津久田重吾のレビュー一覧
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購入済み
リアルな分断日本
二次大戦に負けて東西に分断された日本、そして東京。東トウキョウで脱出請負人として活動する少女・エミーリャの活躍を中心に物語は展開する。鉄のカーテンの向こう側としての東日本、東トウキョウがリアルに描かれる。細かな設定も興味深く、何度読み返しても細かく作りこまれた設定に新しい発見がある。架空だが、もしかしたらこんな過去があったかもしれないと思わせてしまうような東京があると感じらえる作品だ。
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Posted by ブクログ
「国境のエミーリャ」14巻。
だいぶ、感想書いていないけど通読はしてます。とりあえず、14巻の帯にある「東西統一」という言葉に衝撃を受けました。
この作品で「東西統一」となると、それは最終巻。あるいは、そこが近いという事なので。
読んでびっくり、統一しないです。
66話〜69話の物語のキーになる要素ではあるし、この言葉をどのように国家同士の駆け引きで使用し、エミーリャたちのような一般庶民のことを考えないでいるのか、という証左にはなるとは思うのですが、この作品における「東西統一」という言葉はプロパガンダとしてとにかく強いです。
しかし、今回は画餅となってしまったわけですが、その瞬間を待ち望ん