【感想・ネタバレ】国境のエミーリャ 10のレビュー

あらすじ

愛と勇気の仮想戦後活劇、第10巻!

1963年。
世界は主義を異にする
東西に分断されている。
方やアメリカ合衆国を中心に
資本主義の旗の下に集う西側諸国。
方やソヴィエト連邦を中心に
共産主義の旗の下に集う東側諸国。
そして日本は、列島の真っ只中に
“鉄のカーテン”が降ろされた
分断国家として存在している。

杉浦エミーリャは
聳える壁によって分断された東京の東側
東トウキョウで生きる20歳。
表向きは人民食堂の給仕係をしながら、
東から西へと人々を逃がす
“脱出請負人”として活動している。

彼女はこの世界で様々な人に出会う。
厳しい検閲中でも、自分の“映画館”を守ろうとする館主。
遙かドイツから“Uボート”に乗って19年ぶりに帰郷した、
“この戦後”に納得出来ない未だ戦中を生きる帝国海軍の水兵たち。
風前の灯火の日本酒文化を残したいと願う造り酒屋。
東西融和時代に活躍するも、今はもうその存在を
ほとんど忘れ去られてしまった歌手。

この壁は誰の為のものか!?
信念は、分断を凌駕するか!?
己を貫くエミーリャの物語、第10巻に到達!!

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Posted by ブクログ

世界が一気に広がったような巻といえる。
今後はただの「脱出請負人」の物語ではなくなりそう。楽しみすぎる。
メモ)前巻まで置いてあったオタク向け漫画専門店には置いてなくて、町の大きな本屋には置いていたというのが、なんかこの作品への評価みたいなのを感じられて少し寂しい。

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2023年12月21日

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