しし、再び集う展開である。
そんな中で、一人命と相対峙し行方不明となっていた蜻蛉の死が告げられることで、物語は最終巻に向けた引きとなっている。
色々と物語は終結に向けて状況を展開しているが、シリーズを通して何度も描かれた二人の関係、再び互いに出会い契りを結ぶ凛々蝶と双熾のシーンこそがこの巻の華 -
Posted by ブクログ
ネタバレ再び姿を見せた犬神命を追って思紋の元へ、そこに立つ千年桜の元へと集う8巻である。第二部完結巻であり、後半からはインタールードとして閑話の類が収録されている。
過去へと人を誘う千年桜の存在が詳らかにされ、再び23年前に戻って百鬼夜行を起こそうとする命と、そんな彼をいかにして止めるかがここでの物語の焦点だ。
力及ばず、いつも戦いの場で活躍することができなかった卍里の提言がここで大きな意義を持ったのは良い展開だったと素直に思う。彼は一度は守れなかったが、ここでは彼女だけでなく、自己犠牲を厭わない皆を守ったのだ。
展開としては、第三部へと向かうニュアンスが強い。だが、やはり星五つで評価すべき -
Posted by ブクログ
ネタバレ第二部もいよいよ展開し始めた7巻である。
記憶を取り戻した凛々蝶や記憶を残していない卍里が主役となる後半とは対照的に、物語の前半を占めたのは双熾である。
彼の告白は前回もそうであったが、あまりにセンチメンタルすぎる。その内実は文学的な風韻さえある。彼の心情の繊細さが訴えかけてくるものはあまりに切ない。
不覚にも泣かされてしまった告白だった。前後半のテンションの違いが気にはなるが、やはり星五つで評価したい巻である。
なお、サービスカット的には今回もまた配慮が十分に為された巻であった。この辺の男性向け感は、本当によく配慮が為されている。 -
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ネタバレ激動の四巻である。バトル物としての配色が薄かったこのシリーズで初の命のやり取りが起こり、悲劇的に第一部は完結を迎えている。
作者さんご本人も述べておいでだが、やはり賛否の分かれる展開だろう。三巻ののんびりとした展開と、その最後に置かれた意味深な予告、そして今回の展開という急転落下には着いていけない読者も少なからずいたはずだ。
一方で、シリーズとして見た場合、ここでの展開こそが描きたかったものであり、そのための三巻までの展開だったはずだ。十分に為された下拵えが、ループしたとしか思われない次なる物語を導いていくことが予期される。
四巻での評価は難しい。だが、ここでは星五つで評価したいとこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ双熾の来歴と嘘が詳らかになる二巻である。
ここでの物語の中心は、凛々蝶の婚約者である青鬼院蜻蛉だ。双熾の幼馴染であり、かつての主人でもあった彼の妖館への帰還により、双熾は自ら嘘を語ることを余儀なくされている。
そこで語られた彼の半生と、そこで覚えていた諸々の感情は、一巻で見せていた彼のヤンデレめいた凛々蝶への傾倒の由来を明らかにしている。その内容は文学的であると言っていい。
ここでの彼と彼女の再会は実にエモーショナルである。星五つで評価したい。
しかし、メニアックさんが言うメニアックが本当にメニアックで笑ってしまう。ここまで的確だと、残念系美人というよりも、突き抜けてる系美人とでも -
Posted by ブクログ
妖怪の先祖返り達が住まう高級マンション、「妖館」を舞台に多士済々な面々が繰り広げる、ちょっぴりハートフルなラブコメディ。
…というのが始まった当初の本作のノリであり、2年前にアニメ化された時もそんなカラーだったと記憶しています(アニメがそこで切ったのは物凄く正解だったと思う)。
それが中盤から、まさかのシリアス化。完全に予想外でした。こういう入り組んだプロットは嫌いじゃないけど、前半がそれ単体で良く出来ていただけに、これは賛否分かれそうだなー、という微妙な感想を中盤では抱きました。
だけど終わってみれば、これは見事な大団円。文句なしのハッピーエンドでした。伏線をきっちり回収し、それぞれの -
Posted by ブクログ
では、まず、藤原ここあ先生に哀悼の意を捧げる
・・・・・・黙祷終わり
しかし、何なんだろうな、『忘却の首と姫』の惣司ろう先生、『犬神姫にくちづけ』の宮田絋次先生、私が感想の書き甲斐がある、と思う作品を描いてくれる先生ばかり、早世するんだが
三十路も近づいている私だから、命は平等なんて温い事は思っていないし、人間なら死ぬときは死ぬよな、と薄く悟っちゃいる
だけど、まだ死ぬべきじゃない、イイ漫画家ばかり亡くなると、さすがに信じてもいない神様の横っ面を単行本で張り飛ばしたくなるな
教師と女生徒、不良と委員長、この組み合わせに負けないくらい、読み手のハートをキュンキュンさせてくれるカップリング、悪の幹