植松努のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ子どもたちからの質問に答える形で、著者の考えが述べられているもの。
教育にかかわるものとして、考えさせられる本であった。
そして、著者が言いたいことを要約すれば、今までの日本(人口が増え、経済成長を続ける時代)では、人と同じことをすればよかった。だから、考えずに勉強して、学習したことをその通りに実行していく教育でよかった。
ところが、最近は、もうそうはいかない。今の時代は、「人と同じこと」をしているだけでは生き残っていけないからだ。
いわゆる「同調圧力」というものに屈せず、自分の夢を追い続けること、人の役に立つことを考えた方がいいこと。そのために、
・「考える力をつけること」
・「やりたいこと -
Posted by ブクログ
「夢をもつことの大切さ」を知りました。
この社会にあふれている仕事とは、簡単に言うと、「人の役に立つこと」です。
その仕事が自分に合っていないと感じたり、お金のために働いたりすると、「どのようにして人の役に立ちたいか」という本来の仕事の意味を忘れてしまいます。
そのために、小さい頃から、「夢」を思い描くことが大切です。
夢とは、消防士、警察官、教師など、具体的な職業でなくてもかまいません。
むしろ「〜して、人の役に立ちたい」という考えでいいです。
その時に、自分の「好きなこと」や「得意なこと」を生かせるといいですね。
今からでも遅くはない。
自分にとっての夢を描こうと思いました -
Posted by ブクログ
ネタバレ子ども向けに書かれている本だが、傷ついた大人にも響く。
自信がない人がどうやったら自信を持つことができるのか、実際に経験した著者の人生哲学がいっぱい詰まっている。
・「どうせ無理」という呪文が自信を殺す。
・優越感ウイルスは、人と比べること、自信ではない。
・これだけは自信がありますは、危うい。
・大切なもの(傷ついた自分)を修理すると宝ものになる。
・足りないものと足りないものを足すと自信が生まれる
・一生懸命の副作用(今だけに集中して何も考えない)
考える力を失うと「その先」が想像できなくなるので、思いやりが消えます。
・ひたすら好きなことをやり続けよう。
・やったことのないことをやっ -
Posted by ブクログ
「前向きになれる本。私もどうせ無理って言わないようにします」
すごい本に出会ったな・・と思いました。
植松さんの今まで感じてきた社会への違和感をブレずに仕事に生かしているところが心に響きました。
この本では、自分が逆の立場だったら「もうだめだ、やめよう」と感じてしまうような出来事が紹介されます。
でも、「あきらめないで工夫」しつづけるとこんなことが起こるよ、だから「どうせ無理」って思ってはいけないというメッセージが何回も表現や具体例を変えて紹介されます。私はこの本を読みすすめるうちに、今「無理」って思えていることを工夫して進められないかなという気持ちになりました。
また、この会社は「女性 -
Posted by ブクログ
「どうせ無理」という言葉をこの世からなくしたい、
そのために宇宙開発に取り組んでいるという
会社の社長さんが書いた話。
読んでよかった。元気をもらった。
ワタシは、常々宇宙飛行士という人達は、子ども
の頃の純粋な心をいつまでも持っている人達だ
と思っている。「宇宙に行きたい」という子どもの
頃の夢を捨てないで持ち続け、そのまま大人に
なって宇宙に行った人達。
彼らが宇宙の話をするとき、まるで子どもの
ように目をきらきらさせているのがその証拠。
この本を書いた植松さんからも、これと同じ
ものを感じる。
宇宙には、人をつき動かす何かがあるんじゃ
ないか…そんなことを考えた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ若いパパとママに読んでいただきたいと思います。子供の夢を摘まないように…子供の可能性を伸ばせるように…パパやママも、一度はあきらめた夢を取り戻すために、自分たちの可能性にも再チャレンジできるように…
植松氏は北海道赤平市で(株)植松電機を経営し、バッテリー式マグネット装置を製造する傍ら、ロケットの製造をしています。池井戸潤さんの『下町ロケット』のように、ロケットの部品を造っているのかと思ったら、ロケットそのものを造っているそうです。ロケットって、国を挙げて開発するモノじゃないの?って思いますよね?植松氏は、自分の価値観に従って興味が持てることを突き詰めていたら、志の高い人と出会い、追求す -
Posted by ブクログ
大学3年の息子の為に。
そろそろ就職活動が始まるので、少しでも役に立てばと思います。
今までバイトもサークル活動もせずに来た、省エネ青年です。
頼めば同居の祖母を病院へ送迎(ど田舎なので車が必要です)してくれたり、買い物を頼まれてくれたりはするのですが、自分からなにかをしようとか、やりたいということはありません。
テンションの高い激励には、最初から乗りません。
この本は激励調ではないので、テンション高いのが苦手な方でも、入って来やすいのではないでしょうか?
本来は中高生に向けて書かれた本だと思いますが、自分の読解力にさえ自信のない息子には、かえって読みやすいかもしれません。
私は読み始めて